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fe162 基本情報処理技術者試験 平成28年度秋期


テクノロジ系

[fe162-01]

8ビットのビット列の下位4ビットが変化しない操作はどれか。
 ア 16進表記0Fのビット列との排他的論理和をとる。
 イ 16進表記0Fのビット列との否定論理積をとる。
 ウ 16進表記0Fのビット列との論理積をとる。
 エ 16進表記0Fのビット列との論理積をとる。

【解答】

正解:ウ

0F→00001111→下位4ビットは1
ビットxと1との論理演算
 ↓論理演算  x→ 0      1      結果
ア(排他的論理和) 0 xor 1 = 1, 1 xor 1 = 0  →逆転する  →×
イ(否定論理積)  0 nand 1 = 1, 1 nand 1 = 0 →逆転する  →×
ウ(論理積)    0 and 1 = 0, 1 and 1 = 1  →変化しない →〇
エ(論理和)    0 or 1 = 1,  1 or 1 = 1  →すべて1になる →×
[参考:0との論理演算]
  排他的論理和  0 xor 0 = 0, 1 xor 0 = 1  →変化しない
  否定論理積   0 nand 0 = 1, 1 nand 0 = 1 →すべて1になる
  論理積     0 and 0 = 0, 1 and 0 = 0  →すべて0になる
  論理和     0 or 0 = 0,  1 or 0 = 1  →変化しない

参照:「論理演算」

[fe162-02]

ある工場では,同じ製品を独立した二つのラインA,Bで製造している。ラインAでは製品全体の60%を製造し,ラインBでは40%を製造している。ラインAで製造された製品の2%が不良品であり,ラインBで製造された製品の1%が不良品であることが分かっている。いま,この工場で製造された製品の一つを無作為に抽出して調べたところ,それは不良品であった。その製品がラインAで製造された確率は何%か。
 ア 40  イ 50  ウ 60  エ 75

【解答】

正解:エ

製品をP個製造したとする
ライン 製造数 不良率  不良品個数
 A  0.6P 2%  0.012P
 B  0.4P 1%  0.004P
合計           0.016P
全体不良品個数0.016Pのうち,ラインAによるものは0.012P
0.012P/0.016P=0.75=75% →エが○

[fe162-03]

300円の商品を販売する自動販売機の状態遷移図はどれか。ここで,入力と出力の関係を"入力/出力"で表し,入力の"a"は"100円硬貨"を,"b"は"100円硬貨以外"を示し,S0~S2は状態を表す。入力が"b"の場合はすぐにその硬貨を返却する。また,終了状態に遷移する際,出力の"1"は商品の販売を,"0"は何もしないことを示す。

【解答】

正解:ア

b(100円硬貨以外)はその硬貨を戻す→bでは状態変化はしない→エは×
100円硬貨しか使えないのだから,「2回目までは何もせず,3回目に商品を販売し,初期状態になる」ので,次の流れになる。
 (初期状態)a/0(状態変化)a/0(状態変化)a/1─┐
   ↑                         │
   └─────────────────────────┘

アは○。S0=初期状態,S1=100円たまった状態,S2=200円たまった状態
イは×。a/0が1回,a/1が2回
ウは×。2回目で販売してしまう。「初期状態で100円入っていて商品がでてから100円を入れる」販売機である。
参照:「オートマトンと状態遷移図」

[fe162-04][fe142-03]

32ビットで表現できるビットパターンの個数は,24ビットで表現できる個数の何倍か。
 ア 8  イ 16  ウ 128  エ 256

【解答】

正解:エ

Nビットで表現できるビットパターンの個数=2
32/224=232-24=2=256・・・エが○
参照:「数値単位と物理単位」

[fe162-05]

標本化,符号化,量子化の三つの工程で,アナログをディジタルに変換する場合の順番として,適切なものはどれか。
 ア 標本化,量子化,符号化  イ 符号化,量子化,標本化
 ウ 量子化,標本化,符号化  エ 量子化,符号化,標本化

【解答】

正解:ア

音声を例にする。
標本化:連続のアナログデータから一定時間などで標本を取り出す。
量子化:各標本の音の強弱を整数値などで近似する。
符号化:量子化による整数値などをビットに対応づける。
標本化→量子化→符号化の順 アが○
参照:「マルチメディアと拡張子」

[fe162-06]

2分探索木になっている2分木はどれか。

【解答】

正解:イ

2分探索木の条件:節の左部分木は節より小,右部分木は節より大
赤の部分が誤り

参照:「木構造」

[fe162-07][fe071-15]

整数x, y(x>y≧ 0) に対して,次のように定義された関数 F(x,y) がある。F(231,15) の値は幾らか。ここで, x mod y は xをyで割った余りである。
         ┌ x          (y = 0 のとき)
    F(x, y) = ┤
         └ F(y, x mod y)   (y > 0 のとき)

 ア 2   イ 3   ウ 5   エ 7

【解答】

正解:イ

F(231,15)=F(15, 231 mod 15)=F(15, 6)
F(15,6)=F(15, 15 mod 6)=F(6, 3)
F(6,3)=F(3, 6 mod 3)=F(3, 0)
F(3, 0)=3→イ
最大公約数を求める「ユーグリッドの互除法」
 231=3×7×11
 15=3×5

参照:「ユークリッドの互除法」「再帰アルゴリズム」

[fe162-08][fe121-09]

Web環境での動的処理を実現するプログラムであって,Webサーバだけで動作するものはどれか。
 ア JavaScript  イ Javaアプレット  ウ Javaサーブレット  エ VBScript

【解答】

正解:ウ

アは×。HTMLのスクリプト言語。ブラウザで実行
イは×。Java言語で作成した小さなプログラム。クライアントにダウンロードして実行
ウは○。「サーバ」+「アプレット」
エは×。マイクロソフト開発のVisual Basicのサブセットであるスクリプト言語
参照:「プログラミング言語の発展」

[fe162-09][fe151-09][fe131-10][≒fe072-26]

主記憶のデータを図のように参照するアドレス指定方式はどれか。

 ア 間接アドレス指定  イ 指標アドレス指定
 ウ 相対アドレス指定  エ 直接アドレス指定

【解答】

正解:ア

直接にアドレス25を指定しているのであれば直接アドレス指定であるが,そのアドレス25の「25」をデータとして持っているアドレス20を指定することにより,間接的にアドレス25を指定している→間接アドレス指定・・・アが○
参照:「アドレス指定方式」

[fe162-10]

CPUにおける投機実行の説明はどれか。

  • ア 依存関係にない複数の命令を,プログラム中での出現順序に関係なく実行する。
  • イ パイプラインの空き時間を利用して二つのスレッドを実行し,あたかも二つのプロセッサであるかのように見せる。
  • ウ 二つ以上のCPUコアによって複数のスレッドを同時実行する。
  • エ 分岐命令の分岐先が決まる前に,あらかじめ予測した分岐先の命令の実行を開始する。

【解答】

正解:エ

アは×:アウトオブオーダ実行
イは×:マルチスレッド
ウは×:マルチプロセッサ
エは○:投機実行

[fe162-11]

1Mバイトのメモリを図のようにMPUに接続するとき,最低限必要なアドレスバスの信号線の本数 n はどれか。ここで,メモリにはバイト単位でアクセスするものとし,1Mバイトは1,024kバイト,1kバイトは1,024バイトとする。
    ┌─────────┐       ┌──────┐
    │MPU      │       │メモリ   │
    │         │       │      │
    │        ┌├───────┤An-1    │
    │        │├───────┤An-2    │
    │        │├───────┤An-3    │
    │  アドレスバス┤│   :   │      │
    │        │├───────┤A2     │
    │        │├───────┤A1     │
    │        └├───────┤A0     │
    │         │       │      │
    │    データバス┝━━━━━━━┥D0~D7   │
    └─────────┘       └──────┘

 ア 18  イ 19  ウ 20  エ 21

【解答】

正解:ウ

メモリの容量は1Mバイト=1,028×1,028=210×210=220バイト
バス1本が送る情報は,0または1の2通りだから,n本で2nのアドレスを指定できる。
n≧220 ∴ n≧20 →ウが○
参照:「CPUの仕組み」

[fe162-12]

データを分散して複数の磁気ディスクに書き込みことによって,データ入出力の高速化を図る方式はどれか。
 ア ストライピング  イ スワッピング  ウ ディスクキャッシュ  エ ミラーリング

【解答】

正解:ア

アは○。ストライピング:RAID0。問題文の通り
イは×。スワッピング:仮想記憶方式における実記憶と仮想記憶の間のデータ移動
ウは×。ディスクキャッシュ:メモリと磁気ディスクの間に置く緩衝記憶装置
エは×。ミラーリング:RAID1.2つの磁気ディスクに同じデータを書き込む

[fe162-13][fe122-13]

3層クライアントサーバシステム構成で実現したWebシステムの特徴として,適切なものはどれか。

  • ア HTMLで記述されたプログラムをサーバ側で動作させ,クライアントソフトはその結果を画面に表示する。
  • イ 業務処理の変更のたびに,Webシステムを動作させるための業務処理用アプリケーションを配布し,クライアント端末にインストールする必要がある。
  • ウ 業務処理はサーバ側で実行し,クライアントソフトはHTMLの記述に従って,その結果を画面に表示する。
  • エ クライアント端末には,サーバ側からのHTML要求を待ち受けるサービスを常駐させておく必要がある。

【解答】

正解:ウ

アは×。2層のクライアントサーバシステム(サーバサイドシステム)
イは×。2層のクライアントサーバシステム(クライアントサイドシステム)
ウは○。MVC構成→「HTMLクライアント」
エは×。専用リアルタイムシステム,あるいは,WebSocket(注)
(注)WebSocketとは,サーバとクライアントが一度コネクションを行った後は,必要な通信を全てそのコネクション上で専用のプロトコルを用いて行う方式。
参照:「LAN環境でのシステム形態」

[fe162-14]

ロードバランサを使用した負荷分散クラスタ構成と比較した場合の,ホットスタンバイ形式によるHA(High Availability)クラスタ構成の特徴はどれか。

  • ア 稼働している複数のサーバ間で処理の整合性を取らなければならないので,データベースを共有する必要がある。
  • イ 障害が発生すると稼働中の他のサーバに処理を分散させるので,稼働中のサーバの負荷が高くなり,スループットが低下する。
  • ウ 処理を均等にサーバに分散できるので,サーバマシンが有効に活用でき,将来の処理量の増大に対して拡張性が確保できる。
  • エ 待機系サーバとして同一仕様のサーバが必要になるが,障害発生時には待機系サーバに処理を引き継ぐので,障害が発生してもスループットを維持することができる。

【解答】

正解:エ

アは×。ホットスタンバイでは待機系は常に稼働系と同期をとっているので,整合性を取る必要はない。
イは×。負荷分散クラスタ構成の特徴
ウは×。負荷分散クラスタ構成の特徴
エは○。正しい
参照:「システム構成」

[fe162-15]

2台のコンピュータを並列に接続して使うシステムがある。それぞれのMTBFとMTTRを次の表に示す。どちらか1台が稼働していればよい場合,システム全体の稼働率は何%か。
    ┌───────┬─────┬─────┐
    │       │ MTBF │ MTTR │
    ├───────┼─────┼─────┤
    │コンピュータ1│480時間│ 20時間 │
    ├───────┼─────┼─────┤
    │コンピュータ2│950時間│ 50時間 │
    └───────┴─────┴─────┘

 ア 91.2  イ 95.5  ウ 96.5  エ 99.8

【解答】

正解:エ

稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)
コンピュータ1の稼働率R1=480/(480+20)=0.96
コンピュータ2の稼働率R2=950/(950+50)=0.95
並列での稼働率R=1-(1-R1)×(1-R2)
  =1-0.04×0.05=0.998 →エが○
参照:「RAS,MTBF,MTTR」「システムの信頼性」

[fe162-16]

ある時間帯でのジョブの処理状況を計測したところ,次のとおりであった。どのような状況になっているか。
〔ジョブの処理状況〕
(1)多重度3でジョブを実行する。
(2)ジョブは5分間隔で発生し,実行時間は多重度に依存せず20分である。
(3)各ジョブは実行終了後にスプーリング機能を利用して印刷し,印刷時間は15分である。
(4)プリンタは2台使用する。
 ア 印刷待ちだけが増加している。
 イ 実行待ちだけが増加している。
 ウ 実行待ちと印刷待ちが増加している。
 エ 実行待ちも印刷待ちも発生していない。

【解答】

正解:ウ

到着間隔,サービス時間が一定なので,「待ち行列」の公式は不要
「ρ=λ/μ>1なら待ち行列が無限大になる」ことだけで解ける。
実行:ジョブ到着時間=5分,平均ジョブ処理時間=20/3=6.6分
  ∴ 到着時間<平均処理時間 →実行待ちジョブは増加
印刷:プリンタジョブ到着時間=(実行ジョブが対象なので)平均ジョブ処理時間=6.6分
  平均プリント時間=15/2=7.5分
  ∴ 到着時間<平均処理時間 →印刷待ちジョブは増加
→実行待ちジョブ,印刷待ちジョブ共に増加 →ウが○

[fe162-17][fe121-21][su05-02]

仮想記憶システムにおいて主記憶の容量が十分でない場合,プログラムの多重度を増加させるとシステムのオーバヘッドが増加し,アプリケーションのプロセッサ使用率が減少する状態を表すものはどれか。
 ア スラッシング  イ フラグメンテーション  ウ ページング  エ ボトルネック

【解答】

正解:ア

アは○。参照:「仮想記憶方式」
イは×。参照:「磁気ディスクの断片化とデフラグ」
ウは×。参照:「仮想記憶方式」
エは×。隘路のこと。スケジュールではこの解決を重点に行う。

[fe162-18]

マルチプログラミングにおけるプロセスの切替え手順を示した図において,OSの処理a~cとして,適切な組合せはどれか。
      プロセスAの状態   OSの処理  プロセスBの状態
    ┌─────────┐       ┌───────┐
    │    ┃実行状態│       │  :    │
    │    ┃    │       │  :    │
    │割込み→┗────┼───┐   │  :    │
    │    :    │ ┌─┴─┐ │  :    │
    │    :    │ │ a │ │  :実行可能│
    │    :    │ └─┬─┘ │  : 状態 │
    │    :    │ ┌─┴─┐ │  :    │
    │    :    │ │ b │ │  :    │
    │    :実行可能│ └─┬─┘ │  :    │
    │    : 状態 │ ┌─┴─┐ │  :    │
    │    :    │ │ c │ │  :    │
    │    :    │ └─┬─┘ │  :    │
    │    :    │   └───┼─→┓    │
    │    :    │       │  ┃実行状態│
    │    :    │       │  ┃    │
    └─────────┘       └───────┘

 ┌─┬───────┬───────┬───────┐
 │ │   a   │   b   │   c   │
 ├─┼───────┼───────┼───────┤
 │ア│実行状態の回復│プロセスの選択│実行状態の退避│
 ├─┼───────┼───────┼───────┤
 │イ│実行状態の退避│実行状態の回復│プロセスの選択│
 ├─┼───────┼───────┼───────┤
 │ウ│実行状態の退避│プロセスの選択│実行状態の回復│
 ├─┼───────┼───────┼───────┤
 │エ│プロセスの選択│実行状態の回復│実行状態の退避│
 └─┴───────┴───────┴───────┘

【解答】

正解:ウ

次の順序になる →ウが○
 実行状態の退避:プロセスAの現在の情報をスタックに退避して,実行可能状態にする。
→プロセスの選択:割込をしたプロセスBをスタックから選択して
→実行状態の回復:プロセスBの情報をスタックから復元してプロセスBを実行可能状態から実行状態にする。
参照:「タスク管理」「オートマトンと状態遷移図」

[fe162-19][fe111-21]

LRUアルゴリズムで,ページ置換えの判断基準に用いられる項目はどれか。
 ア 最後に参照した時刻     イ 最初に参照した時刻
 ウ 単位時間当たりの参照顔度  エ 累積の参照回数

【解答】

正解:ア

LRU(Least Recentry Used):参照されてからの経過時間が最も長いページをページアウト→ア
FIFO(First In First Out):最も以前にページインされたページをページアウト
参照:「仮想記憶方式」

[fe162-20]

格納アドレスが1~6の範囲の直接編成ファイルにおいて,次の条件でデータを格納した場合,アドレス1に格納されているデータのキー値はどれか。
〔条件〕

  • (1)キー値が3,4,8,13,14,18の順でデータを格納する。
  • (2)データのキー値を5で割った余りに1を加えた値を格納アドレスにする。
  • (3)格納アドレスに既にデータがある場合には,次のアドレスに格納する。これを格納できるまで繰り返す。最終アドレスの次は先頭とする。
  • (4)初期状態では,ファイルは何も格納されていない。

ア 8  イ 13  ウ 14  エ 18

【解答】

正解:イ

   処 理     格納アドレスの値
(1)(2)(3) 1 2 3 4 5 6
 3  4  -        3
 4  5  -        3 4
 8  4  6        3 4 8
 13  4  1  13     3 4 8
 14  5  2  13 14   3 4 8
 18  4  3  13 14 18 3 4 8
          └→イが○

[fe162-21][fe121-25][fe101-23]

7セグメントLED点灯回路で,出力ポートに16進数で6Dを出力したときの表示状態はどれか。ここで,P7を最上位ビット(MSB),P0を最下位ビット(LSB)とし,ポート出力が1のとき, LEDは点灯する。

【解答】

正解:ウ

6D16=011011012
P7=0 → Dtは消灯
P6=1 → gは点灯
P5=1 → fは点灯
P4=0 → eは消灯
P3=1 → dは点灯
P2=1 → cは点灯
P1=0 → bは消灯
P0=1 → aは点灯
点灯する個所:gfdca → ウが○

[fe162-22][fe141-20][≒fe072-16]

メモリセルにフリップフロップ回路を利用したものはどれか。
 ア DRAM   イ EEPROM   ウ SDRAM   エ SRAM

【解答】

正解:エ

アは×。DRAMはコンデンサを用い安価だが低速。リフレッシュが必要
イは×。EEPROMは書込みも可能。この改良がフラッシュメモリに
ウは×。SDRAMはDRAMを高速化。パソコンのメモリに使用
エは○。SRAMはフリップフロップを利用。高価だが高速。
参照:「半導体素子」

[fe162-23]

真理値表に示す3入力多数決回路はどれか。
       入 力   出力
      A B C  Y
      0 0 0  0
      0 0 1  0
      0 1 0  0
      0 1 1  1
      1 0 0  0
      1 0 1  1
      1 1 0  1
      1 1 1  1

【解答】

正解:ア

図のように,回路出口に①~④の記号を付ける

  A B C   ①    ②     ③     ④     Y
ア        A and B  B and C  C and A  ① or ②   ③ or ④
  0 0 0   0    0     0     0     0
  0 0 1   0    0     0     0     0
  0 1 0   0    0     0     0     0
  0 1 1   0    1     0     1     1
  1 0 0   0    0     0     0     0
  1 0 1   0    0     1     0     1
  1 1 0   1    0     0     1     1
  1 1 1   1    1     1     1     1    アが〇
イ        A xor B  B xor C  C xor A  ① or ②   ③ or ④
  0 0 0   0    0     0     0     0
  0 0 1   0    1     1     1     1
  0 1 0   1    1     0     1     1
  0 1 1   1    0     1     1     1
  1 0 0   1    0     1     1     1
  1 0 1   1    1     0     1     1
  1 1 0   0    1     1     1     1
  1 1 1   0    0     0     0     0
ウ        A or B  B or C   C or A   ① and ②  ③ nand ④
  0 0 0   0    0     0     0     1
  0 0 1   0    1     0     0     1
  0 1 0   1    1     0     1     1
  0 1 1   1    1     1     1     0
  1 0 0   1    0     1     0     1
  1 0 1   1    1     1     1     0
  1 1 0   0    0     0     0     0
  1 1 1   1    1     1     1     0
エ        A xor B  B xor C  C xor A  ① and ②  ③ nand ④
  0 0 0   0    0     0     0     1
  0 0 1   0    1     1     0     1
  0 1 0   1    1     0     1     1
  0 1 1   1    0     1     0     1
  1 0 0   1    0     1     0     1
  1 0 1   1    1     0     1     1
  1 1 0   0    1     1     0     1
  1 1 1   0    0     0     0     1

ア~エのすべてにおいてA,B,Cが対象なことに留意すれば,上のように全組合せを検討せずに,
 A=0,B=0,C=0 → Y=0?
 A=1,B=0,C=0 → Y=0?
の2組だけで正誤を判定することができる。
  参照:「論理演算と回路」

[fe162-24][fe112-28][fe082-42]

次のような注文データが入力されたとき,注文日が入力日以前の営業日かどうかを検査するために行うチェックはどれか。
   注文データ
   ┌────┬────┬─────┬────┬─────┐
   │伝票番号│ 注文日 │商品コード│ 数量 │顧客コード│
   │(文字)│(文字)│ (文字) │(数値)│ (文字) │
   └────┴────┴─────┴────┴─────┘

 ア シーケンスチェック イ 重複チェック ウ フォーマットチェック エ 論理チェック

【解答】

正解:エ

アは×。シーケンスチェック(順番検査):入力データが一定の順番に並んでいることのチェック
イは×。重複チェック:既に同じデータが存在しないことののチェック
ウは×。フォーマットチェック(書式検査):項目の桁数が正しいこと,数字項目の欄に文字がないことのチェック
エは○。論理チェック:日付として正しいか休日ではないかなど,論理的なチェック
参照:「テストの種類・方法」

[fe162-25][fe112-29][fe092-30]

音声のサンプリングを1秒間に11,000回行い,サンプリングした値をそれぞれ8ビットのデータとして記録する。このとき,512×106 バイトの容量をもつフラッシュメモリに記録できる音声の長さは,最大何分か。
 ア 77  イ 96  ウ 775 エ 969

【解答】

正解:ウ

1秒のデータ量=サンプリング回数×標本の大きさ
 =11,000[サンプル/秒]×8[ビット/サンプル]/8[ビット/バイト]
 =11,000[バイト/秒]
記録時間=メモリの容量/1秒のデータ量
 =512×106[バイト]/11,000[バイト/秒]
 =46545[秒]=775.8[分] ・・・ウ

[fe162-26][fe121-28]

E-R図に関する記述として,適切なものはどれか。
 ア 関係データベースの表として実装することを前提に作成する。
 イ 業務で扱う情報をエンティティ及びエンティティ間のリレーションシップとして表現する。
 ウ データの生成から消滅に至るデータ操作を表現できる。
 エ リレーションシップは,業務上の手順を表現する。

【解答】

正解:イ

アは×。実際にはそれが多いが,他のデータベースにも有用だし,実装よりも共通認識のために使うこともある。イとの関係で×とする。
イは○。E(エンティティ),R(リレーションシップ)
ウは×。DFD
エは×。エンティティ間の関連
参照:「ERモデル」

[fe162-27]

6行だけから成る「配送」表において成立している関数従属はどれか。ここで,X→Yは,XはYを関数的に決定することを表す。
  「配送」
   配送日  部署ID  部署名   配送先  部品ID  数量
  2016-08-21  300  第二生産部 秋田事業所  1342   300
  2016-08-21  300  第二生産部 秋田事業所  1342   300
  2016-08-25  400  第一生産部 名古屋工場  2346   300
  2016-08-25  400  第一生産部 名古屋工場  2346  1,000
  2016-08-30  500  研究開発部 名古屋工場  2346    30
  2016-08-30  500  研究開発部 川崎事業所  1342    30
 ア 配送先→部品ID イ 配送日→部品ID ウ 部署ID→部品ID エ 部署名→配送先

【解答】

正解:ア

関数従属とは,「ある属性が定まると他の属性が定まるという関係」。
アは○。秋田事業所→1342,名古屋工場→2346,川崎事業所→1342 →アが○
イは×。2016-08-30では2346と1342がある
ウは×。500では2346と1342がある
エは×。研究開発部では名古屋工場と川崎事業所がある

[fe162-28]

関係代数の演算のうち,関係R,Sの直積(R×S)に対応するSELECT文はどれか。ここで,関係R,Sを表R,Sに対応させ,表R及びSにそれぞれ行の重複はないものとする。
 ア SELECT * FROM R,S
 イ SELECT * FROM R EXCEPT SELECT * FROM S
 ウ SELECT * FROM R UNION SELECT * FROM S
 エ SELECT * FROM R INTERSECT SELECT * FROM S

【解答】

正解:ア

アは○。直積(×)
イは×。差集合(-):R表にあり,S表にない行を返す
ウは×。和集合(∪):直積から重複を除去した行を返す
エは×。共通集合(∩):R表とS表に共通する行を返す
参照:「RDBの基本操作とSQL」

[fe162-29]

「社員」表と「部門」表に対し,次のSQL文を実行したときの結果はどれか。
    SELECT COUNT(*) FROM 社員, 部門
      WHERE 社員.所属 = 部門.部門名 AND 部門.フロア = 2
   社員             部門
    社員番号  所属       部門名   フロア
     11001  総務       企画     1
     11002  経理       総務     1
     11003  営業       情報システム 2
     11004  営業       営業     3
     11005  情報システム   経理     2
     11006  営業       法務     2
     11007  企画       購買     2
     12001  営業
     12002  情報システム
 ア 1  イ 2  ウ 3  エ 4

【解答】

正解:ウ

SQL文の意味
  社員表の所属と部門表の部門名をキーとして2つの表を結合する
  そのうち,フロアが2階の行を取り出す
  取り出した行数を求める
取り出した表
 社員番号  所属     フロア
  11001  総務      1
  11002  経理      2 ─┐
  11003  営業      3  │
  11004  営業      3  │
  11005  情報システム  2 ─┼─3つ →ウが〇
  11006  営業      3  │
  11007  企画      1  │
  12001  営業      3  │
  12002  情報システム  2 ─┘

[fe162-30][≒fe091-35]

トランザクションTはチェックポイント取得後に完了したが,その後にシステム障害が発生した。データベースをトランザクションTの終了直後の状態に戻すために用いられる復旧技法はどれか。ここで,チェックポイントの他に,トランザクションログを利用する。
 ア 2相ロック イ シャドウページ ウ ロールバック エ ロールフォワード

【解答】

正解:エ

  • アは×。2相ロック:アクセスが必要な都度ロックをかけ,すべての処理が正常完了したときにロックを解除する。トランザクションTの処理内での排他制御。
  • イは×。シャドウページ法:トランザクションは処理用に,データベースの一部をコピーして,このコピーを使って処理を行なう。エラー発生時はコピーを削除。正常終了時にはデータをコピーに置き換える。トランザクション処理前後での整合性の確保
  • ウは×,エは〇。更新中の障害=ロールバック,完了後の障害=ロールフォワード
    参照:「バックアップとリカバリー」

[fe162-31]

二つのLANセグメントを接続する装置Aの機能をTCP/IPの階層モデルで表すと図のようになる。この装置Aはどれか。

 ア スイッチングハブ  イ ブリッジ  ウ リピータハブ  エ ルータ

【解答】

正解:エ

ネットワーク層での接続→ルータ→エが〇
スイッチングハブにはルータ機能を持つものもあるが,多様なので,ルータのほうが適切
参照:「LANの接続機器」

[fe162-32]

TCP/IPネットワークにおいて,IPアドレスを動的に割り当てるプロトコルはどれか。
 ア ARP  イ DHCP  ウ RIP  エ SMTP

【解答】

正解:イ

アは×。ARP:IPアドレスからMACアドレスを取得する
イは〇。DHCP:設問文の通り
ウは×。RIP:ルーティングの打切り制御
エは×。SMTP:電子メールの送信・転送

[fe162-33][fe122-36]

2台のPCにIPv4アドレスを割り振りたい。サブネットマスクが 255.255.255.240 のとき,両PCのIPv4アドレスが同一ネットワークに所属する組合せはどれか。
 ア 192.168.1.14 と 192.168.1.17  イ 192.168.1.17 と 192.168.1.29
 ウ 192.168.1.29 と 192.168.1.33  エ 192.168.1.33 と 192.168.1.49

【解答】

正解:イ

サブネットマスクが 240= 1111 0000 だからホスト部は4ビット
同一ネットワークに所属するには,IPアドレスの末尾5ビット目より前が同じ値になることが必要
ア        イ        ウ        エ
14 0000 1110   17 0001 0001   29 0001 1101   33 0010 0001
17 0001 0001   29 0001 1101   33 0010 0001   49 0011 0001
   ×        ○        ×        ×

なお,0001 0000 はネットワークアドレス,0001 1111はブロードキャストアドレスなのでPCに割り振ることはできないが,イの場合はそれではないので○になる。
参照:「IPアドレス」

[fe162-34]

図はNTPによる時刻合わせの基本的な仕組みを表している。NTPサーバからの応答には,NTPサーバでの問合せ受信時刻と,応答送信時刻が含まれており,PCは図に示した四つの時刻からサーバ時刻とのずれを計算する。このとき,PCの内部時計はNTPサーバの時計と比べてどれだけずれているか。ここで,伝送遅延は問合せと応答で等しいものとする。また,図中の時刻は,PCとNTPサーバのそれぞれの内部時計の時刻であり,aa:bb:cc.dddddd は aa時bb分cc.dddddd秒 (ddddddはマイクロ秒)を表す。

 ア 100マイクロ秒進んでいる。 イ 200マイクロ秒進んでいる。
 ウ 500マイクロ秒進んでいる。 エ 700マイクロ秒進んでいる。

【解答】

正解:イ

PCの動作時間=900-100=800μ秒
サーバの動作時間=400-200=200μ秒
問合せと応答に要する時間=800-200=600μ秒
問合せに要する時間=600/2=300μ秒
サーバの問合せ受信時刻=200μ秒
真のPCの問合せ発信時刻=200-300=-100μ秒のはず
PCの時計は100μ秒であった。→200μ秒進んでいる →イが○

[fe162-35]

地上から高度約36,000kmの静止軌道衛星を中継して,地上のA地点とB地点で通信をする。衛星とA地点,衛星とB地点の距離がどちらも37,500kmであり,衛星での中継による遅延を10ミリ秒とするとき,Aから送信し始めたデータがBに到達するまでの伝送遅延時間は何秒か。ここで,電波の伝搬速度は3×108m/秒とす る。
 ア 0.13  イ 0.26  ウ 0.35  エ 0.52

【解答】

正解:イ

A→衛星の遅延時間=距離/速度
=37.5×106[m]/3×108[m/秒]
=12.5×10-2[秒]=0.125[秒]
求める時間=往復遅延時間+中継遅延時間
=2×0.125[秒]+10-3[秒]
=0.26[秒] →イが〇

[fe162-36]

人間には読み取ることが可能でも,プログラムでは読み取ることが難しいという差異を利用して,ゆがめたり一部を隠したりした画像から文字を判読させ入力させることで,人間以外による自動入力を排除する技術はどれか。
 ア CAPTCHA  イ QRコード  ウ 短縮URL  エ トラックバック

【解答】

正解:ア

アは○。CAPTCHA:問題文の通り
イは×。QRコード:2次元のコード
ウは×。短縮URL:元のURLを短い文字列のURLに対応させる仕組み
エは×。トラックバック:ブログでのコメントの一つ

[fe162-37][fe141-39]

情報セキュリティにおける「完全性」を脅かす攻撃はどれか。
 ア Webページの改ざん
 イ システム内に保管されているデータの不正コピー
 ウ システムを過負荷状態にするDoS攻撃
 エ 通信内容の盗聴

【解答】

正解:ア

情報セキュリティ=CIA
・機密性:不正利用ができない=イ・エは×
・完全性:正規の処理以外で内容を変えることができない=アが○
・可用性:正当な利用者が必要なときに利用できる=ウは×
参照:「機密性・完全性・可用性」

[fe162-38][fe141-36][fe112-41][ad071-46][fe071-66]

メッセージ認証符号におけるメッセージダイジェストの利用目的はどれか。
 ア メッセージが改ざんされていないことを確認する。
 イ メッセージの暗号化方式を確認する。
 ウ メッセージの概要を確認する。
 エ メッセージの秘匿性を確保する。

【解答】

正解:ア

メッセージ認証符号=単純にいえば暗号文のこと
メッセージダイジェスト=単純にいえばハッシュ値のこと
すなわち,KPIでのハッシュ値で何ができるかを聞いている
・送信者の認証
・改ざんの発見・・・ア
参照:「ハイブリッド暗号方式」

[fe162-39]

PKIにおける認証局が,信頼できる第三者機関として果たす役割はどれか。
 ア 利用者からの要求に対して正確な時刻を返答し,時刻合わせを可能にする。
 イ 利用者から要求された電子メールの本文に対して,ディジタル署名を付与する。
 ウ 利用者やサーバの公開鍵を証明するディジタル証明書を発行する。
 エ 利用者やサーバの秘密鍵を証明するディジタル証明書を発行する。

【解答】

正解:ウ

アは×。NTP
イは×。ディジタル署名は送信者が行う
ウは○。エは×。認証局が認証するのは公開鍵。秘密鍵は本人しか知らない。

[fe162-40][≒fe141-38]

ICカードとPINを用いた利用者認証における適切な運用はどれか。

  • ア ICカードによって個々の利用者を識別できるので,管理負荷を軽減するために全利用者に共通のPINを設定する。
  • イ ICカード紛失時には,新たなICカードを発行し,PINを再設定した後で,紛失したICカードの失効処理を行う。
  • ウ PINには,ICカードの表面に刻印してある数字情報を組み合わせたものを設定する。
  • エ PINは,ICカードには同封せず,別経路で利用者に知らせる。

【解答】

正解:エ

PIN(Personal Identification Number)とは,ICカード利用時に4桁の暗証番号を入力するが,その暗証番号のこと。ICカードとPINでの二要素認証により不正利用を防ぐ。
アは×。PINを共通にしたのでは,本人確認ができない。
イは×。紛失直後の不正利用を防ぐため,まず紛失ICカードの失効処理を行う。
ウは×。ICカードなどから類推できるのは不可
エは〇。ICカードに同封すると,送付中の事故によりICカードとPINの両方が他人に知られてしまう。
参照:「パスワードの管理」

[fe162-41]

サーバにバックドアを作り,サーバ内で侵入の痕跡を隠蔽するなどの機能がパッケージ化された不正なプログラムやツールはどれか。
 ア RFID  イ rootkit  ウ TKIP  エ web beacon

【解答】

正解:イ

アは×。RFID:非接触ICカード
イは○。rootkit:問題文の通り
ウは×。TKIP:Wi-Fiなどに用いられる暗号鍵の仕組み
エは×。web beacon:Webページのアクセス情報を記録する仕組み

[fe162-42]

WAFの説明はどれか。

  • ア Webサイトに対するアクセス内容を監視し,攻撃とみなされるパターンを検知したときに当該アクセスを遮断する。
  • イ Wi-Fiアライアンスが認定した無線LANの暗号化方式の規格であり,AES暗号に対応している。
  • ウ 様々なシステムの動作ログを一元的に蓄積,管理し,セキュリティ上の脅威となる事象をいち早く検知,分析する。
  • エ ファイアウォール機能を有し,ウイルス対策,侵入検知などを連携させ,複数のセキュリティ機能を統合的に管理する。

【解答】

正解:ア

アは○。WAF:設問文の通り(社内ネットワーク一般ではIPSという)
イは×。WPA2
ウは×。ログ管理
エは×。UTM:WAFに似ているが,WAFがハードウェアやソフトウェアなどのツールなのに対して,UTMは管理マネジメント

[fe162-43]

ウイルス検出におけるビヘイビア法に分類されるものはどれか。

  • ア あらかじめ検査対象に付加された,ウイルスに感染していないことを保証する情報と,検査対象から算出した情報とを比較する。
  • イ 検査対象と安全な場所に保管してあるその原本とを比較する。
  • ウ 検査対象のハッシュ値と既知のウイルスファイルのハッシュ値とを比較する。
  • エ 検査対象をメモリ上の仮想環境下で実行して,その挙動を監視する。

【解答】

正解:エ

アは×。コンペア法,チェックサム法
イは×。コンペア法
ウは×。チェックサム法
エは○。ビヘイビア法
参照:「ウイルス対策ソフトの仕組み」

[fe162-44]

別のサービスやシステムから流出したアカウント認証情報を用いて,アカウント認証情報を使い回している利用者のアカウントを乗っ取る攻撃はどれか。
 ア パスワードリスト攻撃      イ ブルートフォース攻撃
 ウ リバースブルートフォース攻撃  エ レインボー攻撃

【解答】

正解:ア

アは○。問題文の通り
イは×。力任せの総当たり攻撃。特定標的に多数のパスワード候補を試みる
ウは×。あるパスワード候補で多数の標的サイトへのアクセスを試みる
エは×。パスワードのハッシュ値から元のパスワードを解読する
参照:「Webでの騙し・攻撃の手口」

[fe162-45][fe141-44]

PCへの侵入に成功したマルウェアがインターネット上の指令サーバと通信を行う場合に,宛先ポートとしてTCPポート番号80が多く使用される理由はどれか。

  • ア DNSのゾーン転送に使用されるので,通信がファイアウォールで許可されている可能性が高い。
  • イ WebサイトHTTPS通信での閲覧に使用されることから,侵入検知システムで検知される可能性が低い。
  • ウ Webサイトの閲覧に使用されることから,通信がファイアウォールで許可されている可能性が高い。
  • エ ドメイン名の名前解決に使用されるので,侵入検知システムで検知される可能性が低い。

【解答】

正解:ウ

アは×。DNSゾーン転送(53):同一ドメイン内でのプライマリDNSサーバとセカンダリDNSサーバ間での通信なので,危険性は低い
イは×。HTTPS(443):SSLのようにセキュリティ機能(暗号化)などをもつHTTP。危険性は低い。
ウは○。HTTP(80):問題文の通り
エは×。DNSの名前解決(53):侵入検知システムが特に厳しい対象にしていることはない。メッセージの文字数が少なく,自由記述できる部分が少ないのでマルウェアになりにくい。
参照:「ウエルノーン・ポート番号」「ファイアウォール」

[fe162-46][fe122-45]

安全性や信頼性を確保するための設計のうち,フールプルーフに該当するするものはどれか。

  • ア 装置が故障したときに,システムが安全に停止するようにして,被害を最小限に抑える。
  • イ 装置が故障したときは,利用できる機能を制限したり,処理能力を低下させたりしても,システムは稼働させる。
  • ウ 装置が故障しても,システム全体の機能に影響がないように,二重化などの冗長な構成とする。
  • エ 利用者が誤った操作をしても,システムに異常が起こらないようにする。

【解答】

正解:エ

アは×。フェールセーフ
イは×。フェールソフト
ウは×。フォールトトレラント
エは○。
参照:「フェイルセーフなど」

[fe162-47][fe122-47][fe071-42]

オブジェクト指向におけるカプセル化を説明したものはどれか。

  • ア 同じ性質をもつ複数のオブジェクトを抽象化して,整理すること
  • イ 基底クラスの性質を派生クラスに受け継がせること
  • ウ クラス間に共通する性質を抽出し,基底クラスを作ること
  • エ データとそれを操作する手続きを一つのオブジェクトにして,その実装をオブジェクトの内部に隠蔽すること

【解答】

正解:エ

アは×。クラス
イは×。継承(インヘリタンス)
ウは×。汎化
エは○。
参照:「オブジェクト指向」

[fe162-48]

整数1~1,000を有効とする入力値が,1~100の場合は処理Aを,101~1,000の場合は処理Bを実行する入力処理モジュールを,同値分割法と境界値分析によってテストする。次の条件でテストするとき,テストデータの最小個数は幾つか
〔条件〕
(1)有効同値クラスの1クラスにつき,一つの値をテストデータとする。
  ただし,テストする値は境界値でないものとする。
(2)有効同値クラス,無効同値クラスの全ての境界値をテストデータとする。
 ア 5  イ 6  ウ 7  エ 8

【解答】

正解:エ

境界値分析:条件の境界であるX=0,1,100,101,1000,1001の6個。
同値分割法:境界値分析で網羅しているのだが,(1)で「テストする値は境界値でない」ので,例えば処理Aには50,処理Bには500の2つを与える。2個。
6+2=8個 →エが○
参照:「テストの種類・方法」

[fe162-49][fe121-47][fe071-44]

階層構造のモジュール群からなるソフトウェアの結合テストを,上位のモジュールから行う。この場合に使用する,下位モジュールの代替となるテスト用のモジュールはどれか。
 ア エミュレータ  イ シミュレータ  ウ スタブ  エ ドライバ

【解答】

正解:ウ

結合テストのトップダウンテストではスタブ,ボトムアップテストではドライバが必要
→ウが○。エは×
参照:「テストの種類・方法」
シミュレータとエミュレータは,実際に稼働する環境(実機)とは別の環境で,システム開発をするときに使う。シミュレータは,外部から見た振る舞いを再現するのに対して,エミュレータとは,実機の内部ロジックを再現する。→ア・イは×

[fe162-50][fe091-49]

モデリングツールを使用して,本稼働中のデータベースシステムの定義情報から,E-R図などで表現した設計書を生成する手法はどれか。
 ア コンカレントエンジニアリング   イ ソーシャルエンジニアリング
 ウ フォワードエンジニアリング    エ リバースエンジニアリング

【解答】

正解:エ

マネジメント系

[fe162-51]

プロジェクトマネジメントのプロセスのうち,計画プロセスグループ内で実施するプロセスはどれか。
 ア スコープの定義  イ ステークホルダの特定
 ウ 品質保証の実施  エ プロジェクト憲章の作成

【解答】

正解:ア

アは○。計画プロセスグループ
イは×。立ち上げプロセスグループ
ウは×。実行プロセスグループ
エは×。立ち上げプロセスグループ
参照:「PMBOKのプロセス(知識エリアとプロセス群の対応)」

[fe162-52]

プロジェクトのスケジュールを短縮するために,アクティビティに割り当てる資源を増やして,アクティビティの所要期間を短縮する技法はどれか。
 ア クラッシング      イ クリティカルチェーン法
 ウ ファストトラッキング  エ モンテカルロ法

【解答】

正解:ア

アは○。問題文の通り。
イは×。クリティカルパスと似た概念だが,人員や機器・設備などのリソースの制限について考慮する。 ウは×。先行タスクが完了する前に後続タスクを進めることで,スケジュールを短縮させる方法
エは×。所要時間を確率分布として把握し,乱数を用いて多数回のシミュレーションを行う方法 →参照:「シミュレーション」
参照:「プロジェクトマネジメントとPMBOK」

[fe162-53][fe071-46]

ファンクションポイント法で,システムの開発規模を見積もるときに使用するものはどれか。
 ア 開発者数   イ 画面数   ウ プログラムステップ数   エ 利用者数

【解答】

正解:イ

FPでの機能種類→参照「情報システム開発の工数把握技法」
 外部入力
 外部出力
 外部照合
 内部論理ファイル
 外部インターフェイス
画面数は外部入力・出力に関係

[fe162-54][fe082-46]

開発期間10か月,開発工数200人月のプロジェクトを計画する。次の配分表を前提とすると,ピーク時の要員は何人となるか。ここで,各工程の開始から終了までの人数は変わらないものとする。

  ↓項目 工程名→ 要件定義  設計  開発・テスト システムテスト
  工数配分(%)   16   33   42      9
  期間配分(%)   20   30   40     10
 ア 18   イ 20   ウ 21   エ 22

【解答】

正解:エ

 工程名     工数配分(人月)  期間配分(月) 必要人数(人)
 要件定義    200×0.16=32  10×0.2=2  32/2=16
 設計      200×0.33=66  10×0.3=3  66/3=22→最大
 開発・テスト  200×0.42=84  10×0.4=4  84/4=21
 システムテスト 200×0.90=18  10×0.1=1  18/1=18

[fe162-55]

ITILによれば,サービスデスク組織の特徴のうち,バーチャル・サービスデスクのものはどれか。

  • ア サービスデスク・スタッフは複数の地域に分散しているが,通信技術を利用することによって,利用者からは単一のサービスデスクのように見える。
  • イ 専任のサービスデスク・スタッフは置かず,研究や開発,営業などの業務の担当者が兼任で運営する。
  • ウ 費用対効果の向上やコミュニケーション効率の向上を目的として,サービスデスク・スタッフを単一又は少数の場所に集中させる。
  • エ 利用者の拠点と同じ場所か,物理的に近い場所に存在している。

【解答】

正解:ア

アは○。問題文の通り
イは×。ユーザ企業が自社で構築するサービスデスクにみられる形態
ウは×。中央サービスデスク
エは×。ローカルサービスデスク
参照:「ITサービスマネジメントとITIL」

[fe162-56]

JIS Q 20000-1は,サービスマネジメントシステム(SMS)及びサービスのあらゆる場面でPDCA方法論の適用を要求している。SMSの計画(Plan)に含まれる活動はどれか。
 ア あらかじめ定めた間隔でのマネジメントレビューの実施とその記録の維持
 イ 権限,責任及び,プロセスにおける役割についての枠組みの作成
 ウ 資金及び予算の割当て及び管理の活動を通じた,SMSの導入及び運用
 エ 承認された改善についての計画の作成,改善の実施とその報告

【解答】

正解:イ

アは×。Check
イは○。Plan
ウは×。Do
エは×。Act
参照:「マネジメントサイクルとPDCA」「ITSMS適合性評価制度」「ITIL」

[fe162-57][≒fe151-56]

ITILでは,可用性管理における重要業績評価指標(KPI)の例として,保守性を表す指標値の短縮を挙げている。この指標に該当するものはどれか。
 ア 一定期間内での中断の数
 イ 平均故障間隔
 ウ 平均サービス・インシデント間隔
 エ 平均サービス回復時間

【解答】

正解:エ

可用性管理:ITILのサービス設計(Service Design)ステージに属する重要な管理分野
可用性=MTBF/(MTBF+MTTR)
  MTBF(mean time between failures,平均故障間隔)=信頼性(Reliability)
  MTTR(mean time to repair,平均復旧時間)=保守性(Serviceability)
KGIとKPI:KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)は,目標が達成できたかどうかを評価するための数値的指標,KPI(Key Performance Indicator)はKGIの原因であり先行指標となる数値的評価項目。ここでは,可用性の達成がKGIで,MTBF,MTTRがKPIになる。
アは×。MTBFの逆数。イと同じ理由
イは×。可用性のKPIになるが,信頼性の指標
ウは×。インシデント:影響が大になりそうな異常の発生。その管理はITILのインシデント管理で可用性管理ではない。あるいは,可用性達成のKGIでありKPIではない。
エは○。可用性のKPIになり,保守性の指標

[fe162-58][fe141-60]

「システム管理基準」に基づいて,システムの信頼性,安全性,効率性を監査する際に,システムが不正な使用から保護されているかどうかという安全性の検証項目として,最も適切なものはどれか。
 ア アクセス管理機能の検証
 イ フェールソフト機能の検証
 ウ フォールトトレラント機能の検証
 エ リカバリ機能の検証

【解答】

正解:ア

アは○。不正アクセスなどからシステムを保護→安全性
イは×。故障個所を切り離して続行→信頼性
ウは×。フェールソフトやフェイルセーフの総称→信頼性
エは×。復旧作業の正確性・迅速化→信頼性,効率性

[fe162-59]

情報セキュリティ監査において,可用性を確認するチェック項目はどれか。
 ア 外部記憶媒体の無断持出しが禁止されていること
 イ 中断時間を定めたSLAの水準が保たれるように管理されていること
 ウ データ入力時のエラーチェックが適切に行われていること
 エ データベースが暗号化されていること

【解答】

正解:イ

アは×。情報漏洩の防止→機密性
イは○。中断時間の明確化→稼働率→可用性
ウは×。誤入力防止→完全性
エは×。情報漏洩の防止→機密性
参照:「情報セキュリティの3要件(機密性・完全性・可用性)」「情報セキュリティ監査基準/情報セキュリティ管理基準」

[fe162-60]

事業継続計画(BCP)について監査を実施した結果,適切な状況と判断されるものはどれか。
 ア 従業員の緊急連絡先リストを作成し,最新版に更新している。
 イ 重要書類は複製せずに1か所で集中保管している。
 ウ 全ての業務について,優先順位なしに同一水準のBCPを策定している。
 エ 平時にはBCPを従業員に非公開としている。

【解答】

正解:ア

アは〇。最新版でないと緊急時に即応できない。
イは×。集中管理箇所が災害にあったとき取り出せない。
ウは×。すべての業務に対応するのは困難。重要業務を優先的に復旧維持すべき
エは×。平素からの周知徹底が必要
→参照:「事業継続計画(BCP/BCM)」

ストラテジ系

[fe162-61][fe091-61]

エンタープライズアーキテクチャ(EA)を説明したものはどれか。

  • ア オブジェクト指向設計を支援する様々な手法を統一して標準化したもので,クラス図などのモデル図によってシステムの分析や設計を行うための技法である。
  • イ 概念データモデルを,エンティティ,リレーションシップで表現することで,データ構造やデータ項目間の関係を明らかにするための時報である。
  • ウ 各業務と情報システムを,政策・業務体系,データ体系,適用処理体系,技術体系の四つの体系で分析し,全体最適化の観点から見直すための技法である。
  • エ 全体のビジネスモデルを,データフロー,プロセス,ファイル,データ源泉/データ吸収の四つの基本要素で抽象化して表現するための技法である。

【解答】

正解:ウ

アは×。「UML」
イは×。「ERモデル」
ウは○。「EA」
エは×。「DFD」

[fe162-62]

2種類のIT機器a,bの購入を検討している。それぞれの耐用年数を考慮して投資の回収期間を設定し,この投資で得られる利益の全額を投資額の回収に充てることにした。a,bそれぞれにおいて,設定した回収期間でに関する記述のうち,適切なものはどれか。ここで,年間利益は毎年均等に上げられ,利率は考慮しないものとする。
             a    b
    投資額(万円) 90  300
    回収期間(年)  3    5

 ア aとbは同額の年間利益を上げる必要がある。
 イ aはbの2倍の年間利益を上げる必要がある。
 ウ bはaの1.5倍の年間利益を上げる必要がある。
 エ bはaの2倍の年間利益を上げる必要がある。

【解答】

正解:エ

回収に必要な毎年の利益=毎年の投資償却額
 a:90/3 =30[万円/年]
 b:300/5=60[万円/年]=aの2倍
→aの2倍の利益が必要 →エが〇

[fe162-63][fe151-62][≒fe111-62]

企業活動におけるBPM(Business Process Management)の目的はどれか。
 ア 業務プロセスの継続的な改善
 イ 経営資源の有効活用
 ウ 顧客情報の管理,分析
 エ 情報資源の分析,有効活用

【解答】

[fe162-64][fe141-62][fe101-63][su08-43][≒sd05-40]

改善の効果を定量的に評価するとき,複数の項目で評価した結果を統合し,定量化する方法として重みづけ総合評価法がある。表の中で優先すべき改善案はどれか。
                      改善案
     評価項目 評価項目の重み  案1 案2 案3 案4
     省力化     4     6  8  2  5
     期間短縮    3     5  5  9  5
     資源削減    3     6  4  7  6


 ア 案1   イ 案2   ウ 案3   エ 案4

【解答】

正解:イ

    省力化    期間短縮   資源削減  効果合計
案1 6×4=24 5×3=15 6×3=18  57
案2 8×4=32 5×3=15 4×3=12  59  最大
案3 2×4= 8 9×3=27 7×3=21  56
案4 5×4=20 5×3=15 6×3=18  53
参照:「IT投資の列挙法による評価」

[fe162-65][fe142-67]

CSR調達に該当するものはどれか。
 ア コストを最小化するために,最も安価な製品を選ぶ。
 イ 災害時に調達が不可能となる事態を避けるために,調達先を複数化する。
 ウ 自然環境,人権などへの配慮を調達基準として示し,調達先に遵守を求める。
 エ 物品の購買に当たってEDIを利用し,迅速・正確な調達を行う。

【解答】

正解:ウ

アは×。CSRは,企業の社会的責任。製品の安価提供や利益の確保だけではない。むしろその反省に基づく。
イは×。BCP対策の一つ
ウは○。CSR調達
エは×。BtoBでの調達サイト

[fe162-66]

RFIに回答した各ベンダに対してRFPを提示した。今後のベンダ選定に当たって,公正に手続を進めるためにあらかじめ実施しておくことはどれか。

  • ア RFIの回答内容の評価が高いベンダに対して,選定から外れたときに備えて,再提案できる救済措置を講じておく。
  • イ 現行のシステムを熟知したベンダに対して,RFPの要求事項とは別に,そのベンダを選定しやすいように評価を高くしておく。
  • ウ 提案の評価基準や要求事項の適合度への重み付けをするルールを設けるなど,選定の手順を確立しておく。
  • エ ベンダ選定後,迅速に契約締結をするために,RFPを提示した全ベンダに内示書を発行して,契約書や作業範囲記述書の作成を依頼しておく。

【解答】

正解:ウ

ア・イは×。特定ベンダに特典を付与するのは公正ではない
ウは〇。RFP作成以前にルールを選定することが公正につながる
エは×。RFP回答の結果により,少数のベンダに絞り込む
参照:「システム外注の手順」

[fe162-67][fe151-69][fe122-68]

コストプラス法による価格設定方法を表すものはどれか。
 ア 価格分析によって,利益拡大,リスク最小を考慮し,段階的に価格を決める。
 イ 顧客に対する値引きを前提にし,当初からマージンを加えて価格を決める。
 ウ 市場で競争可能と推定できるレベルで価格を決める。
 エ 製造原価,営業費を基準にし,希望マージンを織り込んで価格を決める。

【解答】

正解:エ

アは×。多段階的価格決定法
イは×。競争志向的決定法(取引相手との競争),顧客効用基準型
ウは×。競争志向的決定法(同業他社との競争),市場価格追随法
エは○。コストプラス:コスト(原価)+(利潤)で売価を決定
参照:「マーケティング戦略技法」

[fe162-68]

売手の視点であるマーケティングミックスの4Pに対応する,買手の視点である4Cの中で,図のaに当てはまるものはどれか。ここで,ア~エはa~dのいずれかに対応する。
    ┌────────────┐ ┌───────┐
    │    4P      │ │   4C   │
    │┌──────────┐│ │┌─────┐│
    ││Product(製品)    ├┼─→┤  a  ││
    │└──────────┘│ │└─────┘│
    │┌──────────┐│ │┌─────┐│
    ││Price(価格)     ├┼─→┤  b  ││
    │└──────────┘│ │└─────┘│
    │┌──────────┐│ │┌─────┐│
    ││Place(場所)     ├┼─→┤  c  ││
    │└──────────┘│ │└─────┘│
    │┌──────────┐│ │┌─────┐│
    ││Promotion(販売促進) ├┼─→┤  d  ││
    │└──────────┘│ │└─────┘│
    └────────────┘ └───────┘

 ア Communication (顧客との対話)
 イ Convenience (顧客の利便性)
 ウ Cost (顧客の負担)
 エ Customer Value (顧客にとっての価値)

【解答】

正解:エ

a:製品→顧客にとっての価値→エが○
b:価格→顧客の負担→ウ
c:場所→顧客の利便性→イ
d:販売促進→顧客との対話→ア
参照:「マーケティング戦略技法」

[fe162-69][fe122-70]

CRMの目的はどれか。
 ア 顧客ロイヤルティの獲得と顧客生涯価値の最大化
 イ 在庫不足による販売機会損失の削減
 ウ 製造に必要な発注量と発注時期の決定
 エ 販売時点での商品ごとの販売情報の把握

【解答】

正解:ア

アは○。CRM
イは×。最適在庫量
ウは×。MRP
エは×。POS

[fe162-70]

「技術のSカーブ」の説明として,適切なものはどれか。

  • ア 新しい技術の普及過程を示すものであり,その技術を応用した製品が市場に浸透すると,普及率の伸びが徐々に減少していくことを度数分布曲線で示す。
  • イ 技術の進歩の過程を示すものであり,当初は緩やかに進歩するが,やがて急激に進歩し,その後,緩やかに停滞していく過程を示す。
  • ウ 技術の成熟過程を示すものであり,新技術が実際に普及するまでの間,時間経過とともに変化する認知度の推移を示す。
  • エ 生産量と単位コストの関係を示すものであり,累積生産量が増加するに従い,単位コストが減少する過程を示す。

【解答】

正解:イ

「技術」を「新製品」と置き換えるとわかりやすい。
アは×。成長曲線(ゴンペルツ曲線やロジスティック曲線)
イは○。
ウは×。ハイプ曲線:話題性と実際の関係
エは×。経験曲線

[fe162-71][fe141-71][fe112-72][fe092-72][ad071-75][ad032-73]

ある工場では表に示す3製品を製造している。実現可能な最大利益は何円か。ここで,各製品の月間需要量には上限があり,また,組立て工程に使える工場の時間は月間200時間までで,複数種類の製品を同時に並行して組み立てることはできないものとする。

                    製品X  製品Y  製品Z
   1個当たりの利益(円)      1,800  2,500  3,000
   1個当たりの組立て所要時間(分)   6    10    15
   月間需要上限(個)        1,000   900   500

ア 2,625,000 イ 3,000,000 ウ 3,150,000 エ 3,300,000

【解答】

正解:エ

線形計画法の問題に定式化される
 利益P= 1,800X+2,500Y+3,000Z→最大
 制約条件
   組立時間 6X+10Y+15Z≦200×60=12,000
   需要上限  X        ≦1000
             Y    ≦ 900
                 Z≦ 500
変数が3つあるので,図式解法は使えない。シンプレックス法も大変
  →適当に考える!
製品の1分あたりの利益
  製品X=1,800/ 6=300[円/分]・・・最大
  製品Y=2,500/10=250[円/分]・・・中
  製品Y=3,000/15=200[円/分]・・・最小
製品X
  需要上限=          1000[個]・・・生産限界
  組立時間制約=12000/6=2000[個]
  組立時間の残り=12,000-6×1000=6000[分]
製品Y
  製品Yの上限=        900[個]
  組立時間制約=6000/10=600[個]・・・生産限界
すなわち,X=1000,Y=600のとき利益最大
P=1,800×1000+2,500×600+3,000×0
 =3,300,000[円]・・・エ
参照:「線形計画法の概要」

[fe162-72][su08-45][su06-47][ad031-75]

図は,製品Aの構成部品を示している。この製品Aを10個生産する場合,部品Cの手配数量は何個になるか。ここで,( )内の数字は上位部品1個当たりの所要数量であり,部品Cの在庫は5個とする。
               A(1)
           ┌────┴─────┐
          B(2)       C(1)
      ┌────┼─────┐
     D(1) E(1)  C(1)

 ア 15  イ 20  ウ 25  エ 30

【解答】

正解:ウ

Aを10個→Bを20個,Cを10個
        └→  Cを20個,Dを20個,Eを20個
           合計 30個
           在庫 -5個
         手配数量 25個 →ウが〇
参照:「MRP:所要資材計画」

[fe162-73]

CGM(Consumer Generated Media)の例はどれか。

  • ア 企業が,経営状況や財務状況,業績動向に関する情報を,個人投資家向けに公関する自社のWebサイト
  • イ 企業が,自社の商品の特徴や使用方法に関する情報を,一般消費者向けに発信する自社のWebサイト
  • ウ 行政機関が,政策,行政サービスに関する情報を,一般市民向けに公開する自組織のWebサイト
  • エ 個人が,自らが使用した商品などの評価に関する情報を,不特定多数に向けて発信するプログやSNSなどのWebサイト

【解答】

正解:エ

CGMは,電子メール・Webページの双方向化現象の一つ。消費者がインターネットでデジタルコンテンツを制作し発表するメディア。一般のブログ,SNS,動画共有サイトなど
→エが○

[fe162-74][fe072-79]

EDIを実施するため情報表現規約で規定されるべきものはどれか。
 ア 企業間の取引の契約内容   イ システムの運用時間
 ウ 伝送制御手順        エ メッセージの形式

【解答】

正解:エ

アは×。取引基本規約
イは×。業務運用規約
ウは×。情報伝達規約
エは○。
参照:「EDI(標準プロトコル)」

[fe162-75][fe092-75][ad042-61]

CIOの果たすべき役割はどれか。
 ア 各部門の代表として,自部門のシステム化案を情報システム部門へ提示する。
 イ 情報技術に関する調査,利用研究,関連部門への教育などを実施する。
 ウ 全社的立場から情報化戦略を立案し,経営戦略との整合性の確認や評価を行う。
 エ 豊富な業務経験,情報技術の知識,リーダシップをもち,プロジェクトの運営を管理する。

【解答】

正解:ウ

アは×。システムアドミニストレータ
イは×。研究者,インストラクタ
ウは○。CIO=IT最高責任者,経営の観点からIT運営
エは×。プロジェクトマネージャ
参照:「CIO」

[fe162-76]

マトリックス組織を説明したものはどれか

  • ア 業務遂行に必要な機能と利益責任を,製品別,顧客別又は地域別にもつことによって,自己完結的な経営活動が展開できる組織である。
  • イ 構成員が,自己の専門とする職能部門と特定の事業を遂行する部門の両方に所属する組織である。
  • ウ 購買・生産・販売・財務など,仕事の専門性によって機能分化された部門をもつ組織である。
  • エ 特定の課題の下に各部門から専門家を集めて編成し,期間と目標を定めて活動する一時的かつ柔軟な組織である。

【解答】

正解:イ

アは×。事業部制組織
イは〇。マトリックス組織
ウは×。職能別組織
エは×。プロジェクト組織
参照:「代表的な組織形態」

[fe162-77][sd05-47]

品質管理における検査特性曲線(OC曲線)は,通常,横軸にロットの不良率を,縦軸にはロットの合格の確率を目盛ったものである。大きさNのロットから,大きさnのサンプルを抜き取り,このサンプル中に見いだされた不良個数が合格判定個数c以下のときはロットを合格とし,cを超えたときはロットを不合格とする。
 Nとnを一定にしてcを0,1,2と変えたときの,OC曲線の変化の傾向を表す図はどれか。

【解答】

正解:イ

OC曲線(Operating Characteristic Curve)
抜取り検査でロットの不良率と検査方法によるロットの合格する確率を図示したもの

図で不良率がpのとき,合格確率はq
合格判定個数cが小→合格条件が厳しい→qは小さくなるはず・・・ア・エは×
その関係はpの大小には関係しない・・・ウ・エは×
参照:「抜取り検査」

[fe162-78]

図は,定量発注方式の在庫モデルを表している。発注aの直後に資材使用量の予測が変わって,納品aの直前の時点における在庫量予測が安全在庫量Sから①で示されるXになるとき,発注a時点での発注量Eに対する適切な変更はどれか。ここで,発注直後の発注量の変更は可能であり,納品直後の在庫量は最大在庫量を超えないものとする。

 ア E+S-Xを追加発注する。 イ K+S-Xを追加発注する。
 ウ K-Xの発注取消を行う。  エ X-Sの発注取消を行う。

【解答】

正解:エ


題意は,「予測がAからBに変化したので,以前の発注量EをCに変更する。すなわち,EからDだけ取り消すことになる。Dの値を求めよ」である。
D=X-S →エが〇
参照:「定量発注方式」

[fe162-79][≒su07-46]

プログラム開発において,法人の発意に基づく法人名義の著作物について,著作権法で規定されているものはどれか。
 ア 就業規則などに特段の取決めがない限り,権利は法人に帰属する。
 イ 担当した従業員に権利は帰属するが,法人に譲渡することができる。
 ウ 担当した従業員に権利は帰属するが,法人はそのプログラムを使用できる。
 エ 法人が権利を取得する場合は,担当した従業員に相当の対価を支払う必要がある。

【解答】

正解:ア

特段の取り決めがない場合,権利は法人に帰属する。
参照:「著作権の帰属」

[fe162-80]

コンピュータウイルスを用いて,企業で使用されているコンピュータの記憶内容を消去する行為を処罰の対象とする法律はどれか。
 ア 刑法  イ 製造物責任法  ウ 不正アクセス禁止法  エ プロバイダ責任制限法

【解答】

正解:ア

アは○。刑法電子計算機損壊等業務妨害罪(234条の2)
イは×。製造物責任法:製造物の欠陥に発生する 製造業者等の損害賠償責任を定めた法律
ウは×。不正アクセス禁止法:インターネットなどの通信でのなりすましなどによる不正行為を禁止した法律
エは×。プロバイダ責任制限法:プロバイダが運営するサイトで権利侵害があった場合のプロバイダの責任を明確にした法律