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MRP:所要資材計画

キーワード

製造業、部品展開、MRP、ERP


MRPとは

MRP(Material Requirements Planning:所要資材量計画)とは、製品を生産するために部品や資材を、いつ、いくつ発注すればよいかを計算する業務です。多くの製造業で必要になる基本的な業務です。

製品1個を生産するのに必要な部品を表にしたものを部品表といいます。下左図は部品表を図にしたものですが,製品Aには部品Bが2個,部品Cが1個必要であり,部品Bには部品Cが1個と部品Dが2個必要なことを示しています。このとき,Aを10個生産するには,CとDがどれだけ必要かというような計算です(結果は下右図)。このような計算を部品展開といいます。

実際には,
  ・毎日の製品生産量が変化する。予定が変更することもある。
  ・部品に在庫がある場合、調達(生産)量を調整する必要がある。
  ・部品調達に日数がかかる。発注には一定のロットにする必要がある。
  ・部品を製品に組み立てるために日数がかかる。
などの考慮が必要です。そのため,複雑な計算になります(図示)

MRPの発展

MRPの計算量は膨大だし,状況の変化が起こると迅速に再計算する必要があります。それで,製造業にコンピュータが導入され始めた1960年代からMRPのパッケージが普及していました。

MRPに機械・設備の必要稼動量を加えれば生産能力の計画ができるし、原価計算にも発展できます。製品の生産時期から納期までの時間を考慮すれば物流計画も取り込むことができます。取り込んだ分野と名称を掲げます。(図示)
・CRP(capacity)生産能力
・BRP(business)原価計算
・DRP(distribution)物流
・ERP(enterprize)企業全体(参照:「ERPパッケージの概要」)
(製造業では、ERPをCIM(Computer Integrated Manufacturing:コンピュータ統合生産 )ということもあります)。
このようにして,現在では企業間連携や業務統合を支援するSCM(Supply Chain Management)へと発展してきました(参照:「サプライチェーン・マネジメント」)。


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