QRコードは、右図のような2次元のコードです。日本企業が開発したものですが、特許の権利行使を行わないことを宣言しており、JIS X 0510、ISO/IEC18004になっています。
QRコードの特徴を列挙します。
- 最小21セル×21セル~最大177セル×177セルまで多くのサイズがあります(注)。
- 狭い面積に多くの情報が与えれます。数字だけなら最大7,089文字を記録できます。
- 漢字やバイナリデータも取扱えます。
- 2次元バーコードには1次元バーコードを多段に重ねるスタック式と2次元の面にセルを配置したマトリックス式がありますが、QRコードはマトリックス式で、3個の検出用シンボル(ファインダパターン)により、どの方向からでも読み取りができます。
- チェックデジットに相当するリードソロモン符号があり,エラー検出だけでなく訂正機能があります。汚れ・破損の状況により異なりますが、最大約30%の部分が読めなくても訂正可能だといわれています。
(注)マイクロQRコード
省スペース用のQRコードです。数字で最大35文字程度の小容量で、検出用シンボルが1つしかありません。