CIOの定義、任務、能力、設置状況
CIO(Chief Information Officer)とは、情報担当役員、最高IT責任者のことです。
CIOの任務は、経営とITの橋渡しをすることです。ITは経営戦略の一環として開発・運用されなければなりません。また、ITの有効活用は経営に大きな影響を与えるので、ITの発展動向を認識して経営戦略に適切に反映させることが必要です。
経営の立場からITをマネジメントすることをITガバナンスといいます。ITが経営戦略に深く関係するようになるにともない、ITガバナンスの確立がますます重要になってきました。そのITガバナンスをつかさどるのがCIOです。
CIOが必要であることは、1980年代後半にSISの概念が普及した頃からいわれてきました。現在では(特に大企業では)、CIOの職制を持つ企業が増えています。そして、CIO(特に専任のCIO)がおり活躍している企業では、IT投資への満足度が高くなっています(統計資料)。
CEO(Chief Executive Officer:最高経営責任者≒社長)
CCO(Chief Compliance Officer:法令順守最高責任者)
CFO(Chief Financial Officer:最高財務責任者≒財務担当役員)
CIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)
CISO(Chief Information Security Officer:最高情報セキュリティ責任者)
CPO(Chief Privacy Officer:最高プライバシー責任者)
CTO(Chief Technical Officer:最高技術責任者≒技術担当役員)
CHO/CHRO(Chief Human resource Officer:最高人事責任者≒人事担当役員)
COO(Chief Operating Officer:(日常)業務執行最高責任者)