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ISO/IEC 25010(JIS X 25010)
システム及びソフトウェア品質モデル

キーワード

ISO/IEC 25010, JIS X 25010, システム及びソフトウェア品質モデル、ISO/IEC 25012, JIS X 25012, データ品質モデル、SQuaRE


JIS X 25010

JIS本文: http://kikakurui.com/x25/X25010-2013-01.html

ソフトウェア品質モデルの規格で、ソフトウェア製品及びシステムの品質をモデル化し規定したものです。
以前に、 JIS X 0129-3 (ISO/IEC 9126-3) がありましたが、改定してISO/IEC 25010になりました。それをJIS化したのがJIS X 25010です。

この規格および後述のJIS X 25012など総称してSQuaRE(Systems and software Quality Requirements and Evaluation)ともいいます。
 その品質特性として、
 ・利用時の品質モデル
 ・製品品質モデル
 ・データ品質モデル
があり、それぞれに品質副特性があります。

利用時の品質モデル

特定の利用者が特定の利用状況において,有効性,効率性,リスク回避性及び満足性に関して特定の目標を達成するためのニーズを満たすために,製品又はシステムを利用できる度合いのことです。

利用時の品質特性及び品質副特性

(使用性は,その規定された意味との一貫性を保つために,有効性,効率性及び満足性からなる利用時の品質の部分集合として定義される。)

製品品質モデル

製品品質特性の副特性


ISO/IEC 25012(JIS X 25012)データ品質モデル

データとは、「情報の表現であって,伝達,解釈又は処理に適するように形式化され,再度情報として解釈できるもの」と定義しています。
 ・データ処理は,コンピュータ処理以外に人手によるものも対象にする。
 ・データの物理的構成やスキーマ設計などは対象にしない。
 ・組込み機器又はリアルタイムセンサが生成するデータは対象にしない。
 この規格は,システムのライフサイクルプロセスにおけるデータの品質を維持・向上させるために、データの品質を分類し、個々の特性について例示し、品質を測定する手段などを示したものです。

データ品質モデルは,品質属性を固有の視点及びシステム依存の視点の二つの視点を考慮しています。

 固有の視点とは、データそのものに関する視点です。データを利用するとき、明示・暗黙のニーズを満足させるために,データの品質特性が本来備えている潜在力の度合いのことです。「正確であること」は代表的な固有視点の品質です。
 システム依存の視点とは、コンピュータシステム内でデータが持つべき品質のことです。「いつでも使えること」などがこれにあたります。

固有の視点

固有の視点及びシステム依存の視点