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fe101 基本情報処理技術者試験 平成22年度春期


テクノロジ系

問1

16進小数 2A.4C と等しいものはどれか。
 ア 2+2+2+2-2+2-5+2-6   イ 2+2+2+2-1+2-4+2-5
 ウ 2+2+2+2-2+2-5+2-6   エ 2+2+2+2-1+2-4+2-5

【解答】

正解:ア

2A=2×16 → 2×2=21+4
   +A   → 10102+2
.4C=4×16-1 → 2×2-4=22-4-2
   +C      → 11002×16-2=(2+2)×2-8-5+2-6
参照:「データの内部表現(数値・上級)」

問2

X及びYはそれぞれ0又は1の値をとる変数である。X□YをXとYの論理演算としたとき,次の真理値表が得られた。X□Yの真理値表はどれか。

    X  Y  Xand(X□Y)  Xor(X□Y)
    0  0    0       1
    0  1    0       1
    1  0    0       1
    1  1    1       1

 ア X Y X□Y イ X Y X□Y ウ X Y X□Y エ X Y X□Y
   0 0  0    0 0  0    0 0  1    0 0  1
   0 1  0    0 1  1    0 1  1    0 1  1
   1 0  0    1 0  0    1 0  0    1 0  1
   1 1  1    1 1  1    1 1  1    1 1  0

【解答】

正解:ウ

ア~エのX□Yを問題の真理値表に代入する。
例えばアでは,次の真理値表になり,×である。
    X Y  (X□Y) Xand(X□Y)  Xor(X□Y)
    0 0   0     0        ×
    0 1   0     0        ×
    1 0   0     0       1
    1 1   1     1       1

参照:「論理演算」

問3

A=1,B=3,C=5,D=4,E=2のとき,逆ポーランド表記法で表現された式 AB+CDE/-*の演算結果はどれか。
 ア -12   イ 2   ウ 12   エ 14

【解答】

正解:ウ

AB+CDE/-*
→ (A+B)*(C-D/E)
→ (1+3)*(5-4/2)=12・・・ウ
参照:「スタックと逆ポーランド記法」

問4

フィードバック制御の説明として,適切なものはどれか。
 ア 外乱による影響を検知してから修正動作を行う。
 イ 外乱に弱く,それらの影響を増幅させてしまう。
 ウ 外乱を検知して,その影響が出ないように修正動作を行う。
 エ 外乱を予測して修正動作を行う。

【解答】

正解:ア

アは○。フィードバック制御
 出力(外乱による影響結果)を測定して,入力や運転などの修正動作を行う
 例:室内温度を測定してヒータの運転を変える
   負のフィードバック:出力の増加→入力の減少。一定値の維持
   正のフィードバック:出力の増加→入力の増加。状況変化の増幅
イは△。微分制御。フィードバックやフィードフォワードでのの動作修正の方法
 微分制御:測定値の変化に着目する。応答が速いが不安定(過剰反応)
 積分制御:一定期間の測定値累計に着目する。安定するが応答が遅い
ウは×。フィードフォワード制御
 外乱による影響が現れる前に,修正動作を行う
 例:外気温度を測定してヒータの運転を変える
エは×。予測制御
 入力・出力を測定するのではなく,他の要因からそれらを予測して運転を変える
 例:季節や時刻などから予測してヒータの運転条件を設定する

問5

双方向のポインタをもつリスト構造のデータを表に示す。この表において新たな社員Gを社員Aと社員Kの間に追加する。追加後のポインタa~fの中で追加前と比べて値が変わるポインタだけをすべて列記したものはどれか。

  アドレス  社員名 次ポインタ 前ポインタ
  100  社員A  300     0
  200  社員T    0   300
  300  社員K  200   100
追加後の表
  アドレス  社員名 次ポインタ 前ポインタ
  100  社員A   a     b
  200  社員T   c     d
  300  社員K   e     f
  400  社員G   x     y

ア a,b,e,f  イ a,e,f  ウ a,f  エ b,e

【解答】

正解:ウ

A→K→TであったのがA→G→K→Tになるのだから,Aの次ポインタ(a)とKの前ポインタ(f)が400に変わるだけである(x=300,y=100)。
参照:「リスト構造」

問6

ハッシュ表探索において,同一のハッシュ値となる確率が最も低くなるのは,ハッシュ値がどの度の分布で近似されるときか。
 ア 2項分布   イ 一様分布   ウ 正規分布   e ポアソン分布

【解答】

正解:イ

ハッシュ値=関数(元の値)である。 関数が元の値の特徴を十分に考慮したものであれば,正解は「なんともいえない」ことになるが,そうでない場合は,元の値がある範囲に集中していれば,それらのハッシュ値が同じになる確率が高いと考えられる。逆にいえば,元の値が一様分布のときに,同じハッシュ値になる確率が高い理由がない。
参照:「ハッシュ」

問7

Java VM が稼働している環境だけがあれば,WebブラウザやWebサーバがなくても動作するプログラムはどれか。
 ア JavaScript  イ Javaアプリケーション  ウ Javaアプレット  エ Javaサーブレット

【解答】

正解:イ

アは×。HTMLで記述されたスクリプト言語でブラウザで実行される。
イは○。通常のプログラムと考えてよい。
ウは×。ブラウザで実行される小さなプログラム
エは×。サーバで実行される小さなプログラム
参照:「プログラミング言語」

問8

あるプログラムAの処理が終了していないときに,別のプログラムから再度呼び出されても正しく動作するとき,このプログラムAの性質を何と呼ぶか。
 ア 再帰的   イ 再使用可能   ウ 再入可能   エ 再配置可能

【解答】

正解:ウ

アは×。再帰的(リカーシブ):自分自身を呼び出す
イは×。再使用可能(リユーザブル):一つのプログラムから頻繁に呼ばれるプログラムを主記憶に保管
ウは○。再入可能(リエントラント):同時に呼ばれるプログラムで他の影響を受けないようにする
エは×。再配置可能(リロケータブル):主記憶のどこにロードされてもよいようにする

問9

表のCPIと構成比率で,3種類の演算命令が合計 1,000,000命令実行されるプログラムを,クロック周波数が1GHzのプロセッサで実行するのに必要な時間は何ミリ秒か。
             CPI(Cycles Per
       演算命令    Instraction)  構成比率(%)
     浮動小数点加算     3       20
     浮動小数点乗算     5       20
     整数演算        2       60

ア 0.4   イ 2.8   ウ 4.0   エ 28.0

【解答】

正解:イ

実行されるサイクル数
  浮動小数点加算  3×0.2=0.6
  浮動小数点乗算  5×0,2=1.0
  整数演算     2×0.6=1.2
  合計            =2.8×106[サイクル]
1GHz=109[サイクル/秒]
必要時間=2.8×106[サイクル]/109[サイクル/秒]
    =2.8×10-3[秒]=2.8[ミ秒](イ)
参照:「数値単位と物理単位」「コンピュータの性能評価方法」

問10[fe131-12]

図に示す構成で,表に示すようにキャッシュメモリと主記憶のアクセス時間だけが異なり,ほかの条件は同じ2種類のCPU XとYがある。
 あるプログラムをCPU XとYでそれぞれ実行したところ,両者の処理時間が等しかった。このとき,キャッシュメモリのヒット率は幾らか。ここで,CPU処理以外の影響はないものとする。

┌────────┐ ┌───────┐        表 アクセス時間
│CPU     │ │       │                 単位 ナノ秒
│┌───────┤ │       │          ┌─────┬──────┐
││キャッシュ  │ │  主記憶  │          │CPU Ⅹ│ CPU Y│
││ メモリ   ├─┤       │ ┌────────┼─────┼──────┤
││256kバイト│ │256Mバイト│ │キャッシュメモリ│  40 │   20 │
│└───────┤ │       │ ├────────┼─────┼──────┤
│        │ │       │ │主記憶     │ 400 │  580 │
└────────┘ └───────┘ └────────┴─────┴──────┘
         図 構成

ア 0.75   イ 0.90   ウ 0.95   エ 0.96

【解答】

正解:イ

公式:平均時間=キャッシュメモリの時間×ヒット率+メモリの時間×(1-ヒット率)
ヒット率をpとすれば,
40p+400(1-p)=20p+580(1-p)
∴ p=0.9 (イ)
参照:「記憶階層とキャッシュメモリ」

問11

命令キャッシュを効果的に使用できるプログラムの作成方法はどれか。
 ア アクセスする作業領域部分をまとめる。
 イ 作業領域全体を平均的にアクセスするように作成する。
 ウ 頻繁に実行される処理部分をまとめる。
 エ プログラム全体を平均的に実行するように作成する。

【解答】

正解:ウ

ヒット率を高めるようにする。
次の命令で必要になるデータがキャッシュメモリにあればヒットする。
先の命令で必要としたデータの付近がキャッシュメモリに入っている。
アとウが候補になるが,「頻繁に実行」からウのほうが適切。
参照:「記憶階層とキャッシュメモリ」

問12

回転数が4,200回/分で,平均位置決め時間が5ミリ秒の磁気ディスク装置がある。この磁気ディスク装置の平均待ち時間は何ミリ秒か。ここで,平均待ち時間は,平均位置決め時間と平均回転待ち時間の合計である。
 ア 7   イ 10   ウ 12   エ 14

【解答】

正解:ウ

4,200回/分→0.07回/ミリ秒
平均回転待ち時間(サーチ時間)=半回転時間=0.5/0.07[ミリ秒]≒7[ミリ秒]
平均待ち時間=5+7=12[ミリ秒]
参照:「磁気ディスクの転送時間」

問13

自発光型で,発光ダイオードの一種に分類される表示装置はどれか。
 ア CRTディスプレイ    イ 液晶ディスプレイ
 ウ プラズマディスプレイ   エ 有機ELディスプレイ

【解答】

正解:エ

参照:「ディスプレイ」

問14[ad091-05]

3層クライアントサーバシステムで,クライアント以外の2層をそれぞれ1台のサーバを使用して実装した場合のシステム構成として,適切なものはどれか。ここで,APはアプリケーションを,DBはデータベースを表す。

【解答】

正解:ア

「クライアント以外の2層」とは「データ(DB)」と「ファンクション(AP)]のこと。図の中にDBサーバが必要である。→アが○
イは×。認証サーバ:アクセス権限のチェック用。まず,ここにアクセスしてAPやDBの利用を許可するかどうかを確認する。問題文ではこれに触れていない。
ウは×。プロキシがあればアクセス効率がよくなるとはいえるが,一般にLAN内ではプロキシは使わない。
エは×。問題文では全社・部門に分割する必然性はない。
参照:「LAN環境でのシステム形態」

問15

一つのジョブについての,ターンアラウンドタイム,CPU時間,入出力時間及び処理待ち時間の四つの時間を表す式はどれか。ここで,ほかのオーバヘッド時間は考慮しないものとする。
 ア 処理待ち時間 = CPU時間 + ターンアラウンドタイム + 入出力時間
 イ 処理待ち時間 = CPU時間 - ターンアラウンドタイム + 入出力時間
 ウ 処理待ち時間 = ターンアラウンドタイム - CPU時間 - 入出力時間
 エ 処理待ち時間 = 入出力時間 - CPU時間 - ターンアラウンドタイム

【解答】

正解:ウ

ターンアラウンドタイム = 処理待ち時間 + CPU時間 + 入出力時間
参照:「スループット,応答時間,TAT」

問16

稼働率が0.9の装置を複数個接続したシステムのうち,2番目に稼働率が高いシステムはどれか。ここで,並列接続部分については,少なくともどちらか一方が稼働していればよいものとする。

 ア   ┌──┐ ┌──┐    イ   ┌──┐ 
   ──┤  ├─┤  ├──     ┌┤  ├┐
     └──┘ └──┘       │└──┘│
                    ─┤    ├─
                     │┌──┐│
                     └┤  ├┘
                      └──┘

 ウ   ┌──┐ ┌──┐    エ   ┌──┐   ┌──┐ 
    ┌┤  ├─┤  ├┐      ┌┤  ├┐ ┌┤  ├┐
    │└──┘ └──┘│      │└──┘│ │└──┘│
   ─┤         ├─    ─┤    ├─┤    ├─
    │┌──┐ ┌──┐│      │┌──┐│ │┌──┐│
    └┤  ├─┤  ├┘      └┤  ├┘ └┤  ├┘
     └──┘ └──┘        └──┘   └──┘

【解答】

正解:エ

ア:R2=0.9×0.9=0.81
イ:1-(1-R)2=1-0.1×0.1=0.99
ウ:1-(1-0.81)2=0.96
エ:0.99×0.99=0.98
参照:「システムの信頼性」

問17

あるオンラインリアルタイムシステムでは,20件/秒の頻度でトランザクションが発生する。このトランザクションはCPU処理と4回の磁気ディスク入出力処理を経て終了する。磁気ディスク装置の入出力処理時間は40ミリ秒/回であり,CPU処理時間は十分に短いものとする。それぞれの磁気ディスクが均等にアクセスされるとしたとき,このトランザクション処理には最低何台の磁気ディスクが必要か。
 ア 3   イ 4   ウ 5   エ 6

【解答】

正解:イ

磁気ディスク1台で1件処理するのに必要な時間
 =40[ミリ秒/回]×4[回/件]=160[ミリ秒/件]=0.16[秒/件]
必要な台数
 =20[件/秒]×0.16[秒/件]=3.2・・・4台

問18

エンジン制御,ハードディスク制御などの制御系ハードリアルタイムシステムでリアルタイムOSを活用する理由はどれか。
 ア ウイルス侵入の防御のためにメモリ保護機構が必要だから。
 イ 定められた時間内にイベントに対応した処理を完了させる機構が必要だから。
 ウ システム全体のスループットを向上させる機構が必要だから。
 エ 複数の独立したプログラムを並行して動かす機構が必要だから。

【解答】

正解:イ

アは×。インターネットなどと接続することは少ない。書き換えられる機会も少ない。→セキュリティ対策は比較的軽視できる
イは○。機器を制御するソフトでは,応答が遅いと,その間に機器が制御できなくなる。
ウは×。スループットは大量データの同一処理における機能尺度である。
エは×。設計者が意図したプログラムだけが動作する。

問19

システム全体のスループットを高めるため,主記憶装置と低速の出力装置とのデータ伝送を,高速の補助記憶装置を介して行う方式はどれか。
 ア スプーリング   イ スワッピング  ウ ブロッキング  エ ページング

【解答】

正解:ア

アは○。スプーリングは,プリンタ印刷を他の処理と並行して行うときに用いられる方法
ウは×。ファイルのデータを,例えば10件ごとにブロックとしてまとめておき,1件づつ入出力するのではなく,ブロック単位で入出力する方法。処理効率向上,保管容量の節約
イ・エは×。仮想記憶方式での概念

問20

仮想記憶を用いたコンピュータのアプリケーション利用に関する記述のうち,適切なものはどれか。

【解答】

正解:ウ

ア・エは×。プログラマは,仮想記憶が用いられるかどうかを意識する必要はない。
イは×。アプリケーションがどこに存在するかは無関係。CD-ROMから起動されたアプリケーションでも,メモリと磁気ディスクとの間でスワッピングが行われる。
ウは○。
参照:「仮想記憶方式」

問21

UNIXの階層的ファイルシステムにおいて,アカウントをもつ一般の利用者がファイルの保存などに使う最上位のものはどれか。
 ア カレントディレクトリ   イ デスクトップディレクトリ
 ウ ホームディレクトリ    エ ルートディレクトリ

【解答】

正解:ウ

  • アは×。現在アクセスされているファイルの位置
  • イは×。デスクトップの位置を示すディレクトリ。エクスプローラでディレクトリ構造を表示すると,デスクトップはすべてのディレクトリのルートディレクトリとして表示される
  • ウは○。マルチユーザシステムでのディレクトリ方式。ユーザごとに用意された,各ユーザが自由に利用できるディレクトリ
  • エは×。ツリー型ディレクトリ構造の最上層にあるディレクトリ。ホームディレクトリはルートディレクトリの下にあるディレクトリである。

問22

次の一連の3アドレス命令で得られる結果xを表す式はどれか。ここで3アドレス命令では,三つのオペランドを用いた命令「c=a op b」を op(a,b,c)」として表記する。op は一つの演算子を表し,結果xを表す式においては優先順位の高い順に *,/,+,- とする。
     /(c,d,w1)
     +(b,w1,w2)
     /(e,f,w3)
     -(w3,g,w4)
     *(w2,w4,x)

 ア b+c/d*e/f-g     イ b+c/d*(e/f-g)
 ウ (b+c/d)*e/f-g   エ (b+c/d)*(e/f-g)

【解答】

正解:エ

/(c,d,w1)  → w1=c/d
+(b,w1,w2) → w2=b+w1=b+c/d
/(e,f,w3)  → w3=e/f
-(w3,g,w4) → w4=w3-g=e/f-g
*(w2,w4,x) → x=w2*w4=(b+c/d)*(e/f-g)

問23[fe121-25]

7セグメントLED点灯回路で,出力ポートに16進数で6Dを出力したときの表示状態はどれか。ここで,P7を最上位ビット(MSB),P0を最下位ビット(LSB)とし,ポート出力が1のとき,LEDは点灯する。

【解答】

正解:ウ

6D16=011011012
P7=0 → Dtは消灯
P6=1 → gは点灯
P5=1 → fは点灯
P4=0 → eは消灯
P3=1 → dは点灯
P2=1 → cは点灯
P1=0 → bは消灯
P0=1 → aは点灯
点灯する個所:gfdca → ウ
参照:「データの内部表現(数値)」

問24

フラッシュメモリの説明として,適切なものはどれか。
 ア 1回だけ電気的に書き込みができる。
 イ 一定時間内に再書込み(リフレッシュ動作)を行う。
 ウ 書込み,消去とも電気的に行い,一括またはブロック単位で消去する。
 エ 書込みは電気的に行い,消去は紫外線で行う。

【解答】

正解:ウ

アは×。PROM
イは×。DRAM
ウは○。フラッシュメモリはEEPROM
エは×。EPROM
参照:「半導体素子」

問25

二つの安定状態をもつ回路で,SRAMの記憶セルに使用される順序回路の基本構成要素はどれか。
 ア ANDゲート   イ 加算器   ウ キャパシタ   エ フリップフロップ

【解答】

正解:エ

参照:「論理演算と論理回路」

問26[fe072-17]

入力XとYの値が同じときにだけ,出力Zに1を出力する回路はどれか。

【解答】

正解:ウ

問27

ビットマップフォントよりもアウトラインフォントの利用が適しているケースはどれか。
 ア 英数字だけででなく,漢字も表示する。
 イ 各文字の幅を一定にして表示する。
 ウ 画面上にできるだけ高速に表示する。
 エ 任意の倍率で文字を拡大して表示する。

【解答】

正解:エ

  • ビットマップフォントとアウトラインフォント
    ビットマップフォントは,ドットの組み合わせで文字を表現したフォントである。記憶量量が小さくて済む。
    アウトラインフォントは,文字の形を点の座標とスプライン曲線の数式で輪郭を決める形で記録する形式。計算により文字を画像として表示するのでギザギザが起こらない。しかし,処理の負荷は増大する。スケーラブルフォントともいう。
  • 等幅フォントとプロポーショナルフォント
    等幅フォントは,各文字の幅が一定のフォント
    プロポーショナルフォントは,例えばiとwのように文字により幅が異なるフォント

問28

画像処理技術の一つで,モデリングされた物体の表面に柄や模様などの2次元画像を張るつける技法はどれか。
 ア アンチエイリアシング   イ テクスチャマッピング
 ウ ブレンディング      エ レイトレーシング

【解答】

正解:イ

アは×。アンチエイリアシング:ギザギザ(ジャギ)を目立たなくする技法
イは○。設問文の通り
ウは×。ブレンディング:ある画像に半透明な画像を重ねる技法
エは×。レイトレーシング:3次元物体をある一定の位置からみた2次元画像にする技法
参照:「画像処理」「コンピュータグラフィックス」

問29[sd02-16]

関係データベースの説明として,適切なものはどれか。

【解答】

問30

「発注伝票」表を第3正規形に書き換えたものはどれか。ここで,下線部は主キーを表す。
   発注伝票(注文番号商品番号,商品名,注文数量)

 ア 発注(注文番号,注文数量)
   商品(商品番号,商品名)
 イ 発注(注文番号,注文数量)
   商品(注文番号商品番号,商品名)
 ウ 発注(注文番号商品番号,注文数量)
   商品(商品番号,商品名)
 エ 発注(注文番号商品番号,注文数量)
   商品(商品番号,商品名,注文数量)

【解答】

正解:ウ

商品名は商品番号が決まれば一意に決まる。
  商品(商品番号,商品名)
発注伝票で,注文番号と商品番号が複合主キーになっている。
(1枚の伝票に複数の商品が記載されている)
 →その両方が決まらないと注文数量は決まらない。
  発注(注文番号商品番号,注文数量)
アは×。注文番号が決まれば注文数量が一意に決まるとしている。
  1枚の伝票には1つの商品しか記載されないことになる。
イは×。アと同じ理由。
  商品番号が決まっても商品名は決まらない(伝票ごとに商品名が異なることになる)
ウは○。
エは×。注文数量が両方にある(どちらを使えばよいかわからない)
参照:「データの正規化」

問31

「商品」表,「在庫」表に対する次のSQL文と,同じ結果が得られるSQL文はどれか。ここで,下線部は主キーを表す。
     SELECT 商品番号 FROM 商品
       WHERE 商品番号 NOT IN (SELECT 商品番号 FROM 在庫)

  商品(商品番号,商品名,単価)
  在庫(在庫番号,商品番号,在庫数)

 ア SELECT 商品番号 FROM 在庫
     WHERE EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 商品)
 イ SELECT 商品番号 FROM 在庫
     WHERE NOT EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 商品)
 ウ SELECT 商品番号 FROM 商品
     WHERE EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 在庫
              WHERE 商品.商品番号 = 在庫.商品番号)
 エ SELECT 商品番号 FROM 商品
     WHERE NOT EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 在庫
                WHERE 商品.商品番号 = 在庫.商品番号)

【解答】

正解:エ

問題文の意味:「商品表の商品番号が在庫表に存在しないとき,その商品番号を取り出せ」
(IN句よりもEXISTS句のほうが効率がよい)
EXISTS( ) 句は( )の中で抽出されるレコードがある場合は真,なければ偽
 EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 商品)
  「商品表に商品番号があるならば」の意味なので,在庫表が空でなければ常に真
 EXISTS (SELECT 商品番号 FROM 在庫 WHERE 商品.商品番号 = 在庫.商品番号)は
  「在庫表のなかで,商品表の商品番号と一致するならば」の意味になる。
アは×。WHERE が常に成立するので,在庫表の全商品番号が選択される。
イは×。WHERE が常に不成立なので,なにも選択されない。
ウは×。在庫表で一致した商品番号がある場合が選択される。
エは○。

問32

DBMSにおいて,同じデータを複数のプログラムが同時に更新しようとしたときに,データの矛盾が起きないようにするための仕組みはどれか。
 ア アクセス制御   イ 機密保護   ウ 排他制御   エ リカバリ制御

【解答】

正解:ウ

参照:「排他制御」

問33[ad041-20][ad082-21]

企業の様々な活動を介して得られた大量のデータを整理・統合して蓄積しておき,意思決定支援などに利用するものはどれか。
 ア データアドミニストレーション   イ データウェアハウス
 ウ データディクショナリ       エ データマッピング

【解答】

正解:イ

データアドミニストレーション:データベースの管理者
データディクショナリ:データベースでのデータの定義集
データマッピング:異なるデータ間の関連付け。
参照:「データウェアハウスの定義」

問34

設置場所の異なるクライアントとサーバ間で,次の条件で通信を行う場合の応答時間は何秒か。ここで,クライアントの送信処理の始まりから受信処理が終了するまでの時間を応答時間とし,距離による遅延は考慮しないものとする。
   [条件]
    クライアントとサーバ間の回線速度  8Mビット/秒
    伝送効率              60%
    電文長               上り1Mバイト,下り2Mバイト
    クライアントの処理時間       送信・受信を合わせて0.4秒
    サーバの処理時間          送信・受信を合わせて0.4秒

 ア 1.4   イ 3.8   ウ 5.0   エ 5.8

【解答】

正解:エ

上りの伝送時間=電文長/伝送速度
 =(1M[バイト]×8[ビット/バイト])/(0.6×8M[ビット/秒])=1.67[秒]
下りの伝送時間=2×1.67[秒]=3.33[秒]
応答時間=上下の伝送時間+クライアントの処理時間+サーバの処理時間
 =(1.67+3.33)+0.4+0.4
 =5.8[秒]・・・エ

[fe082-53]問35[ad091-38][ad081-18][ad042-19][sd02-07]

既存の電話回線を利用したADSLサービスで,ADSLモデムと電話機を接続する装置Aはどれか。

   利用者宅内
   ┌────────────────────────┐
   │          ┌─────┐       │
   │          │ 電話機 ├┐┌───┐ │
   │          └─────┘└┤   │ │ 電話回線
   │                  │装置A├─┼──────
   │ ┌────┐ ┌───────┐┌┤   │ │
   │ │ PC ├─┤ADSLモデム├┘└───┘ │
   │ └────┘ └───────┘       │
   └────────────────────────┘

ア スプリッタ  イ ターミナルアダプタ  ウ ダイヤルアップルータ  エ ハブ

【解答】

正解:ア

スプリッタ:音声とデータを周波数で分離
ターミナルアダプタ(TA):デジタル回線との接続機器
ダイヤルアップルータ:LAN接続の複数パソコンをインターネット接続する装置
ハブ:LANでの集線装置
参照:「ブロードバンド」

問36[fe082-53]

インターネット接続用ルータのNAT機能の説明として,適切なものはどれか。

【解答】

正解:エ

アは×。プロキシサーバ
イは×。ウイルス対策ソフト
ウは×。ファイアウォール(パケットフィルタリング)
エは○。
参照:グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス

問37

TCP/IP環境において,タイムサーバの時刻を基に複数のコンピュータの時刻を同期させるプロトコルはどれか。
 ア FTP   イ NNTP   ウ NTP   エ RTP

【解答】

正解:ウ

アは×。FTP:ファイル転送プロトコル
イは×。NNTP:ネットワークニュースのメッセージ転送プロトコルイ
ウは○。NTP:時刻合わせのプロトコル
エは×。RTP:音声や映像をストリーミング伝送・再生

問38

クラスCのプライベートIPアドレスとして利用できる範囲はどれか。
 ア 10.0.0.0 ~ 10.255.255.255
 イ 128.0.0.0 ~ 128.255.255.255
 ウ 172.16.0.0 ~ 172.31.255.255
 エ 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255

【解答】

正解:エ

クラスCに該当するのはエだけ
プライベートIPアドレスは次の範囲
  10. 0.0.0 ~ 10.255.255.255  (10/8)     クラスA
 172. 16.0.0 ~ 172. 31.255.255  (172.16/12)   クラスB
 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255  (192.168/16)  クラスC
参照:「IPアドレス」

問39

Webサーバにおいて,クライアントからの要求に応じてアプリケーションプログラムを実行して,その結果をブラウザに返すなどのインタラクティブなページを実現するために,Webサーバと外部プログラムを連携させる仕組みはどれか。
 ア CGI   イ HTML   ウ MIME   エ URL

【解答】

正解:ア

アは○。
イは×。HTML:Webページ記述言語
ウは×。MIME:電子メールでの文字列,画像などの変換プロトコル
エは×。URL:Webページの指定方法

問40

ディジタル署名付きのメッセージをメールで受信した。受信したメッセージのディジタル署名を検証することによって,確認できることはどれか。
 ア メールが,不正中継されていないこと
 イ メールが,漏洩していないこと
 ウ メッセージが,改ざんされていないこと
 エ メッセージが,特定の日時に再送信されていないこと

【解答】

正解:ウ

デジタル署名は次の2点
 ・送信者の確認
 ・改ざんの有無
参照:「電子署名と公開鍵暗号方式」

問41[su08-28][sd08-27][ad041-54]

パスワードに使用する文字の種類の数をM,パスワードの文字数をnとするとき,設定できるパスワードの理論的な総数を求める数式はどれか。
 

【解答】

正解:ア

セキュリティというより数学の問題
文字の種類M=10(0~9),桁数n=2とすれば,
最初の文字が0のとき,次の文字が0~9で  10通り
      1               10
      :               :
      9               10

全体では,10×10=100

M×M×・・・×M(n個)=M

問42[su08-24]

公開鍵暗号方式に関する方式として,適切なものはどれか。
 ア AESなどの暗号方式がある。
 イ RSAや楕円曲線暗号などの暗号方式がある。
 ウ 暗号化鍵と複合鍵が同一である。
 エ 共通鍵の配送が必要である。

【解答】

正解:イ

ア,ウ,エは共通鍵暗号方式
参照「共通鍵暗号方式」(sec-angou-kyoutu),「公開鍵暗号方式」(sec-angou-koukai

問43≒[ad081-51][ad031-55]

ファイルの属性情報として,読取り,書込み,実行の権限を独立に設定できるOSがある。この3種類の権限は,それぞれに1ビットを使って許可,不許可を設定する。この3ビットを8進数表現0~7の数字で設定するとき,次の試行結果から考えて,適切な記述はどれか。
〔試行結果〕
  (1) 0を設定したら,読取り,書込み,実行ができなくなってしまった。
  (2) 3を設定したら,読取りと書込みはできたが,実行ができなかった。
  (3) 7を設定したら,読取り,書込み,実行ができるようになった。
 ア 2を設定すると,読取りと実行ができる。
 イ 4を設定すると,実行だけができる。
 ウ 5を設定すると,書込みだけができる。
 エ 6を設定すると,読取りと書込みができる。

【解答】

正解:イ

試行結果を3ビットABCで表現
     A B C  実行 書込み 読取り
 0:  0 0 0  ×   ×   ×
 3:  0 1 1  ×   ○   ○
 7:  1 1 1  ○   ○   ○
これより
 Aビット=実行許可
 Bビット=書込みまたは読取りの一方を許可
 Cビット=書込みまたは読取りの一方を許可
     A B C
ア=2: 0 1 0 書込み・読取りいずれか一方が可能      →×
イ=4: 1 0 0 実行可能,書込み・読取り不可        →○
ウ=5: 1 0 1 実行可能,書込み・読取りいずれか一方が可能 →×
エ=6: 1 1 0 実行可能,書込み・読取りいずれか一方が可能 →×

問44

WAF(Web Application Firewall)を利用する目的はどれか。
 ア Webサーバおよびアプリケーションに起因する脆弱性への攻撃を遮断する。
 イ Webサーバ内でワームの侵入を検知し,ワームの自動駆除を行う。
 ウ Webサーバのコンテンツ開発の結合テスト時にアプリケーションの脆弱性や不整合を検知する。
 エ Webサーバのセキュリティホールを発見し,OSのセキュリティパッチを適用する。

【解答】

正解:ア

WAFは、ブラウザからWebサーバへアプリケーション要求のメッセージが出されたとき(HTTPリクエスト)、いったんWAFが受取り、無害であることを確認したらWebサーバへ渡す仕組み。クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなどの攻撃に対処するのが目的→アが○

問45

図は構造化分析法で用いられるDFDの例である。図中の ○ が表しているものはどれか。

 ア アクティビティ  イ データストア  ウ データフロー  エ プロセス

【解答】

正解:エ

参照:「DFD」

問46[ad062-31][ad031-34]

データモデルの表記が次の表記法に従うとき,E-R図の解釈に関する記述のうち,適切なものはどれか。

 ア 同一の商品は一つの仕入先から仕入れている。
 イ 発注明細と納品明細は1対1で対応している。
 ウ 一つの発注で複数の仕入先に発注することはない。
 エ 一つの発注で複数の商品を発注することはない。

【解答】

正解:ウ

アは×。商品と仕入先はM:N
イは×。発注明細と納品明細は直接の関係はなく,M:N
ウは○。仕入先と発注は1:N
エは×。発注と発注明細は1:N
参照:「ERモデル」

問47

オブジェクト指向におけるクラス間の関係のうち,適切なものはどれか。

【解答】

正解:イ

アは×。クラス間の関連は2クラス間であるが,それを組み合わせることにより三つ以上のクラス間に拡大できる。
イは○。逆に再定義しない事項は継承される。
ウは×。サブクラスのインスタンスに対してスーパクラスの操作を行う
エは×。集約とは自動車とエンジンの関係。自動車クラスはエンジンクラスの属性や操作を共有していない。
参照:「オブジェクト指向DB」

問48

設計するときに,状態遷移図を用いることが適切なシステムはどれか。

【解答】

正解:エ

状態遷移図は,多くの状態があり,外部からの情報により,その状態が他の状態に遷移することを示す図
パソコンの画面操作やプラントの制御のシステムに適している。
事務処理のように処理手順が決まっているシステムでは適用する意味がない。
参照:「オートマトンと状態遷移図」

問49

プログラムからUMLのクラス図を生成することは何と呼ばれるか。
 ア バックトラッキング    イ フォワードエンジニアリング
 ウ リエンジニアリング    エ リバースエンジニアリング

【解答】

正解:エ

  • バックトラッキング
    解を得る適切なアルゴリズムがないとき,総当たり方法では非効率である。途中まで探索してうまくいかないとき,前に戻り違うルートを探すというような方法
  • フォワードエンジニアリング
    UMLのクラス図やステートチャート図など,仕様書からプログラムを自動生成する技術
  • リエンジニアリング
    リバースエンジニアリング/フォワードエンジニアリングの総称。例えば,リバースエンジニアリングにより既存プログラムをUML図にして,その図で修正箇所を整理し,それをフォワードエンジニアリングで新プログラムを生成する。
    ビジネスの分野では,BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング:業務革新)の略語
  • リバースエンジニアリング
    問題文の通り。フォワードエンジニアリングの逆。ロードモジュールからソースプログラムを作成することもある。

問50

プロトタイプを1回作成するごとに未確定な仕様の50%が確定するとき,プロトタイプ開始時点で未確定だった仕様の90%以上を確定させるには,プロトタイプを何回作成する必要があるか。
 ア 1   イ 2   ウ 3   エ 4

【解答】

正解:エ

1回の確定率をpとする。
1回目で確定するのはp,残りは(1-p)
1回目で確定するのはp+(1-p)p=1-(1-p)2,残りは(1-p)2
同様にして,n回目で残るのは (1-p)
題意より,(1-0.5)≦0.1 (n:正整数)
 ∴ n=4 ・・・エ

マネジメント系

問51

九つの作業からなるプロジェクトがある。作業Eの所要日数を9日から6日に短縮すると,このプロジェクトの最短作業日数を何日短縮できるか。

 ア 0(短縮できない)  イ 1   ウ 2   エ 3

【解答】

正解:イ


クリティカルパスは赤線のようになる。
Eを9日から8日に短縮すると,青線もクリティカルパスになる。
そのため,Eを8日より短縮しても全体の作業は短縮されない。
参照:「PERTの解法」

問52

ソフトウェアの品質特性の定義において,あるコンピュータ用に作成したプログラムを別のアーキテクチャのコンピュータで動作できるようにすることの容易さを表す特性はどれか。
 ア 移植性(Portability)       イ 使用性(Usability)
 ウ 相互運用性(Interoperability)  エ 変更性(Changeability)

【解答】

正解:ア

アは○。設問文の通り
イは×。分かりやすさ,使いやすさ
ウは×。機能性の副特性。機能性とは必要な機能の満足度
エは×。保守性の副特性。変更のしやすさ
参照:「ISO/IEC 9126(JIS X 0129):ソフトウェア製品の品質」

問53

コンピュータをLAN経由で起動させる機能を Wake on LAN(WOL)という。この機能を利用することによって効率よく行えるものはどれか。
 ア 遠隔地にあるPCのソフトウェア保守
 イ システム誤動作の検知
 ウ トラフィック状況の管理
 エ 不正アクセスの監視

【解答】

正解:ア

現在停止しているPCをPC管理者が強制的に起動させる。
→クライアントPCの集中管理機能
 「ソフトウェアのバージョンアップを夜間に行う」ような作業

問54

ITサービスマネジメントにおいて,インシデント管理の対象となるものはどれか。
 ア ITサービスの新人への教育依頼
 イ ITサービスやシステムの機能,使い方に対する問い合わせ
 ウ アプリケーションの応答の大幅な遅延
 エ 新設営業所へのITサービス提供依頼

【解答】

正解:ウ

アは×。継続的サービス改善?
イは×。ヘルプデスク
ウは○。インシデント=緊急事態への臨床的対応
エは×。リリース管理
参照:「ITサービスマネジメントとITIL」

問55[fe082-49]

A社の会員登録処理では,次の形式のIDを発行している。各年度末での発行済ID数の推移は表のとおりである。今後もこの傾向が続くと仮定した場合,この形式によるIDは何年度に使い尽くすと予想されるか。ここで,脱会した会員のIDは欠番として管理し,再利用は行わない。
〔IDの形式〕XXNNN(例:AZ059 など)
  Xには英大文字(A~Zの26文字)を設定する。
  Nには数字(0~9の10文字)を設定する。
〔各年度末における発行済ID数の推移〕
  年度          2006    2007    2008    2009
  発行済ID数(累積) 317,000  383,000  447,000  512,000

ア 2010年度   イ 2011年度   ウ 2012年度   エ 2013年度

【解答】

正解:ウ

ID付番可能数=26×26×10×10×10=676,000個
残りのID数=676,000-512,000=164,000個
会員増加数
 2006年~2007年度=383,000-317,000=66,000
 2007年~2008年度=447,000-383,000=64,000
 2008年~2009年度=512,000-447,000=65,000
 →平均 65,000個
IDが枯渇するまでの年数=164,000/65,000=2.5→3年後=2012年度(ウ)
参照:「順列・組合せ」

問56

次の条件でITサービスを提供している。SLAを満たすためには,サービス時間帯中の停止時間は1か月に最大で何時間以内であればよいか。ここで,1か月の営業日は30日とする。
[SLAの条件]
  ・サービス時間帯は営業日の午前6時から翌日午前1時まで。
  ・可用性99.5%以上とすること。
 ア 1   イ 2   ウ 3   エ 4

【解答】

正解:イ

午前6時から翌日午前1時まで→19[時間/日]
全時間=19[時間/日]×30[日]=570[時間]
可用性=稼働時間/全時間=1-停止時間/全時間 であるから,
停止時間=(1-可用性)×全時間
  =0.05×570[時間]=2.85[時間]・・・2時間ならよい
参照:「RAS,MTBF,MTTR」

問57

システム監査規程の最終的な承認者はだれか。
 ア 監査対象システムの利用部門の長
 イ 経営者
 ウ 情報システム部門の長
 エ 被監査部門の長

【解答】

正解:イ

監査規程を被監査部門が決定したのでは,甘い規程になるかもしれない。
利用部門も情報システム部門も被監査部門になる。
参照:「システム監査基準の概要」

問58[fe121-58]

システム監査人の独立性が保たれている状況はどれか。

【解答】

正解:イ

アは×。監査人と被監査部門が同じ
イは○。実質的に第三者。採用していても内部監査
ウは×。現在の所属云々ではなく,利害関係の有無が問題
エは×。ベンダの監査部門はベンダの利益関係者
参照:「システム監査基準の概要」

問59

マスタファイル管理に関するシステム監査項目のうち,可用性に該当するものはどれか。

【解答】

正解:ア

可用性:アクセス権限をもっている人が,いつでも使えるようになっていること。
アは○。可用性=稼働率が高くなる
イは×。効率性
ウは×。機密性
エは×。完全性
参照:「機密性・完全性・可用性」

問60

内部統制の観点から,組織内の相互牽制の仕組みで,データのインテグリティが確保できる体制はどれか。

【解答】

正解:エ

ここでは,インテグリティをデータが不正行為による改ざんを防止することを対象にしており,その防止対策として相互牽制が機能するかが問題にしている。
アは×。情報システム部門が相互牽制なく不正データを入力できる
イは×。その配置自体は問題ないが,人事異動がないと相互牽制の機会がなくなる
ウは×。インテグリティよりも機密性の問題だが,これがインテグリティを確保する手段とはいえない。
エは○。独立性は相互牽制に有効
参照:「機密性・完全性・可用性」

ストラテジ系

問61

BPOを説明したものはどれか。

【解答】

正解:ウ

アは×。ホスティングサービス
イは×。ASP,SaaS
ウは○。
エは×。派遣受入れ
参照:「運用外部委託の種類」

問62

ビジネスプロセスを根本的に考え直し,抜本的にデザインし直すことによって,企業のコスト,品質,サービス,スピードなどのパフォーマンスを劇的に改善するものはどれか。
 ア アライアンス      イ コアコンピタンス
 ウ ゴーイングコンサーン  エ リエンジニアリング

【解答】

正解:エ

アは×。アライアンス:企業連携
イは×。コアコンピタンス:他の追従を許さない卓越した分野
ウは×。ゴーイングコンサーン:継続企業の前提。企業市民の考え方の基礎
エは○。リエンジニアリング:BPR。設問文の通り(ハマーらの定義)

問63[su08-43]≒[sd05-40]

改善の効果を定量的に評価するとき,複数の項目で評価した結果を統合し,定量化する方法として重みづけ総合評価法がある。表の中で優先すべき改善案はどれか。
                      改善案
     評価項目 評価項目の重み  案1 案2 案3 案4
     省力化     4     6  8  2  5
     期間短縮    3     5  5  9  5
     資源削減    3     6  4  7  6


 ア 案1   イ 案2   ウ 案3   エ 案4

【解答】

正解:イ

    省力化    期間短縮   資源削減  効果合計
案1 6×4=24 5×3=15 6×3=18  57
案2 8×4=32 5×3=15 4×3=12  59  最大
案3 2×4= 8 9×3=27 7×3=21  56
案4 5×4=20 5×3=15 6×3=18  53
参照:「IT投資の列挙法による評価」

問64

利用者が,インターネットを経由してサービスプロバイダ側のシステムに接続し,サービスプロバイダが提供するアプリケーションの必要な機能だけを必要なときにオンラインで利用するものはどれか。
 ア ERP   イ SaaS   ウ SCM   エ XBRL

【解答】

正解:イ

アは×。ERP≒BPR=業務改革。ERPパッケージ:業務統合パッケージ
イは○。SaaS≒ASP,クラウドコンピューティング
ウは×。SCM:情報共有による企業間協力。流通在庫削減,納期短縮
エは×。XBRL(eXtensible Business Reporting Language):財務情報が作成・流通・再利用できるように標準化されたXMLベースの言語

問65

情報化に関する費用のうち,ランニングコストに該当するものはどれか。
 ア サーバなど情報機器の保守費用
 イ 情報システム戦略立案のコンサルティング費用
 ウ ソフトウェアパッケージの導入費用
 エ 要件定義を行うシステムエンジニアの費用

【解答】

正解:ア

ランニングコスト=運用費用=稼働してから発生する費用・・・ア

問66

要件定義の段階で行う作業はどれか。
 ア 新たに構築する業務とシステムの仕様を明確化し,システム化範囲を明示する。
 イ 顧客が記述したニーズに合ったソフトウェアを開発する。
 ウ 事業の目的,目標を達成するために必要なシステム化の方針を立案する。
 エ ソフトウェア製品の運用及び利用者に対する運用支援を行う。

【解答】

正解:ア

アは○。要件定義プロセス
イは×。ソフトウェア実装プロセス
ウは×。企画プロセス→システム化構想の立案
エは×。運用・サービスプロセス→業務運用と利用者支援
参照:「共通フレーム」

問67

「提案評価方法の決定」に始まる調達プロセスを,調達先の選定,調達の実施,提案依頼書(RFP)の発行,提案評価に分類して順番に並べたとき,cに入るものはどれか。

   ┌─────────┐ ┌───┐ ┌───┐ ┌───┐ ┌───┐
   │提案評価方法の決定├─┤ a ├─┤ b ├─┤ c ├─┤ d │
   └─────────┘ └───┘ └───┘ └───┘ └───┘

ア 調達先の選定  イ 調達の実施  ウ 提案依頼書(RFP)の発行  エ 提案評価

【解答】

正解:ア

 提案依頼書の発行(a=ウ)
→提案評価(b=エ)
→調達先の選定(c=ア)
→調達の実施(d=イ)

問68≒[su03-37][ad082-60]

プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)マトリックスのa,bに入れる語句の適切な組み合わせはどれか。

      高┌─────┬─────┐
       │     │     │
    ┌─┐│ 花 形 │ 問題児 │
    │ ││     │     │
    │a│├─────┼─────┤
    │ ││     │     │
    └─┘│金のなる木│ 負け犬 │
       │     │     │
      低└─────┴─────┘
        高  ┌───┐  低
           │ b │
           └───┘

    a      b
 ア 売上高利益率 市場占有率
 イ 市場成長率  売上高利益率
 ウ 市場成長率  市場占有率
 エ 市場占有率  市場成長率

【解答】

正解:ウ

参照:「PPM」

問69

企業経営におけるニッチ戦略はどれか。
 ア キャッシュフローの重視  イ 市場の細分化
 ウ 垂直統合         エ リードタイムの短縮

【解答】

正解:イ

ニッチ:大企業などが手を出していない狭い分野,需要の小さい分野。
参照:「ポジショニング分析」

問70

T社ではA,B,Cの3種類の商品を販売している。現在のところ,それぞれの商品には毎月10,000人,20,000人,80,000人の購入者がいる。来年から商品体系を変更して,P,Q,R,Sの4種類の新商品を販売する予定である。
 そこで,現在の顧客が新商品を購入する割合と新規の顧客数を試算した。この試算について,適切な記述はどれか。

       人数    P   Q   R   S
    A 10,000   0.5   0.3   0.1   0.1
    B 20,000   0.1   0.6   0.1   0.1
    C 80,000   0.1   0.1   0.3   0.3
   既存顧客人数  15,000 23,000 27,000 27,000
   新規顧客人数   5,000  7,000 13,000 23,000

 ア 商品Aの購入者のうち,1,000人が商品Qを購入すると予想している。
 イ 商品Bの購入者は,商品P,Q,R,Sのどれかを購入すると予想している。
 ウ 商品Pの購入見込者の5割は,商品Aの購入者であると予想している。
 エ 商品Sの新規顧客人数は,商品Cの購入者のうち商品Sを購入する人数より少ないと予想している。

【解答】

正解:エ

アは×。商品Aの購入者のうち商品Qを購入する確率は0.3
  10,000人×0.3=3,000人
イは×。P~Sの購入確率=0.1+0.6+0.1+0.1=0.9
  1割の人はどれも購入しない
ウは×。(A,P)の0.5は,商品Aの購入者のうち商品Pを購入する確率
  Pの購入者数
   商品A 0.5×10,000= 5,000
   商品B 0.1×20,000= 2,000
   商品C 0.1×80,000= 8,000
   合計         15,000

  商品Pの既存顧客人数のうち、商品Aの購入者割合は 5,000/15,000 →0.33
エは○。商品Cの購入者のうち商品Sを購入する人数=80,000×0.3=24,000人
  商品Sの新規顧客人数=23,000人 < 24,000人

問71

ナレッジマネジメントを説明したものはどれか。

【解答】

問72

アクセシビリティを説明したものはどれか。

【解答】

正解:イ

アは×。モバイルコンピューティング
イは○。アクセシビリティ
ウは×。テレワーク
エは×。ユビキタス社会

問73[fe121-71][ad081-74]

1~3の手順に従って処理を行うものはどれか。

  1. 今後の一定期間に生産が予定されている製品の種類と数量及び部品構成表を基にして,その構成部品についての必要量を計算する。
  2. 引当可能な在庫量から各構成部品の正味発注量を計算する。
  3. 製造/調達リードタイムを考慮して構成部品の発注時期を決定する。

ア CAD  イ CRP  ウ JIT  エ MRP

【解答】

正解:エ

アは×。CAD(Computer Aided Design)コンピュータを利用した設計
イは×。CRP(Continuous Replenish Program、連続的補充計画)自動補充発注システム
 または、(Capacity Requirements Planning、能力所要量計画)MRPに生産能力計画も加えたもの
ウは×。JIT(Just In Time)トヨタの「かんばん方式」に代表される,必要なときに必要な個数の部品を提供する生産方式
エは○。MRP(Material Requirements Planning)資材所要量計画

問74

RFIDを利用したものはどれか。
 ア ICタグ   イ 磁気カード   ウ バーコード   エ メモリカード

【解答】

正解:ア

参照:「RFID」

問75

事業部制組織を説明したものはどれか。

【解答】

正解:ウ

アは×。プロジェクトチーム
イは×。職能別組織
ウは○。事業部制組織
エは×。アウトソーシング
参照:「代表的な組織形態」

問76[fe072-76][ad072-70]

昨年度と今年度の入社試験問題を比較するために,多数の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点をx軸に,今年度の問題の得点をy軸にとって,相関係数と回帰直線を求めた。〔結果〕から分かることはどれか。
  〔結果〕
    相関係数は,0.8であった。
    回帰直線の傾きは,1.1であった。
    回帰直線の y 切片の値は,10であった。

【解答】

正解:ウ


アは×。今年度と昨年度が逆
イは×。今年度平均点=1.1×昨年度平均点+10点
ウは○。
エは×。質についてはわからない

問77[ad052-65][ad082-64]

損益分岐点の特性を説明したものはどれか。
 ア 固定費が変わらないとき,変動費率が低くなると損益分岐点は高くなる。
 イ 固定費が変わらないとき,変動費率の変化と損益分岐点の変化は正比例する。
 ウ 損益分岐点での売上高は,固定費と変動費の和に等しい。
 エ 変動費率が変わらないとき,固定費が小さくなると損益分岐点は高くなる。

【解答】

正解:ウ

ウは○。利益=売上高-(固定費+変動費)=0
これより,固定費=売上高-変動費=売上高(1-変動費率)
     売上高=固定費/(1-変動費率)
この売上高が損益分岐点
アは×。変動費率↓ → (1-変動費率)↑ → 固定費/(1-変動費率)↓
エは×。固定費↓ → 固定費/(1-変動費率)↓
イは×。変動費率が1/2倍になっても,(1-変動費率)は2倍にならない。
参照:「財務・会計の基礎」

問78[ad072-77]

A社は顧客管理システムの開発を,情報システム子会社であるB社に委託し,B社は要件定義を行った上で,設計・プログラミング・テストまでを協力会社であるC社に委託した。C社では優秀なD社員にその作業を担当させた。このとき,開発したプログラムの著作権はどこに帰属するか。ここで,関係者の間には,著作権の帰属に関する特段の取決めはないものとする。
 ア A社   イ B社   ウ C社   エ D社員

【解答】

正解:ウ

著作権は実際に作成した者に帰属→D社員
職務上作成する著作物の著作権は法人に帰属→C社
参照:「著作権の帰属」

問79[fe081-79][ad072-79][su03-44]

労働者派遣法に基づいた労働者の派遣において,労働者派遣契約が存在するのはどの当事者の間か。
 ア 派遣先事業主と派遣労働者    イ 派遣先責任者と派遣労働者
 ウ 派遣元事業主と派遣先事業主   エ 派遣元事業主と派遣労働者

【解答】

正解:ウ

          派遣契約
  派遣元事業主--------派遣先事業主
   |             |
   |雇用関係         |指揮命令
   |             |
  派遣労働者----------┘

参照:「労働者派遣法」

問80

JIS Q 27001-2006 におけるISMSの確立に必要な事項(1)~(3)のうち,適切なものはどれか。
   (1)適用宣言書の作成
   (2)リスク対応のための管理目的及び管理策の選択
   (3)リスクの分析と評価
 ア (1)→(2)→(3)   イ (1)→(3)→(2)
 ウ (2)→(3)→(1)   エ (3)→(2)→(1)

【解答】

正解:エ

適用宣言書とは,ISMSに関連して適用する管理目的及び管理策を記述した文書
ISMSの範囲として選択した事項と除外した事項を明確にするため
順序
  まず,リスクを列挙し,その大きさを評価する(3)
  対処すべきリスクを決めて,その対策を考える(2)
  何を選択して,何を除外したかを明示する(1)
参照:「JIS Q 27001」「ISO27001,JIS Q 27001,ISMS適合性認定制度の関係」