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選択肢試験目次
ki142 高度試験午前I 平成26年度秋期
[ki142-01]
A,B,C,Dを論理変数とするとき,次のカルノー図と等価な論理式はどれか。ここで,・は論理積,+は論理和,XはXの否定を表す。
ア A・B・C・D+B・D イ A・B・C・D+B・D
ウ A・B・D+B・D エ A・B・D+B・D
【解答】
[ki142-02]
コンピュータによる伝票処理システムがある。このシステムは,伝票データをためる待ち行列をもち,M/M/1の待ち行列モデルが適用できるものとする。平均待ち時間がT秒以上となるのは,処理装置の利用率が少なくとも何%以上となったときか。ここで,伝票データをためる待ち行列の特徴は次のとおりである。
・伝票データは,ポアソン分布に従って発生する。
・伝票データのたまる数に制限はない。
・1件の伝票データの処理時間は,平均T秒の指数分布に従う。
ア 33 イ 50 ウ 67 エ 80
【解答】
正解:イ
利用率をρとすれば,平均待ち時間=ρ/(1-ρ)×T
これがTより大きいことから,
ρ/(1-ρ)×T≧T →ρ/(1-ρ)≧1 ∴ρ≧0.5 →イが〇
参照:M/M/1の公式
[ki142-03]
グラフに示される頂点V1からV4,V5,V6の各点への最短所要時間を求め,短い順に並べたものはどれか。ここで,グラフ中の数値は各区間の所要時間を表すものとし,最短所要時間が同ーの場合には添字の小さい順に並べるものとする。
ア V4,V5,V6 イ V4,V6,V5 ウ V5,V4,V6 エ V5,V6,V4
【解答】
正解:イ
大規模な場合は組合せ問題になるが,このような単純な問題なら目算で十分だろう。
V4への最短経路=3
V5への最短経路=5
V6への最短経路=4
→V4<V6<V5 →イが〇
[ki142-04]
キャッシュの書込み方式には,ライトスルー方式とライトバック方式がある。ライトバック方式を使用する目的として,適切なものはどれか。
- ア キャッシュと主記憶の一貫性(コヒーレンシ)を保ちながら,書き込みを行う。
- イ キャッシュミスが発生したときに,キャッシュの内容の主記憶への書き戻しを不要にする。
- ウ 個々のプロセッサがそれぞれのキャッシュをもつマルチプロセッサシステムにおいて,キャッシュ管理をライトスルー方式よりも簡単な回路構成で実現する。
- エ プロセッサから主記憶への書込み頻度を減らす。
【解答】
正解:エ
ライトスルー方式はCPUからの書込命令により,キャッシュメモリと同時にメモリにも書き込む方式
ア・イ・ウはライトスルー方式の特徴
ライトバック方式はキャッシュメモリだけに書き込み,メモリからキャッシュメモリへ新しい部分が転送される直前に,まとめてキャッシュメモリからメモリに転送して更新する。 →エが○
参照:「記憶階層とキャッシュメモリ」
[ki142-05][sd05-06]
2台のプリンタがあり,それぞれの稼働率が0.7と0.6である。この2台のいずれか一方が稼働していて,他方が故障している確率はいくらか。ここで,2台のプリンタの稼動状態は独立であり,,プリンタ以外の要因は考慮しないものとする。
ア 0.18 イ 0.28 ウ 0.42 エ 0.46
【解答】
正解:エ
稼働率0.7のほうが稼働,稼働率0.6のほうが故障である確率
=0.7×(1-0.6)=0.28
稼働率0.7のほうが故障,稼働率0.6のほうが稼働である確率
=(1-0.7)×0.6=0.18
従って,求める確率=0.28+0.18=0.46→エが〇
参照:「システムの信頼性」
[ki142-06]
Linuxカーネルの説明として,適切なものはどれか。
- ア GUIが組み込まれていて,マウスを使った直感的な操作が可能である。
- イ Webブラウザ,ワープロソフト,表計算ソフトなどが含まれており,Linuxカーネルだけで多くの業務が行える。
- ウ シェルと呼ばれるCUIが組み込まれていて,文字での操作が可能である。
- エ プロセス管理やメモリ管理などの,アプリケーションが動作するための基本機能を提供する。
【解答】
正解:エ
特に「Linux」に限定した設問ではない。多くのOSに共通
アは×。カーネルから制御されるソフトウェア(カーネルではない)で実行
イは×。Officeソフト。応用プログラムに属する
ウは×。シェルはCUIだけなくGUIにも使う
エは〇。
参照:カーネル
[ki142-07][ki112-08][ki092-08]
図の論理回路において,S=1,R=1,X=0,Y=1のとき,Sを一旦 0にした後,再び1に戻した。この操作を行った後のX,Yの値はどれか。
ア X=0,Y=0 イ X=0,Y=1 ウ X=1,Y=0 エ X=1,Y=1
【解答】
正解:ウ
結論を先にする。次図のようになり,X=1,Y=0となる。→ウが〇
「S=0にしたとき」の図にするのは簡単ではない。例えばAを決めるにはEが決まっている必要があるが,EはF←C←Aが決まらないと決まらない。
私は,EとFを(0,0),(0,1),(1,0)(1,1)の4ケースでトレースし,矛盾があるかどうかをチェックした。例えば,(0,0)とすると,A=0→C=1→F=1となり矛盾が生じる。矛盾が生じないのは(0,1)のときだけである。
「S=1に戻したとき」も同様にして,上の図が得られる。
なお,この回路はand素子によるフリップフロップである。
参照:フリップフロップ回路
[ki142-08]
顧客に,A~Zの英大文字26種類を用いた顧客カードを割り当てたい。現在の顧客数は8,000人であって,毎年2割ずつ顧客が増えていくものとする。3年後まで顧客全員にコードを割り当てられるようにするための,顧客コードの最も少ない桁数は幾つか。
ア 3 イ 4 ウ 5 エ 6
【解答】
正解:ア
3年後の顧客数は,8,000×(1+0.2)3=13,824
N桁で表現できるコード数=26N
262=676,263=17,576
3桁あればよい →アが○
[ki142-09]
関係R(A,B,C,D,E,F)において,関数従属A→B,C→D,C→E,{A,C}→Fが成立するとき,関係Rの候補キーはどれか。
ア A イ C ウ {A,C} エ {A,C,E}
【解答】
正解:ウ
┌───────┐
┌───┐ ├───┐ │
┌─┴─┬─↓─┬─┴─┬─↓─┬─↓─┬───┐
│ A │ B │ C │ D │ E │ F │
└─┬─┴───┴─┬─┴───┴───┴─↑─┘
└─────┬─┘ │
{A,C} └─────────────┘
{A,C}が決まれば,AもCも決まり,すべての属性がきまる。→{A,C}が候補キー →ウが〇
参照:候補キー,
正規化の手順
[ki142-10]
IPの上位階層のプロトコルとして,コネクションレスのデータグラム通信を実現し,信頼性のための確認応答や順序制御などの機能をもたないプロトコルはどれか。
ア ICMP イ PPP ウ TCP エ UDP
【解答】
正解:エ
IPの上位階層=トランスポート層
アは×。ICMP:障害発生時に通知をするネットワーク層プロトコル
イは×。PPP:ダイアルアップ接続のデータリンク層プロトコル
ウは×。TCP:トランスポート層,コネクション型通信
エは〇。UDP:問題文の通り
[ki142-11][su06-16]
サブネットマスクが 255.255.252.0 のとき,IPアドレス 172.30.123.45 のホストが属するサブネットワークのアドレスはどれか。
ア 172.30.3.0 イ 172.30.120.0 ウ 172.30.123.0 エ 172.30.252.0
【解答】
正解:イ
サブネットワークアドレス=IPアドレスのホストアドレス部をすべて0
255.255.252.0 → 11111111 11111111 11111100 00000000
172.30.123.45 → 10101100 00011110 01111011 00101101
サブネットワーク→ 10101100 00011110 01111000 00000000 → 172.30.120.0→イが〇
参照:「IPアドレス」
[ki142-12]
SMTP-AUTHにおける認証の動作を説明したものはどれか。
- ア SMTPサーバは,クライアントがアクセスしてきた場合に利用者認証を行い,認証が成功したとき電子メールを受け付ける。
- イ サーバは認証局のディジタル証明書をもち,クライアントから送信された認証局の署名付きクライアント証明書の妥当性を確認する。
- ウ 電子メールを受信した際にパスワード認証が成功したクライアントのIPアドレスは,一定時間だけSMTPサーバへの電子メールの送信が許可される。
- エ パスワードを秘匿するために,パスワードからハッシュ値を計算して,その値で利用者が電子メールを受信する際の利用者認証を行う。
【解答】
正解:ア
アは○。SMTP-AUTH
イは×。POP3S(SMTP over SSL/TLS)
ウは×。POP before SMTP
エは×。APOP
参照:電子メールの本人確認
[ki142-13]
企業のDMZ上で1台のDNSサーバをインターネット公開用と社内用で共用している。このDNSサーバが,DNSキャッシュポイズニングの被害を受けた結果,引き起こされ得る現象はどれか。
- ア DNSサーバのハードディスク上のファイルに定義されているDNSサーバ名が書き換わり,外部からの参照者が,DNSサーバに接続できなくなる。
- イ DNSサーバのメモリ上にワームが常駐し,DNS参照元に対して不正プログラムを送り込む。
- ウ 社内の利用者が,インターネット上の特定のWebサーバを参照しようとすると,本来とは異なるWebサーバに誘導される。
- エ 社内の利用者間の電子メールについて,宛先メールアドレスが書き換えられ,送受信ができなくなる。
【解答】
正解:ウ
DNSキャッシュポイズニングとはDNSサーバの対応表の改ざん。正しいドメイン名でアクセスしても偽のIPアドレスにより,悪意のあるサーバに誘導される。
アは×。対象DNSサーバ名(ドメイン名)の改ざんではない。これをされても,単にこのDNSサーバが使えないだけである
イは×。ワームではない。
ウは○。
エは×。これは通常のメール改ざん。中間者攻撃など
[ki142-14]
Webアプリケーションにおけるセキュリティ上の脅威と対策の適切な組合せはどれか。
- ア OSコマンドインジェクションを防ぐために, Webアプリケーションが発行するセッションIDを推測困難なものにする。
- イ SQLインジェクションを防ぐために,Webアプリケーション内でデータベースへの問合せを作成する際にバインド機構を使用する。
- ウ クロスサイトスクリプティングを防ぐために,外部から渡す入力データをWebサーバ内のファイル名として直接指定しない。
- エ セッションハイジャックを防ぐために,Webアプリケーションからシェルを起動できないようにする。
【解答】
[ki142-15]
無線LANを利用するとき,セキュリティ方式としてWPA2を選択することで利用される暗号化アルゴリズムはどれか。
ア AES イ ECC ウ RC4 エ RSA
【解答】
正解:ア
WPA2は,以前のWEPに代わる代表的な無線LANセキュリティ方式
アは〇。AES:WPA2に対応した暗号化アルゴリズム
イは×。ECC:誤り訂正符号
ウは×。RC4:以前のWEPに対応した暗号化アルゴリズム
エは×。RSA:代表的な公開鍵暗号方式
[ki142-16][sd07-13][sd04-15]
ブラックボックステストのテストデータの作成方法として,最も適切なももはどれか。
ア 稼動中のシステムから実データを無作為に抽出し,テストデータを作成する。
イ 機能仕様から同値クラスや限界値を識別し,テストデータを作成する。
ウ 業務で発生するデータの発生頻度を分析し,テストデータを作成する。
エ プログラムの流れ図から,分岐条件に基づいたテストデータを作成する。
【解答】
正解:イ
アは×。エラーデータのチェックができない
イは〇。
ウは×。頻度の大小は設計時の事項。チェックとは無関係
エは×。ホワイトボックステスト
参照:「テストの方法」
[ki142-17]
組込み機器用のソフトウェアを開発委託する契約書に開発成果物の著作権の帰属先が記載されていない場合,委託元であるソフトウェア発注者に発生するおそれがある問題はどれか。ここで,ソフトウェアは委託先が全て自主開発するものとする。
ア 開発成果物を,委託元で開発する別のソフトウェアに適用できなくなる。
イ ソースコードを公開することが義務付けられる。
ウ ソフトウェアをバイナリ形式でしか販売できなくなる。
エ ハードウェアと合わせて,アルゴリズムに関する特許を取得できなくなる。
【解答】
正解:ア
アは〇。原則として著作権は委託先にあり,委託元が他に利用できない
イは×。そのような義務はない。委託元が勝手に公開できない。
ウは×。バイナリ形式でも販売できない
エは×。アルゴリズムは著作権の対象にはならない。特許とは直接の関係はない。
参照:著作権の帰属
[ki142-18][fe121-51]
ソフトウェア開発プロジェクトで行う構成管理の対象項目として,適切なものはどれか。
ア 開発作業の進捗状況 イ 成果物に対するレビューの実施結果
ウ プログラムのバージョン エ プロジェクト組織の編成
【解答】
正解:ウ
PMBOKの「統合変更管理」は,「すべての変更要求をレビューし,変更を承認し,さらに要素成果物,組織のプロセス資産,プロジェクト文書,プロジェクトマネジメント計画書等への変更をマネジメントするプロセス」と定義されている。
統合変更管理のツールと技法の1つに構成管理(Configuration Management)があり,「変更管理システムを包含し,変更提案の提出,変更提案のレビューや承認を行う追跡システム,変更を認可する承認レベルの規定,承認済み変更を確定する方法の提供等のプロセスを含む」とされている。
ソフトウェア開発での構成管理としては,構築中あるいは参考とすべき既存のプログラムに関する記録の文書化やその一元管理である。「バージョン管理」や「変更管理」などが相当する。→ウが〇
[ki142-19]
工期を短縮させるために,クリテイカルパス上の作業に"ファストトラッキング"技法を適用した対策はどれか。
ア 時間外勤務を実施する。
イ 生産性を高められる開発ツールを導入する。
ウ 全体の設計が完了する前に,仕様が固まっているモジュールの開発を開始する。
エ 要員を追加投入する。
【解答】
正解:ウ
ファストトラッキングとは,先行タスクが完了する前に後続タスクを進めることで,スケジュールを短縮させる方法→ウが〇
他は,クラッシング
参照:PMBOK タイムマネジメント
[ki142-20]
SLAに記載する内容として,適切なものはどれか。
ア サービス及びサービス目標を特定した,サービス提供者と顧客との間の合意事項
イ サービス提供者が提供する全てのサービスの特徴,構成要素,料金
ウ サービスデスクなどの内部グループとサービス提供者との間の合意事項
エ 利用者から出されたITサービスに対する業務要件
【解答】
正解:ア
アは〇。SLA(Service Level Agreement)=サービスレベル合意
イは×。ITサービス提供者のサービス・カタログ
ウは×。SLAの一部
エは×。ITサービス契約時の事項
[ki142-21]
目標復旧時点(RPO)を24時間に定めているのはどれか。
ア 業務アプリケーションをリリースするための中断時間は,24時間以内とする。
イ 業務データの復旧は,障害発生時点から24時間以内に完了させる。
ウ 障害発生時点の24時間前の業務データの復旧を保証する。
エ 中断したITサービスを24時間以内に復旧させる。
【解答】
正解:ウ
アは×。RTO
イは×。RLO
ウは〇。RPO
エは×。「ITサービス」は中断できない
参照:復旧の目標・尺度
[ki142-22]
在庫管理システムを対象とするシステム監査において,当該システムに記録された在庫データの網羅性のチェックポイントとして,適切なものはどれか。
ア 設定された選定基準に従って,自動的に購入業者を選定していること
イ 適正在庫高であることを,責任者が承認していること
ウ 適正在庫量を維持するための発注点に達したときに,自動的に発注していること
エ 入庫及び出庫記録に対して,自動的に連番を付与していること
【解答】
[ki142-23]
IT投資の評価手法のうち,バランススコアカードを用いた手法を説明したものはどれか。
- ア IT投資の効果を正味現在価値などのキャッシュフローを用いて評価することによって,他の投資案件との整合性を確保する。
- イ IT投資をその性質やリスクの共通性によってカテゴリに分類し,カテゴリ単位での投資割合を評価することによって,経営戦略とIT投資の整合性を確保する。
- ウ 財務,顧客,内部業務プロセスなど複数の視点ごとに業績評価の指標を設定し,経営戦略との適合性を評価することによって,IT投資の効果を多面的に把握する。
- エ 初期投資の価値に加えて,後続のプロジェクトにおいて選択可能な収益やリスクの期待値を,金融市場で使われるオプション価格付け理論に基づいて評価する。
【解答】
[ki142-24]
SOAを説明したものはどれか。
- ア 企業改革において既存の組織やビジネスルールを抜本的に見直し,業務フロー,管理機構,情報システムを再構築する手法のこと
- イ 企業の経営資源を有効に活用して経営の効率を向上させるために,基幹業務を部門ごとではなく統合的に管理するための業務システムのこと
- ウ 発注者とITアウトソーシングサービス提供者との間で,サービスの品質について合意した文書のこと
- エ ビジネスプロセスの構成要素とそれを支援するIT基盤を,ソフトウェア部品であるサービスとして提供するアーキテクチャのこと
【解答】
正解:エ
アは×。BPR(Business Process Reengineering):業務改革
イは×。ERP(Enterprise Resource Planning):経営資源最適化
ウは×。SLA(Service Level Agreement)
エは〇。SOA(Service Oriented Architecture):
[ki142-25]
「情報システム・モデル取引・契約書」によれば,ユーザ(取得者)とベンダ(供給者)間で請負型の契約が適切であるとされるフェーズはどれか。
ア システム化計画フェーズから導入・受入支援フェーズまで
イ 要件定義フェーズから導入・受入支援フェーズまで
ウ 要件定義フェーズからシステム結合フェーズまで
エ システム内部設計フェーズからシステム結合フェーズまで
【解答】
正解:エ
「システム内部設計フェーズからシステム結合フェーズまで」の開発プロセスは,仕様が明確になっており,成果物の完成が重要なので,請負契約が適する→エが〇
参照:情報システム・モデル取引・契約書
[ki142-26][sd05-39][su05-44][sd03-36]
部品や資材の調達から製品の生産,流通,販売までの,企業間を含めたモノの流れを適切に計画・管理し,最適化して,リードタイムの短縮,在庫コストの削減などを実現しようとする考え方はどれか。
ア CRM イ ERP ウ MRP エ SCM
【解答】
正解:エ
アは×。CRM(Customer Relationship Management)顧客満足を実現することによる競争力強化
イは×。ERP(Enterprise Resource Planning)全社的経営資源の最適化。ERPパッケージ
ウは×。MRP(Material Requirement Planning)資材所要量計画
エは〇。SCM(Supply Chain Management)問題文の通り
[ki142-27]
コア技術の事例として,適切なものはどれか。
ア アライアンスを組んでインターフェースなどを策定し,共通で使うことを目的とした技術
イ 競合他社がまねできないような,自動車エンジンのアイドリングストップ技術
ウ 競合他社と同じCPUコアを採用し,ソフトウェアの移植性を生かす技術
エ 製品の早期開発,早期市場投入を目的として,汎用部品を組み合わせて開発する技術
【解答】
正解:イ
アは×。この仕様がデファクトスタンダード(業界標準)になれば競争優位になる。
イは〇。他社の追従を許さない優れた能力がコアコンピタンス,その技術がコア技術
ウ・エは×。どちらもコモディティ化による競争戦略。それにはモジュール化技術が必要
[ki142-28]
CE(コンカレントエンジニアリング)を説明したものはどれか。
ア CADで設計された図形データを基に,NCデータを作成すること
イ 生産時点で収集した情報を基に問題を分析し,生産活動の効率の向上を図ること
ウ 製品の開発や生産に関係する情報の中身や表現形式を標準化すること
エ 製品の企画・設計・製造を同時並行処理し,全体のリードタイムを短縮すること
【解答】
[ki142-29][ad072-69][ad042-71]
分析対象としている問題に数多くの要因が関係し,それらが相互に絡みあっているとき,原因と結果,目的と手段といった関係を追求していくことによって,因果関係を明らかにし,解決の糸口をつかむための図はどれか。
ア アローダイアグラム イ パレート図 ウ マトリックス図 エ 連関図
【解答】
[ki142-30]
不正競争防止法において,営業秘密となる要件は,「秘密として管理されていること」,「事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であること」と,もう一つはどれか。
ア 営業譲渡が可能なこと イ 期間が10年を超えないこと
ウ 公然と知られていないこと エ 特許出願をしていること
【解答】
正解:ウ
不正競争防止法での営業秘密である3要件:秘密管理性,有効性,非公然性 →ウが○
参照:「不正競争防止法」