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ip131 ITパスポート試験 平成25年度春期


ストラテジ系

問1

特定電子メールとは,広告や宣伝といった営利目的に送信される電子メールのことである。特定電子メールの送信者の義務となっている事項だけを全て挙げたものはどれか。
  a 電子メールの送信拒否を連絡する宛先のメールアドレスなどを明示する。
  b 電子メールの送信同意の記録を保管する。
  c 電子メールの送信を外部委託せずに自ら行う。
 ア a,b   イ a,b,c   ウ a,c   エ b,c

【解答】

正解:ア

重要概念
  オプトイン:特定電子メールの送信を同意すること
  オプトアウト:特定電子メールの送信を拒否すること
特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(迷惑メール防止法)-送信者義務
  オプトインしていない人への送信を禁止,オプトアウトに応じる義務等
参照:「迷惑メール防止法」

問2

ROE(Return on Equity)を説明したものはどれか。
 ア 売上高に対して在庫が何回転したかを示した指標
 イ 企業における財務活動の安全性を表した指標
 ウ 自己資本に対する収益性を表した指標
 エ 当期純利益から株主へ配当される金額の率を表した指標

【解答】

正解:ウ

アは×。商品回転率 →参照:「粗利益,商品回転率,交差比率」
イは×。安全性分析:流動比率や当座比率など
ウは○。ROE(株主資本利益率)=純利益/純資産=ROA×((純資産+負債)/純資産)
  純資産=株主資本≒自己資本
  ROEは株主から見た企業の収益性の指標になる。
エは×。配当性向=配当金支払額/当期純利益
参照:「財務・会計の基礎」

問3

企業内の経営資源を統合的に管理し,最適化することで効率的な経営活動を実現するための手法はどれか。
 ア BPR  イ ERP  ウ RFP  エ SLA

【解答】

正解:イ

アは×。イは○。
BPR(Business Process Reengineering)
ERP(Enterprise Resource Planning)
ともに似た概念であり混同して用いられているが,BPRは業務の抜本的な再構築を目的としており,ERPは問題文のように経営資源の最適管理を重視している。
参照:「BPR(業務革新)」
ウは×。RFP(Request For Proposal:提案依頼書) →参照:「システム外注の手順」
エは×。SLA(Service Level Agreement,ITサービス合意書) →参照:「SLA」

問4

システムの開発や運用を海外の事業者や海外の子会社に委託することを表す用語はどれか。
 ア オフショアアウトソーシング  イ システムインテグレータ
 ウ ファシリティマネジメント   エ ホスティング

【解答】

正解:ア

アは○。オフショアとは,岸(shore)から離(off)れたことから海外を意味する。オフショア開発とは,中国やインドにシステム開発を外注すること。オフショアアウトソーシングには海外にサーバの有用を依頼することも含まれる。 →参照:「ソフトウェアの輸入超過とオフショア開発」
イは×。システム開発の一括受託業者 →参照:「情報サービス業の規模と区分」
ウは×。施設・設備の管理サービス →参照:「ITIL」
エは×。サーバを預かり管理するサービス →参照:「運用外部委託の種類」

問5

X社のシステム部門に所属しているA氏は,自社の会計システムの再構築プロジェクトの責任者を任された。システムの再構築を,企画プロセス,要件定義プロセス,開発プロセスの順で進めるとき,企画プロセスにおけるシステム化計画の立案作業でA氏が実施する作業として,適切なものはどれか。
 ア 画面,帳票などユーザインタフェース要件を定義する。
 イ システムに対する制約条件や業務要件について,関係者の合意を得る。
 ウ 提案依頼書を作成し,ベンダ企業に提案書の提出を求める。
 エ 品質,コスト,納期の目標値と優先順位を設定する。

【解答】

正解:エ

アは×。開発プロセス
イは×。要件定義プロセス
ウは×。要件定義プロセスの成果物
  ア~ウは必ずしもプロジェクトマネージャA氏が実施するとはいえない
エは○。プロジェクト計画の基本

問6

M&Aの手段の一つであるMBOに該当するものはどれか。
 ア 親会社による子会社の買収
 イ 競合会社による買収
 ウ 経営陣による自社の買収
 エ 子会社による親会社の買収

【解答】

正解:ウ

MBO(Management Buy Out)→ウが○
  ・子会社,特定事業部門の経営者が,親会社から買収して独立する
  ・経営陣が株式を買付ることで上場廃止し敵対的買収の防衛策として利用
エは,親会社の不正株価操作や経営陣の地位固定化など弊害があり禁止されている
参照:「株式会社,株式取引,合併・買取」

問7

ある部品の生産ラインは二つの工程A.Bの順で構成されており,各工程の機械台数,部品1個の生産に要する作業時間,不良率は表のとおりである。1日の稼働時間を10時間とするとき,この生産ラインの1日の生産能力(良品が生産される数)は何個か。ここで,工程Aでの不良品は工程Bには送らないものとする。また,機械の故障時間や段取り時間,工程間の仕掛品在庫は考えないものとし,仕掛中のものは終了時間が来ても最後まで仕上げるものとする。
   工程  機械台数 作業時間/個 不良率
   A   1台   3分     5%
   B   1台   2分    10%

 ア 171  イ 180  ウ 200  エ 257

【解答】

正解:ア

・工程Aの生産個数=稼働時間/作業時間
   =10[時間]/3[分/個]=200[個]
・工程Bに送られる良品数=工程Aの生産個数×(1-不良率)
   =200[個]×0.95=190[個]
・工程Bの生産可能数=10[時間]/2[分/個]=300[個]
   →190[個]<300[個]なので,すべて生産可能
・工程Bで生産できる良品数=工程Bに送られる良品数×(1-不良率)
   =190[個]×0.90=171[個] ・・・ ア

問8

サプライチェーンマネジメントの目的はどれか。

【解答】

正解:ア

アは○。サプライチェーン・マネジメント(Enterprise Resource Planning)
イは×。BPR
ウは×。BPO
エは×。BRPあるいはERP

問9

製品Aの生産及び販売に必要な固定費は年間3,000万円である。製品Aの単価が2万円,生産及び販売に掛かる1個当たりの変動費が5,000円であるとき,製品Aの損益分岐点における販売個数は何個か。
 ア 1,500  イ 2,000  ウ 4,000  エ 6,000

【解答】

正解:イ

変動費率=変動費/売上高
   =5,000[円/個]/2[万円/個]=0.25
損益分岐点=固定費/(1-変動費率)
   =3,000[万円]/0.25=4,000[万円]
販売個数=損益分岐点/売価
   =4,000[万円]/2[万円/個]=2,000[個] ・・・イ
参照:「財務・会計の基礎」

問10

企業は,売上高の拡大や市場占有率の拡大などのマーケティング目標を達成するために,4Pと呼ばれる四つの要素を組み合わせて最適化を図る。四つの要素を組合せとして適切なものはどれか。
 ア 価格(price),製品(product),販売促進(promotion),利益(profit)
 イ 価格(price),製品(product),販売促進(promotion),流通(place)
 ウ 価格(price),製品(product),利益(profit),流通(place)
 エ 製品(product),販売促進(promotion),利益(profit),流通(place)

【解答】

問11

インターネットを利用した新たなビジネスモデルを保護する法律はどれか。
 ア 意匠法  イ 商標法  ウ 著作権法  エ 特許法

【解答】

正解:エ

ビジネス特許→参照:「特許法」

問12

社内の決済申請手続きの迅速化と省力化を狙いとして導入するシステムはどれか。
 ア MRPシステム  イ POSシステム  ウ SFAシステム  エ ワークフローシステム

【解答】

正解:エ

アは×。参照:「MRP:所要資材計画」(Materials Requirements Planning)
イは×。参照:「POSのしくみ」(Point Of Sales)
ウは×。参照:「SFAとCRM」(Sales Force Automation)
エは○。参照:「ワークフロー管理システム」(Workflow Management System)

問13

著作権の帰属に関する説明のうち,適切なものはどれか。ここで,著作権に関する特段の契約や取決めはないものとする。
 ア 映画の著作権は,その原作者だけに帰属する。
 イ 原稿がない即興の講演であっても著作権は,講演者に帰属する。
 ウ 憲法や法令,裁判所の判決の著作権は,国や地方公共団体に帰属する。
 エ 新聞連載小説の著作権は,原作者ではなく新聞社に帰属する。

【解答】

正解:イ

アは×。著作隣接権。映画製作に関与した監督,俳優,演出者なども著作権者 →参照:「著作権の概要」
イは○。著作権は発表の形式を問わない →参照:「著作権の概要」
ウは×。これらは著作権の対象外 →参照:「著作権の対象外」
エは×。新聞社と原作者は雇用関係にあるとはいえない。 →参照:「著作権の帰属」

問14

総合的品質管理(TQM又はTQC)の重要な手法の一つである方針管理の説明として適切なものはどれか。

【解答】

正解:ウ

アは×。バランススコアカード →参照:「バランススコアカード」
イは×。ベンチマーキング →参照:「ベストプラクティス」
ウは○。
エは×。TQCのQCサークルの説明で,方針管理の説明ではない。
→参照:「TQC,カイゼン運動とBPR」

問15

PCの生産などに利用されるBTOの説明として,最も適切なものはどれか。

【解答】

正解:イ

アは×。OEM(Original Equipment Manufacturing)
    委託者のブランド(仕様)で製品を生産
  ≒ODM(Original Design Manufacturing)
    委託者のブランドで製品を設計,生産
イは○。BTO(Build to Order)
ウは×。JIT(Just In Time)
エは×。セル生産方式⇔ベルトコンベア方式
参照:「生産方式関連用語」

問16

情報システムの全体最適化計画立案の際に,経営戦略との整合性を確保するために必要なこととして,最も最適なものはどれか。
 ア 現場社員からのヒアリング イ 情報システムの提案依頼書の策定
 ウ 中期経営計画書の理解   エ 独立監査人の監査報告書の閲覧

【解答】

正解:ウ

アは×。経営計画立案時あるいは具体的なシステムの検討時
イは×。システム要件定義プロセスの後
ウは○。4択のうち経営戦略を最も反映しているのは中期経営計画書
エは×。現行システムの改善には必要だが,経営戦略との直接の関係はない
参照:「情報化戦略の位置づけ」

問17

BtoEの取引に該当するものはどれか。

【解答】

正解:イ

アは×。CtoC
イは○。BtoE
ウは×。BtoB
エは×。BtoC
参照:「EC(電子商取引)」

問18

JANコードを構成するメーカコードと商品アイテムコードの設定方法として,適切なものはどれか。
    メーカコード        商品アイテムコード
 ア 公的機関に申請して取得する 公的機関に申請して取得する
 イ 公的機関に申請して取得する メーカが割り当てる
 ウ メーカが割り当てる     公的機関に申請して取得する
 エ メーカが割り当てる     メーカが割り当てる

【解答】

正解:イ

参照:「JANコード」

問19

技術開発戦略立案の作業を1~5の順で行う場合,aに当てはまるものはどれか。
  作業順番   作業項目
    1  経営戦略に関連する社内外の技術の抽出
    2  [  a  ]
    3  競争優位の構築に役立つ技術の見極め
    4  自社技術力の評価と強化分野の選定
    5  開発の優先順位決定と開発ロードマップの作成
 ア 技術開発推進体制の整備     イ 技術と環境の変化の予測
 ウ 新製品の売上,利益目標の設定  エ テストマーケティングの実施

【解答】

正解:イ

ア,ウ,エは,強化分野が決まった後である。
(ア:技術分野により適切なメンバ構成が異なる)
経営戦略関連技術の個々について将来予測をして,自社のコアコンピタンスを決める→イが○

問20

労働者派遣法に関連する記述のうち,派遣先の企業が行わなければならないことはどれか。
 ア 派遣労働者からの苦情に対する適切かつ迅速な処理
 イ 派遣労働者に対する給与や勤務時間の明示
 ウ 派遣労働者のキャリアに関する助言,指導
 エ 派遣労働者の雇用の安定を図るために必要な措置

【解答】

正解:ア

アは○。派遣元・派遣先事業主の義務
イ~エは×。派遣元事業主の義務
参照:「労働者派遣法」

問21

電子レンジ,炊飯器などの家電製品に組み込まれているコンピュータの総称として,適切なものはどれか。
 ア スーパーコンピュータ  イ パーソナルコンピュータ
 ウ マイクロコンピュータ  エ ミニコンピュータ

【解答】

正解:ウ

アは×。参照:「スーパーコンピュータの歴史」
イは×。パソコン,PCのこと
ウは○。参照:「組込みソフトウェアの概要」
エは×。参照:「オフィスコンピュータ,ミニコンピュータの歴史」

問22

事業部制組織を説明したものはどれか。

【解答】

正解:エ

アは×。マトリクス組織
イは×。職能別組織
ウは×。プロジェクトチーム
エは○。事業部制組織
参照:「代表的な組織形態」

問23

ソフトウェアライフサイクルを,企画,要件定義,開発,運用のプロセスに区分したとき,要件定義プロセスで明確にする項目はどれか。
 ア システムを開発する目的
 イ ソフトウェア構成品目ごとの機能と能力
 ウ データベースの構造
 エ 利害関係者のニーズと要望事項

【解答】

正解:エ

アは×。企画プロセス
イは×。開発プロセス
ウは×。開発プロセス
エは○。要件定義プロセス
参照:「共通フレーム」

問24

SWOT分析の説明として,適切なものはどれか。

【解答】

問25

他社に損害を与える目的で,他社のサービス名と類似したドメイン名を取得して使用するような行為を禁止している法律はどれか。
 ア 個人情報保護法
 イ 電気通信事業法
 ウ 不正アクセス行為の禁止等に関する法律
 エ 不正競争防止法

【解答】

正解:エ

アは×。参照:「個人情報保護法」
イは×。参照:「電気通信事業法」
ウは×。参照:「不正アクセス禁止法」
エは○。参照:「不正競争防止法」

問26

株主総会の決議を必要とする事項だけを,全て挙げたものはどれか。
   a 監査役を選任する。  b 企業合併を決定する。
   c 事業戦略を執行する。 d 取締役を選任する。
 ア a,b,d  イ a,c  ウ b  エ c,d

【解答】

正解:ア

a,dは○。役員(取締役・会計参与・監査役)の選任/解任は総会決議事項
bは○。合併・会社分割,株式交換は総会決議事項
cは×。役員の専行事項(所有と経営の分離)
参照:「株式会社,株式取引,合併・買取」

問27

個人情報保護法における個人情報に該当するものだけを全て挙げたものはどれか。
   a 顔がはっきり映った防犯カメラの映像
   b 従業員名が記載された人事考課表
   c 話者が判別できる通話記録の音声
 ア a,b,c  イ a,c  ウ b  エ 該当なし

【解答】

正解:ア

a,b,cのすべてが「個人を特定」できるので,個人情報に該当・・・アが○
参照:「個人情報保護法」

問28

表に示すA社の損益の変化に関する記述のうち,適切なものはどれか。
                     単位 億円
                前期    当期
   売上高         2,000  2,000
   売上原価         850   900
   販売費及び一般管理費   950   900
   営業外収益         10    20
   営業外費用         20    10

 ア 売上総利益が減って,経常利益は増減がなかった。
 イ 売上総利益は増減がなく,営業利益が減った。
 ウ 営業利益が減って,経常利益は増減がなかった。
 エ 営業利益は増減がなく,経常利益が増えた。

【解答】

正解:エ

売上総利益=売上高-売上原価
 前期=2,000-850=1,150
 当期=2,000-950=1,100
  →減少・・・ア・イは×
営業利益=売上総利益-販売費及び一般管理費
 前期=1,150-950=200
 当期=1,100-900=200
  →増減なし・・・ウは×
経常利益=営業利益+営業外利益-営業外費用
 前期=200+10-20=190
 当期=200+20-10=210
  →増加・・・ア・ウは×
エ「営業利益は増減がなく,経常利益が増えた」は○。
参照:「財務・会計の基礎」

問29

バリューエンジニアリングにおいて,価値を定義する二つの要素はどれか。
 ア 粗利と売上原価  イ 機能とコスト  ウ 計画と実績  エ 固定費と変動費

【解答】

正解:イ

VE(Value Engineering)とは,製品やサービスの「価値/コスト」の最大化を図る手法。
ここでの価値とは顧客満足度である。専門家チームによる創造的な活動により,価値を減らさずにコストを下げる,少しのコスト追加で大きな価値を生むことを目的とする。
機能定義→機能評価→代替案作成→比較・決定のプロセスで実現する。
1947年にGE社のL.D.マイルズによって開発され,1960年頃わが国に導入され,当初は工場現場で採用されたが,現在では多くの分野で活用されている。

問30

情報システムに蓄積されたデータを分析し,業務に活用することを目標としているが,社員の経験不足のために進んでいない。目標の実現に向けての優先度の高い取組みとして,最も適切なものはどれか。
 ア 分析に用いる高機能のPCを各部署に1台設置する。
 イ 分析に利用可能なデータの提供時期を早める。
 ウ 分析に利用するソフトウェアの性能を向上させる。
 エ 分析の代表事例と分析用テンプレートを提供する。

【解答】

正解:エ

「社員の経験不足」からの脱却
→経験をさせる→使いたい気持ちにさせる→簡単に使えて効果があることを示す。
・・・エが○。
(ハードウェアやソフトウェアの問題ではない)

マネジメント系

問31

IT統制は,ITに係る全般統制や業務処理統制などに分類される。全般統制はそれぞれの業務処理統制が有効に機能する環境を保証する統制活動のことをいい,業務処理統制は業務を管理するシステムにおいて承認された業務がすべて正確に処理,記録されることを確保するための統制活動のことをいう。統制活動に関する記述のうち,全般統制に当たるものはどれか。
 ア 全社で共通に用いるシステム開発規程
 イ 全社で共通に用いる人事システムの利用範囲の限定方法
 ウ 全社で共通に用いる経理システムのマスタデータの維持管理方法
 エ 全社で共通に用いる購買システムの入力エラーの修正手続

【解答】

正解:ア

全般統制:IT全般に係る統制
  アのように多くのシステムに共通な事項
業務処理統制:個別の情報システムでの統制
  イ~エのように「○○システム」を対象にした統制
参照:「財務報告の内部統制とIT(日本版SOX法)」

問32

実環境と同様のハードウェア,ソフトウェアを準備し,端末からの問合せのレスポンスタイムが目標値に収まることを検証した。このテストはどれか。
 ア システムテスト  イ ソフトウェア結合テスト
 ウ 単体テスト    エ ホワイトボックステスト

【解答】

正解:ア

レスポンスタイムは,処理に関係する複数のソフトウェアや実際のハードウェア環境により決定される。
イ~エはその一部のソフトウェアを対象にしたテストなので×。 システムテストを狭義にとらえて,運用テストや負荷テストの選択肢があれば,それが正解になるが,システムテストを広義にそれらを含む総合的なテストだとすることもある。
参照:「テストの種類・方法」

問33

システム開発プロセスには,システム要件定義,システム設計,プログラミング,テスト,ソフトウェア受入れがある。新規のシステム開発において,開発の初期の段階でシステム要件として定義するものはどれか。
 ア システムの機器構成  イ システムの開発標準
 ウ システムの対象範囲  エ システムのテスト計画

【解答】

正解:ウ

アは×。システム設計
イは×。開発プロセス以前のプロセスあるいはシステム設計
ウは○。システム要件定義
エは×。システム設計およびテスト
参照:要件定義

問34

プロジェクトの人的資源の割当てなどを計画書にまとめた。計画書をまとめる際の考慮すべき事項に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

【解答】

正解:エ

アは×。プロジェクトの経過により作業量が増減するのは当然。優先検討事項ではない。
イは×。プロジェクトの全期間を対象にする。リスクへの対応が必要
ウは×。極度の労働時間増加を防ぐために人員計画をするのだからナンセンス
エは○。

問35

ソフトウェアの受け入れ検収以降,一定期間内に発見された欠陥に対して,開発側が無償で修正を行ったり損害賠償責任を負ったりすることを何と呼ぶか。
 ア 瑕疵担保責任  イ サービスレベル契約(SLA)
 ウ システム監査  エ 予防保守

【解答】

正解:ア

アは○。開発契約書で明示する必要がある。 →参照:「情報システム・モデル取引・契約書」
イは×。瑕疵担保責任以外での欠陥や運用に関する契約 →参照:「SLA/SLM」
ウは×。システムの信頼性・安全性・効率性を評価する目的であり,責任に関する判断ではない。 →参照:「システム監査基準の概要」
エは×。保守の方法であり欠陥責任とは無関係 →参照:「運用保守の方法」

問36

プロジェクトの参加メンバが,それぞれ1対1で情報の伝達を行う必要がある。このとき,プロジェクトの参加メンバ数と情報の伝達を行うために必要な経路の数との関係に関する記述として,適切なものはどれか。
 ア 参加メンバが1人増えた場合の経路の数の増分は,元の参加メンバが多いほど大きくなる。
 イ 参加メンバが1人増えると経路の数は必ず一つ増加する。
 ウ 参加メンバ数xと経路の数yの関係は y=x! で表される。
 エ 参加メンバ数xと経路の数yの関係は y=x2 で表される。

【解答】

正解:ア

元の参加メンバがn人の場合,n人から2人を取り出す組合せの数
=n(nー1)/2
1人増えたときの増加
n+1
=(n+1)n/2-n(n-1)/2
=n・・・元の参加メンバが多いほど大 → アが○
参照:「順列・組合せ」

問37

ホワイトボックステストのテストケース作成に関係する記述のうち,適切なものはどれか。

【解答】

正解:エ

ホワイトボックステスト→プログラムの内部を対象にしたテスト
→プログラム内部を知らなくても外部仕様だけで作成可能なテストデータは×
→ア~ウは×。
エは○。分岐経路はプログラムを見ないと分からない。
参照:「テストの種類・方法」

問38

プロジェクトに関する変更項目a~cのうち,プロジェクト・スコープでの変更管理の対象項目だけを全て挙げたものはどれか。
   a 該当プロジェクト中に発生する要件に関係する関連法規の変更
   b 顧客要求事項の変更
   c プロジェクトメンバの所属部署名の変更
 ア a  イ a,b  ウ a,b,c  エ b,c

【解答】

正解:イ

スコープとは「範囲」のこと。スコープ変更が必要なるのは,対象範囲に影響を及ぼす変更が発生したときである。aとbはそれに該当するが,cは該当しない。→イが○
参照:「プロジェクトマネジメントとPMBOK」

問39

複数のプロジェクト間の調整や各プロジェクトのマネジメントを支援する組織のことをプロジェクトマネジメントオフィスという。プロジェクトマネジメントオフィスの役割に関する記述a~cのうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
   a 個々のプロジェクトに対して資金などの財政的な支援を行う。
   b 担当要員の調整など,組織の共有資源の最適化を行う。
   c プロジェクトマネージャの作業を支援する。
 ア a,b  イ a,b,c  ウ b,c  エ c

【解答】

正解:ウ

問題文からプロジェクトマネージャの作業支援,担当要員の調整を行うのは明白。b,cは○
コスト,納期,品質については,プロジェクト以前にシステム化計画で決められるので,財政的支援は権限外
参照:「プロジェクトマネジメントとPMBOK」

問40

システム開発における共通フレームの目的として,適切なものはどれか。

【解答】

正解:イ

アは×。システム管理基準
イは○。共通フレーム
ウは×。情報セキュリティ管理基準
エは×。PMBOK

問41

システム開発における保守プロセスの目的に関する説明として,次のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
 保守プロセスは,障害への対応,性能の改善などを行うために,[ a ]のシステムやソフトウェアを[ b ]すること,または変更された環境に適合させることを目的とする。
    a   b
 ア 納入前 運用
 イ 納入前 修正
 ウ 納入後 運用
 エ 納入後 修正

【解答】

正解:エ

「保守」とはシステムを改善・変更する作業→bは修正
保守プロセスは,納入されたシステム及びソフトウェア製品に対して費用対効果が高い支援を提供することを目的とする→aは納入後
参照:「共通フレーム」

問42

ソフトウェア詳細設計の結果,ソフトウェア仕様書を作成した。この結果を受けて開発の次工程を担当する者は誰か。
 ア システム監査人  イ システムの運用担当者  ウ システムの利用者  エ プログラマ

【解答】

正解:エ

詳細設計の次工程はプログラミング
参照:「システム開発のライフサイクル」

問43

翌年度であるX年4月から開始されるプロジェクトのリスク対応計画を検討している。表に示される四つのリスクが想定されている場合に,対応への優先順位が最も高いと考えられるものはどれか。ここで,優先順位についてはリスクの発生確率と影響度を考慮し,また同じ優先度であるならば対応期限が迫っているリスクをできるだけ早急に対応する,という評価を行うこととする。
    リスク    想定される   リスクの リスクが顕在化した
         リスク顕在化の時期 発生確率   場合の損失
    リスク1  X+1年4月1日  0.6   6,000万円
    リスク2    X年7月1日  0.4   9,000万円
    リスク3    X年7月1日  0.1   1,000万円
    リスク4  X+1年3月1日  0.5   7,000万円

 ア リスク1  イ リスク2  ウ リスク3  エ リスク4

【解答】

正解:イ

優先度=リスクの大きさ=発生確率×損失
  リスク1: 6,000×0.6=3,600万円・・・最大
  リスク2: 9,000×0.4=3,600万円・・・最大
  リスク3: 1,000×0.1= 100万円
  リスク4: 7,000×0.5=3,500万円
リスク1とリスク2のうち,顕在化の時期が早いのはリスク2
参照:「リスクの大きさと受容リスク」

問44

作業項目の順序関係や依存関係を表すことができ,プロジェクトのスケジュール作成において使用する図として,適切なものはどれか。
 ア アローダイアグラム  イ 管理図  ウ 特性要因図  エ パレート図

【解答】

正解:ア

参照:「グラフ」

問45

事業継続計画(BCP)における情報システムに関するファシリティマネジメントの施策のうち,大地震によってデータセンタが長期間停止することを想定した施策はどれか。
 ア サーバを高層階に配置し,津波などの浸水からサーバを保護する。
 イ データセンタ内のサーバにUPSを接続する。
 ウ データセンタ内の電源や回線などの各種設備を二重化する。
 エ データの同期を定例的に行うバックアップセンタを遠隔地に配置する。

【解答】

正解:エ

BCP(Business Continuity Plan):緊急事態に備えて中核事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために,平常時の活動や緊急時対応の方法・手段などを取り決めておく計画
ファシリティマネジメント:施設や設備の管理サービス
アは×。同一建物では地震対策にはならない
イは×。UPS(Uninterruptible Power Supply,無停電電源装置).は短時間停電には有効だが長期には役立たない
ウは×。同一センタ内では同時に不能になることがある
エは○。遠隔地が同時に地震に遭うことは稀

問46

ソフトウェアの品質特性を,機能性,使用性,信頼性,移植性などに分類した場合,機能性に該当するものはどれか。
 ア 障害発生時にデータを障害前の状態に回復できる。
 イ 仕様書どおりに操作ができ,適切な実行結果が得られる。
 ウ 他のOS環境でも稼働できる。
 エ 利用者の習熟時聞が短い。

【解答】

正解:イ

アは×。信頼性
イは○。機能性
ウは×。移植性
エは×。使用性
参照:「ISO/IEC9126(JIS X 0129) ソフトウェア製品の品質」
(この規格は ISO/IEC 25000シリーズに移行していますが,適切な資料を入手していないので,旧規格で解答しました。大きな違いはないと思います)

問47

システム監査人は,監査対象者と利害関係を有することは許されない。そのことを何と呼ぶか。
 ア システム監査人の監査能力
 イ システム監査人の実務経験
 ウ システム監査人の独立性
 エ システム監査人のプレゼンテーション能力

【解答】

正解:ウ

関係を有しない→独立→ウが○
それ以外は能力なので利害関係とは無関係
参照:「システム監査基準」

問48

ファンクションポイント法の説明はどれか。

【解答】

正解:ア

アは○。
イは×。類推法
ウは×。LOC法
エは×。標準タスク法
参照:「情報システム開発の工数把握技法」

問49

システム開発を,システム要件定義,外部設計,内部設計,プログラミングの順で進めるとき,画面のレイアウトや帳票の様式を定義する工程として,最も適切なものはどれか。
 ア システム要件定義  イ 外部設計  ウ 内部設計  エ プログラミング

【解答】

正解:イ

画面のレイアウトや帳票の様式→システムと人間とのインタフェース →関係者用の設計→外部設計
参照:「システム開発のライフサイクル」

問50

システム開発の節目ことに,プロジェクト全体に必要なコストの見積もりを行った。見積もりの精度が最も高い時点はどれか。
 ア システム化計画時  イ 設計終了時  ウ プログラミング終了時  エ 要件確定時

【解答】

正解:ウ

工程が後になるほど,見積もり精度がよくなるのは明白
システム化計画時→要件確定時→設計終了時→プログラミング終了時
参照:「システム開発のライフサイクル」
しかし,プログラミング終了時では,既に開発工程の大部分が終了しており,むしろ「見積と実績の差異」を問題にする時点である。「全体コストの見積もり」としては不適切。

問51

システム監査の実施内容に関する記述のうち,適切なものはどれか。

【解答】

正解:ウ

アは×。監査は,現状を評価することであり,改善の実施ではない。
イ・エは×。監査は,被監査部門から独立した監査人が行う。
ウは○。 参照:「システム監査基準の概要」

テクノロジ系

問52

DoS(Denial of Service)攻撃の説明として,適切なものはどれか。

【解答】

正解:ウ

アは×。なりすまし
イは×。盗聴
ウは○。参照:「DoS攻撃」
エは×。ブルートフォース攻撃,辞書攻撃 →参照:「よいパスワードの付け方」

問53

コンピュータを利用するとき,アルゴリズムは重要である。アルゴリズムの説明として,適切なものはどれか。
 ア コンピュータが直接実行な機械語に,プログラムを変換するソフトウェア
 イ コンピュータに,ある一定の目的を達成させるための処理手順
 ウ コンピュータに対する一連の動作を指示するための人工言語の総称
 エ コンピュータを使って,建築物や工業製品などの設計をすること

【解答】

正解:イ

アは×。コンパイラやアセンブラ →参照:「言語プロセッサによる翻訳」
イは○。参照:「アルゴリズム」
ウは×。プログラミング言語
エは×。CAD →参照:「CAD/CAM」

問54

スキャナで写真や絵などを読み込むときの解像度を表す単位はどれか。
 ア dpi  イ fps  ウ pixel  エ ppm

【解答】

正解:ア

アは○。dpi=dot/inch=1インチ当たりのドット数=スキャナ・プリンタの解像度
参照:「プリンタ」
イは×。fps=frame/sec=画像/秒=TVや動画の画面切り替え速度
ウは×。pixel=ピクセル(画素)
エは×。ppm=page/minute=1分に印刷できるページ数

問55

関係データベースを使い「社員」表と「部署」表を作成して社員情報を管理する。「社員」表と「部署」表に,必要に応じて設定する主キーと外部キーの適切な組合せはどれか。ここで,社員は必ず「部署」表に存在する部署に所属するものとし,社員データの追加や更新をするときには,参照制約を利用して整合性を確保するものとする。
  社員
  ┌─────┬─────┬─────┬─────┬─────┐
  │社員コード│ 社員名 │ 入社年 │生年月日 │部署コード│
  └─────┴─────┴─────┴─────┴─────┘
  部署
  ┌─────┬─────┐
  │部署コード│ 部署名 │
  └─────┴─────┘

    主キー  外部キー
「社員」表の社員コード,
「部署」表の社員コード
なし
「社員」表の社員コード,
「部署」表の社員コード
「社員」表の社員コード
「部署」表の社員コード 「社員」表の社員コード,
「部署」表の社員コード
「社員」表の社員コード 「社員」表の社員コード,
「部署」表の社員コード

【解答】

正解:イ

主キー:表での特定行を示す項目。「社員」表の社員コード,「部署」表の部署コード
外部キー:参照する他表の主キーの項目。「部署」表の社員コード
参照:「データの正規化」

問56

タッチパネルに関する記述として,適切なものはどれか。

【解答】

正解:イ

アは×。タブレット
イは○。
ウは×。タッチホイール
エは×。タッチパッド

問57

1台のCPUと1台の出力装置で構成されているシステムで,表の三つのジョブを処理する。三つのジョブはシステムの動作開始時点ではいずれも処理可能状態になっている。CPUと出力装置のそれぞれにおいて,ジョブ1,ジョブ2,ジョブ3の順に処理する。CPUと出力装置は独立して動作するが,出力処理はそれぞれのジョブのCPU処理が終了してから実施可能になる。ジョブ3の出力が完了するのは,ジョブ1の処理開始時点から何秒後か。
         CPU時間  出力時間
    ジョブ1  35秒   10秒
    ジョブ2  20秒   20秒
    ジョブ3   5秒   25秒

 ア 30  イ 45  ウ 100  エ 115

【解答】

正解:ウ

    0  5  10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90 95 100
    ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬
CPU  1111111111111111111111111111222222222222222233333333
出力                 11111111    222222222222222233333333333333333333
                                  ジョブ3出力完了時点┛

問58

システムの利用者認証技術に関する記述のうち,適切なものはどれか。

【解答】

正解:エ

アは×。シングルサインオン
イは×。バイオメトリクス(生体認証)
ウは×。マトリクス認証
エは○。
参照:「パスワード)の種類」

問59

クライアントサーバシステムにおいて,クライアント側には必要最低限の機能しか持たせず,サーバ側でアプリケーションソフトウェアやデータを集中管理するシステムはどれか。
 ア シンクライアントシステム  イ 対話型処理システム
 ウ バッチ処理システム     エ ピアツーピアシステム

【解答】

正解:ア

アは○。参照:「シンクライアント」
イは×。参照:「コンピュータの発展」
ウは×。参照:「コンピュータの発展」
エは×。参照:「LAN環境でのシステム形態」

問60

コンピュータで実行可能な形式の機械語プログラムを何と呼ぶか。
 ア オブジェクトモジュール イ ソースコード
 ウ テキストデータ     エ ロードモジュール

【解答】

正解:エ

ソースコード(C言語などで人間が記述したプログラム)は,通常はテキストデータ(TXTの形式)に作成される。ソースコードは言語コンパイラによりオブジェクトモジュール(アセンブラなどの中間言語)に翻訳され,さらに連係編集プログラムによりロードモジュール(コンピュータで実行可能な形式の機械語プログラム)に翻訳される。→参照:「言語プロセッサによる翻訳」

問61

関係データベースの「売上」表と「顧客」表を顧客コードで結合し,顧客コードでグループ化して顧客ごとの売上金額の合計を求め,売上金額の合計を降順に整列した。得られた結果の先頭レコードの顧客名はどれか。
   売上                    顧客
    伝票番号 顧客コード 売上金額(万円)   顧客コード 顧客名
    H001  K01    40        K01  井上花子
    H002  K02    80        K02  佐藤太郎
    H003  K03   120        K03  鈴木三郎
    H004  K04    70        K04  田中梅子
    H005  K01    20
    H006  K02    50

 ア 井上花子  イ 佐藤太郎  ウ 鈴木三郎  エ 田中梅子

【解答】

正解:イ

結合結果
 伝票番号 顧客コード 顧客名  売上金額(万円)
 H001  K01  井上花子   40
 H002  K02  佐藤太郎   80
 H003  K03  鈴木三郎  120
 H004  K04  田中梅子   70
 H005  K01  井上花子   20
 H006  K02  佐藤太郎   50
集計結果
 顧客名  売上金額(万円)
 井上花子   60
 佐藤太郎  130
 鈴木三郎  120
 田中梅子   70
整列結果
 顧客名  売上金額(万円)
 佐藤太郎  130    ・・・先頭レコードの顧客名は「佐藤太郎」→イが○
 鈴木三郎  120
 田中梅子   70
 井上花子   60

問62

ランサムウェアの説明として,適切なものはどれか。

【解答】

正解:イ

アは×。アンチウィルスソフト(ワクチン)
イは○。参照:「ウイルスの種類」
ウは×。OSの標準機能
エは×。IME(Input Method Editor)

問63

DRAM,ROM,SRAM,フラシュメモリのうち,電力供給が途絶えても内容が消えない不揮発性メモリはどれか。
 ア DRAMとSRAM  イ DRAMとフラシュメモリ
 ウ ROMとSRAM   エ ROMとフラシュメモリ

【解答】

正解:エ

ROM:BIOSなどシステム内部の回路などに利用。不揮発性
DRAM:メモリに利用。揮発性
SRAM:キャッシュメモリに利用。揮発性
フラシュメモリ:USBメモリなどに利用。不揮発性
参照:「半導体素子」

問64

ウイルス対策ソフトの適切な運用方法はどれか。

【解答】

正解:ウ

アは×。ウイルスシステム稼働中に侵入するので常駐させる必要がある
イは×。未対策ウイルスに感染した場合には発見できない。ときどき全体検査をして事後発見する必要がある。
ウは○。常に新しいウイルスへの対策が行われている
エは×。メール対策には有効だが,それ以外のウイルス侵入には役立たない

問65

PCの操作画面で使用されているプルダウンメニューに関する記述として,適切なものはどれか。
 ア エラーメッセージを表示したり,少量のデータを入力するために用いる。
 イ 画面に表示されている複数の選択項目から,必要なものをすべて選ぶ。
 ウ キーボード入力の際,過去の入力履歴を基に次の入力内容を予測し表示する。
 エ タイトル部分をクリックすることで選択項目の一覧表が表示され,その中から一つ選ぶ。

【解答】

正解:エ

アは×。ダイアログボックス
イは×。リストボックス
ウは×。入力補助機能
エは○。

問66

PCの起動時に動作するプログラムの種類をBIOS(Basic Input Output System),OS,常駐アプリケーションプログラムの三つに大別した場合,これらのプログラムを実行される順に並べたものはどれか。。
 ア BIOS,OS,常駐アプリケーションプログラム
 イ OS,BIOS,常駐アプリケーションプログラム
 ウ OS,常駐アプリケーションプログラム,BIOS
 エ 常駐アプリケーションプログラム,BIOS,OS

【解答】

正解:ア

1 電源を入れるとBIOSにより入出力装置の診断・設定を行う。
2 OSがハードディスクから自身を稼働させるソフトウェアをロードする。
3 常駐アプリケーションプログラムがOSに呼び出される。

問67

関係データベースの「商品」表から価格が100円以上の商品の行(レコード)だけを抽出する操作を何というか。
   商品
    商品番号  商品名  価格(円)
    S001  はさみ   200
    S002  鉛筆     50
    S003  ノート   120
    S004  消しゴム   80
    S005  定規    150

 イ 結合  イ 射影  ウ 選択  エ 和

【解答】

正解:ウ

参照:「RDBとSQL」

問68

ファイアウォール機能付きルータとハブを用いて,PC3台とインターネット対応テレビをインターネットに接続したい。全ての機器に対して,ルータのファイアウォール機能を生かせる配線として適切なものはどれか。ここで,図中の「FW」はファイアウォール機能を示す。

【解答】

正解:ア

インターネットから黒太線の経路でファイアウォール(緑四角)に達する。
ファイアウォールが防御するのは,黒太線と反対側のファイアウォールに接続されている部分(赤四角の内部)である。
PC3台とTVの全てが赤四角の内部に存在するのはアだけである。 →アが○

問69

マークアップ言語では,画面表示や印刷などを目的に,文書の内容だけでなく,文書構造やレイアウト情報,文字のフォント及びサイズなどを指定する記述を直接埋め込むことができる。このマークアップ言語に分類されるものはどれか。
 ア CASL  イ HTML  ウ SQL  エ URL

【解答】

正解:イ

アは×。情報処理技術者試験用のアセンブラ言語
イは○。Webページ記述言語。 レイアウト情報などはCSS(スタイルシート)で記述され,HTMLに直接埋め込むことがでkきる。 →参照:「HTMLとCSS」
ウは×。SQLはリレーショナルデータベース用言語 →参照:「RDBとSQL」
エは×。URLはインターネット上のファイルを指定する記述法。言語ではない。 参照:「URLの構造」

問70

コンピュータの補助記憶装置であるDVD装置の説明として,適切なものはどれか。
 ア 記録方式の性質上,CD-ROMを読むことはできない。
 イ 小型化することが難しく,ノート型PCには搭載できない。
 ウ データの読み出しにはレーザ光を,書込みには磁気を用いる。
 エ 読み取り専用のもの,繰り返し書き込むことができるものなど,複数の対応のメディアを利用できる。

【解答】

正解:エ

アは×。マルチドライブ,コンボドライブなどの名称で双方の媒体を利用できるドライブが一般的
イは×。ほとんどのノートパソコンが搭載している
ウは×。読み出し・書込みともにレーザ光
エは○。
参照:「光ディスク」

問71

情報セキュリティにおけるリスクマネジメントに関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

【解答】

正解:ウ

アは×。全社的活動→経営陣があたるべき。CRO(Chief Risk Officer)という。
イは×。全社的活動→各組織が協力してあたるべき
ウは○。
エは×。一つの基本方針(ポリシー)により,各部署が個別の目標を設定して実践
参照:「ISMSの概要」

問72

ブロードバンドルータなどに搭載されているNATの機能として,適切なものはどれか。
 ア グローバルIPアドレスとドメイン名を相互変換する。
 イ グローバルIPアドレスとメールアドレスを相互変換する。
 ウ プライベートIPアドレスとMACアドレスを相互変換する。
 エ プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互変換する。

【解答】

正解:エ

ア・イは×。DNS →参照:「DNSの概念」「電子メールが届く仕組み」
ウは×。ARP/RARP →参照:「ネットワーク層とIP」
エは○。NAT(マスカレード) →参照:「グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス」

問73

同じ容量の2台のハードディスクを使う記録方式を考える。2台をストライピングする方式と比較して,ミラーリングする方式では,記録できる情報量は何倍になるか。
 ア 0.5  イ 1  ウ 2  エ 4

【解答】

正解:ア

ストライピング(RAID 0):データを2台のディスクに分散して書き込む(処理性能の向上)
 1台のときと比較して,2倍のデータが書き込める。
ミラーリング((RAID 1):同じデータを2台のディスクに書き込む(信頼性の向上)
 同じデータを2台に書き込むので1台のときと比較して,情報量は変わらない。
参照;「RAID」

問74

図の構成で,HTTPSプロトコルを用いてブラウザとWebサーバで通信を行うとき,通信内容が暗号化される区間はどれか。

 ア ブラウザとプロキシサーバ間だけ
 イ ブラウザとWebサーバ間
 ウ プロキシサーバとルータ間だけ
 エ プロキシサーバとWebサーバだけ

【解答】

正解:イ

HTTPSは暗号化したHTTP
HTTPは,WebサーバとWebブラウザ間の通信プロトコル(中間構成に関係しない)
図は,企業などでのLAN構成におけるインターネット接続の一般形態
従ってイが○

問75

情報セキュリティに関して,可用性が損なわれた事故の例に該当するものはどれか。
 ア 停電によってシステムが停止した。
 イ ファイルの読込権限の設定を誤ったことによって,権限のない利用者にも公開された。
 ウ 不正アクセスによって,顧客との取引データが漏洩した。
 エ プログラムのバグによって,データが誤って更新された。

【解答】

正解:ア

アは○。必要な利用ができない→可用性
イは×。権限のない利用→機密性
ウは×。権限のない利用→機密性
エは×。前後で意図しない結果→完全性
参照:「情報セキュリティの3要件」

問76

[ip101-70]

共通鍵暗号方式では通信の組合せことに鍵が1個必要となる。例えばA~Dの4人が相互に通信を行う場合は,AB,AC,AD,BC,BD,CDの組合せの6個の鍵が必要である。8人が相互に通信を行うためには何個の鍵が必要か。

 ア 12  イ 16  ウ 28  エ 32

【解答】

正解:ウ

任意の2人の間で鍵が必要になるので,n人の場合,
=n(n-1)/2個となる。
検証:n=4のとき,4×3/2=6個
解答:n=8のとき,8×7/2=28個→ウが○
参照:「共通鍵暗号方式(秘密鍵暗号方式」)

問77

Webページの来訪者数カウンタなどのように,訪問者が訪れるごとに新たなページを生成する機能を実現できる仕組みはどれか。
 ア CGI  イ cookie  ウ HTML  エ SQL

【解答】

正解:ア

アは○。CGI(Common Gateway Interface):Webページとプログラムとのインターフェース
イは×。WebページからWebブラウザに情報を埋め込む仕組み
ウは×。Webページ記述言語 →参照:「マークアップ言語」
エは×。リレーショナルデータベース用言語 →参照:「プログラミング言語の発展」

問78

世界の主要な言語で使われている文字を一つの文字コード体系で取り扱うための規格はどれか。
 ア ASCII  イ EUC  ウ SJIS(シフトJIS)  エ Unicode

【解答】

問79

映像データや音声データの圧縮方式はどれか。
 ア BMP  イ GIF  ウ JPEG  エ MPEG

【解答】

正解:エ

アは×。静止画像。圧縮はしていない。
イは×。静止画像。イラスト画像の圧縮に効果的
ウは×。静止画像。写真画像の圧縮に効果的
エは○。動画像,音声,映像データの圧縮
参照:「マルチメディアと拡張子」

問80

盗難にあったPCからの情報漏えいを防止するための対策として,最も適切なものはどれか。ここで,PCのログインパスワードは十分な強度があるものとする。
 ア BIOSパスワードの導入
 イ IDS(Intrusion Detection System)の導入
 ウ パーソナルファイアウォールの導入
 エ ハードディスクの暗号化

【解答】

正解:エ

アは×。電源投入時にパスワードを要求する。
 このパソコンを使っての情報漏洩は防げるが,ハードディスクを取り出して他のパソコンで読むことだできる。
イは×。IDSは社内LAN内でのセキュリティ監視
 LAN配下にない盗難PCは監視できない。
ウは×。家庭など個人環境でのファイアウォール。その機能をもつアンチウイルスソフトもある。
 ウイルス対策であり,ハードディスクの内容取出し防止にはならない。
エは○。データが暗号化されていれば,第三者には読めない。

問81

職場でのノートPCの管理に関する記述1~4のうち,盗難防止対策として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
  1 OSのログインパスワードを設定する。
  2 PCをチェーンで施錠固定する。
  3 帰宅時は施錠可能なキャビネットに保管する。
  4 離席時にはパスワードロックを行う。
 ア 1,3  イ 2,3  ウ 2,3,4  エ 2,4

【解答】

正解:イ

情報漏洩ではなく,ハードウェアとしてのパソコン盗難対策であることに注意
1と4は×。パソコンそのものの盗難には無関係
2と3は○。

問82

排他的論理和を表す論理式はどれか。ここで,論理変数 A と B に対する排他的論理和の真理値表は次のように表される。また,AND は論理積,OR は論理和,NOT は否定を表す。
     A B 排他的論理和
     0 0   0
     0 1   1
     1 0   1
     1 1   0
 ア (A OR B) AND (A OR (NOT B))
 イ (A OR B) AND ((NOT A) OR (NOT B))
 ウ ((NOT A) OR B) AND (A OR (NOT B))
 エ ((NOT A) OR B) AND ((NOT A) OR (NOT B))

【解答】

正解:イ

    _ _   C   D _ _E  _F _   ア   イ   ウ   エ
A B  A B  AorB AorB AorB AorB  CandD CandF EandD EandF
0 0  1 1   0   1   1   1    0   0   1   1
0 1  1 0   1   0   1   1    0   1   0   1
1 0  0 1   1   1   0   1    1   1   0   0
1 1  0 0   1   1   1   0    1   0   1   0
アは×。=A
イは○。XOR(排他的論理和)
ウは×。IFF(等価演算)
エは×。=NOT A
参照:「論理演算」「論理演算の発展と回路」

問83

次の式で求まる信頼性を表す指標の説明はどれか。
    MTBF/(MTBF + MTTR)
 ア システムが故障するまでの時間の平均値
 イ システムの復旧に掛かる時間の平均値
 ウ 総時間に対してシステムが稼働している割合
 エ 総時間に対してシステムが故障している割合

【解答】

正解:ウ

MTBF(Mean Time Between Failures)平均故障間隔
MTTR(Mean Time To Repair)平均修理時間
問題文の式=稼働している時間/総時間
  =総時間に対してシステムが稼働している割合
「RAS,MTBF,MTTR」

問84

PCで電子メールを読むときに,PCにメールをサーバからダウンロードするのではなくサーバ上で保管し管理する。未読管理やメールの削除やフォルダの振り分け状態などが会社や自宅にあるどのPCからも同一に見えるようにできるメールプロトコルはどれか。
 ア APOP   イ IMAP4   ウ POP3   エ SMTP

【解答】

正解:イ

アは×。Authenticated Post Office Protocol:POP3の付帯機能でユーザ認証(パスワード)を暗号化する
イは○。
ウは×。メール受信プロトコルでPCにメールをサーバからダウンロードする
エは×。メール送信・転送プロトコル
「電子メールが届く仕組み」

中間問題(問85~問100)は省略