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sd02 上級シスアド午前問題 平成14年度


問1

RAIDの分類において,ミラーリングを用いることで信頼性を高め,障害発生時には冗長ディスクを用いてデータ復元を行う方式はどれか。

ア RAID1  イ RAID2  ウ RAID3  エ RAID4

【解答】

正解:ア

RAID2:RAIDコントローラでエラー修正
RAID3:パリティディスク使用。同期アクセス
RAID4:パリティディスク使用。非同期アクセス

参照:「RAID」(hs-disk-raid

問2

次の機能を持った装置はどれか。

ア スイッチングハブ イ ブリッジ  ウ リピータ  エ ルータ

【解答】

正解:ア

リピータ:物理層,信号の増幅
ブリッジ:データリンク層,相隣るセグメントへの中継
ルータ:ネットワーク層,経路選択 スイッチングハブ:ブリッジ機能,ルータ機能を持つ集線装置
参照:「LANの接続機器」(nw-lan-kiki

問3

3層クライアントサーバシステムの説明のうち,適切なものはどれか。

【解答】

問4

CPU処理とディスク入出力処理からなるトランザクション処理システムにおいて,次の条件で処理を行うとき,トランザクションを毎秒20件処理するために必要なディスク装置は最低何台か。
[条件]
(1)トランザクションは,CPU処理と4回のディスク入出力処理を経て終了する。
(2)ディスク入出力処理時間は,1回の入出力あたり,平均40ミリ秒である。
(3)入出力のアクセスは,各ディスクに均等に分散される。
(4)ディスク入出力処理以外の処理時間は無視する。

ア 2  イ 3  ウ 4  エ 5

【解答】

正解:ウ

並行処理をしないとすれば,4[回/件]×40[ミリ秒/回]×20[件]=3200[ミリ秒]
1000ミリ秒以内にするには,3200/1000=3.2の並行度が必要→4台

問5

システム評価に関する記述のうち,システムの可用性(Availability)に関するものはどれか。

【解答】

正解:ア

可用性:MTBF(故障間隔)が大,MTTR(修理時間)が小
参照:「RAS,MTBF,MTTR」(hs-mtbf-mttr

問6

平均故障間隔がx時間,平均修理時間がy時間のシステムがある。使用条件が変ったので,平均故障間隔,平均修理時間がともに従来の1.5倍になった。新しい使用条件での稼働率はどうなるか。

【解答】

正解:イ

稼働率=x/(x+y)であるから,分母・分子ともに1.5倍になっても同じ。
参照:「RAS,MTBF,MTTR」(hs-mtbf-mttr

問7[ad081-18][ad042-19]

問8

TCP/IPネットワークではDNS(Domain Name System)と呼ばれるネームサービスを使用して,文字列のホスト名とIPアドレスの対応を管理している。DNSを用いる利点に関する記述のうち,適切なものはどれか。

【解答】

正解:ウ

問題文の解説からア・イは×。エはDHCP
→参照:「DNSの概念」(nw-dns-gainen), 「ネットワーク層とIP」(nw-ip

問9

データマイニングの説明として,適切なものはどれか。

【解答】

正解:エ

アは×。OLAPツール→参照:「OLAPと多次元データベース」 (kj3-dwh-mddb)
イは×。オブジェクト指向でのカプセル化→参照:「オブジェクト指向DB」 (db-oodb)
ウは×。データベースの実務的技術として重要。
エは○。参照:「データマイニング」(kj3-datamining-x

問10

あるデータベースシステムにおいて,プログラムは,データに対するアクセスモードとして,共用か排他を選ぶ。2つのプログラムが同一データへのアクセス要求を行うとき,後続プログラムのアクセス要求に対する並列実行の可否の組合せのうち,適切なものはどれか。ここで,表中の○は二つのプログラムが並列して実行されることを表し,×は先行プログラムの実行終了まで後続プログラムが待たされることを表す。

          ┌───────┐           ┌───────┐
 ア        │先行プログラム│  イ        │先行プログラム│
          │アクセスモード│           │アクセスモード│
          ├───┬───┤           ├───┬───┤
          │共 用│排 他│           │共 用│排 他│
 ┌─────┬──┼───┼───┤  ┌─────┬──┼───┼───┤
 │後続プログ│共用│ ○ │ ○ │  │後続プログ│共用│ ○ │ × │
 │ラムのアク├──┼───┼───┤  │ラムのアク├──┼───┼───┤
 │セスモード│排他│ ○ │ × │  │セスモード│排他│ ○ │ × │
 └─────┴──┴───┴───┘  └─────┴──┴───┴───┘

          ┌───────┐           ┌───────┐
 ウ        │先行プログラム│  エ        │先行プログラム│
          │アクセスモード│           │アクセスモード│
          ├───┬───┤           ├───┬───┤
          │共 用│排 他│           │共 用│排 他│
 ┌─────┬──┼───┼───┤  ┌─────┬──┼───┼───┤
 │後続プログ│共用│ ○ │ ○ │  │後続プログ│共用│ ○ │ × │
 │ラムのアク├──┼───┼───┤  │ラムのアク├──┼───┼───┤
 │セスモード│排他│ × │ × │  │セスモード│排他│ × │ × │
 └─────┴──┴───┴───┘  └─────┴──┴───┴───┘

【解答】

正解:エ

排他の意味から自明であろう

問11

ネットワーク上で処理を代行する自律的ソフトウェアを何と呼ぶか。

ア エージェント イ コラボレーション ウ シームレス エ ワークフロー

【解答】

正解:ア

コラボレーションとは協働の意味。エージェントの性質の一つでもある。
ワークフローとは仕事の流れのこと。それをシステム化したのがワークフロー管理システム
ワークフロー管理システムは業務のシームレスなシステム化だともいえる。
 →業務:「ワークフロー管理システム」(kj3-workflow-x

問12

XMLとHTMLの比較に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

【解答】

正解:ア

イは×。HTMLではCSS,XMLではXLT
ウは×。XML自体には表示体裁の機能はない。XLTで行う。
エは×。XMLはHTMLの発展形態
参照:「HTML・XML・XHTML」(nw-html

問13[su07-07]

DFDの説明として,適切なものはどれか。

【解答】

正解:エ

アはフローチャート,イは状態遷移図,ウはE-R図
参照:「DFD」(kj2-dfd

問14

ユーザ要求分析で使われる手法のうち,次の3点を重視するものはどれか。
(1)業務に詳しい人の選出
(2)的確な質問の事前準備
(3)実施時の要点の確認

ア アンケート法 イ インタビュー ウ デルファイ法 エ ブレーンストーミング

【解答】

正解:イ

問15

オブジェクト指向でシステムを開発する場合,カプセル化の効果として適切なものはどれか。

【解答】

正解:ア

アは○。厳密にはカプセル化ではなく隠蔽の効果ではあるが,隠蔽はカプセル化で実現。
イは×。継承(インヘリタンス)
ウは×。ユーザ定義型により,品質を高めることができる。カプセル化とは無関係
エは×。ポリモフィズム
参照:「オブジェクト指向DB」(db-oodb

問16

ある企業では,顧客マスタファイル,商品マスタファイル,担当者マスタファイルおよび当月受注ファイルを基にして、月次で受注実績を把握している。各ファイルの項目が表のとおりであるとき,これら四つのファイルを使用して当月分と直前の3か月分の出力が可能な受注実績はどれか。

  ┌──────┬─────────────────────┬──────────┐
  │ファイル  │      項  目           │   備  考   │
  ├──────┼─────────────────────┼──────────┤
  │顧客マスタ │顧客コード,名称,担当者コード,     │各顧客の担当者は1人│
  │ファイル  │前月受注額,2ヶ月前受注額,3ヶ月前受注額│          │
  ├──────┼─────────────────────┼──────────┤
  │商品マスタ │商品コード,名称,            │   ---    │
  │ファイル  │前月受注額,2ヶ月前受注額,3ヶ月前受注額│          │
  ├──────┼─────────────────────┼──────────┤
  │担当者マスタ│担当者コード,氏名            │   ---    │
  │ファイル  │                     │          │
  ├──────┼─────────────────────┼──────────┤
  │当月受注  │顧客コード,               │当月の合計受注額  │
  │ファイル  │商品コード,受注額            │          │
  └──────┴─────────────────────┴──────────┘

 ア 顧客別の商品別受注実績  イ 商品別の顧客別受注実績
 ウ 商品別の担当者別受注実績 エ 担当者別の顧客別受注実績

【解答】

正解:エ

  • エは○。前3か月分は顧客マスタに担当者コードがあり担当者マスタと結合できる。当月は当月受注ファイルと顧客マスタを顧客コードで結合でき,上と同じ手順で担当者マスタと結合できる。
  • ウは×。エと異なり,商品マスタに担当者コードがないので,当月受注ファイルを担当者マスタに結合できない。
  • ア・イは×。顧客マスタには商品コードがなく,商品マスタには顧客コードがないので,前3か月分の出力ができない。

問17

図で示すアローダイヤグラムの解釈のうち,適切なものはどれか。ここで、矢印に示す数字は各仕事の所要日数を示す。

【解答】

正解:イ

クリティカルパスは下図のようになる。選択肢のうちクリティカルパスになる作業は②→④である。

参照:「PERTの解法」(or-pt-pert

問18

あるシステムでは,次の計算方式で「社員コード」に付与する検査数字(チェックディジット)を求めている。検査数字を用いたチェックによって,エラーと判定される社員コードはどれか。

         ┌──┬──┬──┬──┬──┐
   社員コード │  │  │  │  │  │
         └──┴──┴──┴──┴──┘
          ↑コード本体(4けた) ↑検査文字(1けた)

[チェックディジットの計算方式]
(1)上位の桁から順に,4,3,2,1の重み付けを行い,乗算する。
(2)(1)の結果を加算する。
(3)10で除算し,剰余をチェックディジットとする。

ア 13127  イ 21121  ウ 37183  エ 49150

【解答】

正解:イ

13127:1×4+3×3+1×2+2×1=17 剰余7 ○
21121:2×4+1×3+1×2+2×1=15   5 ×
37183:3×4+7×3+1×2+8×1=43   3 ○
49150:4×4+9×3+1×2+5×1=50   0 ○

問19[sd04-20]

問20

次の文章で表現される情報システム部門のシステム運用管理に関する制度はどれか。
 「この制度は,システム運用にかかわる費用をユーザ部門に意識させるとともに,増大しがちな費用の抑制およびユーザ部門への配賦の公平性確保の手段となる。」

ア 委託計算制度  イ 外部委託制度  ウ 課金制度  エ 標準原価制度

【解答】

正解:ウ

課金制度:情報システムの開発・運用等に関する費用を利用部門に配賦する制度
標準原価制度は課金制度の基礎になるが,運用管理制度とはいえない。
ア・イはベンダに委託することで×

問21

ツールレス保守に該当するものはどれか。

【解答】

正解:ウ

ツールレス保守とは,ハードウェアの保守において取外付けの作業に工具を必要としないようにすること
 アはリモート保守,イは予防保守,エは冗長構成

問22

図(Boehmの推移曲線)は,開発コスト全体に占める新規開発ソフトウェア,ハードウェアおよび保守の各費用の割合の推移を示したものである。現在も図に示される傾向が続いている。各費用の適切な組合せはどれか。


 ア a:新規開発ソフトウェア  b:ハードウェア  c:保守
 イ a:新規開発ソフトウェア  b:保守  c:ハードウェア
 ウ a:ハードウェア  b:新規開発ソフトウェア  c:保守
 エ a:保守  b:新規開発ソフトウェア  c:ハードウェア

【解答】

正解:エ

ハードウェアのコストは低下した。手持ちのシステムが増大して保守作業は増大した。
そのため、新規のソフトウェア開発が圧迫される→ソフトウェアクライシス

問23

ソフトウェアの保守管理において,保守作業の生産性に影響しないものはどれか。
ア 運用中に発生するソフトウェアの障害件数
イ ソフトウェアの検証を行うときの難易度
ウ ソフトウェアを変更するときの難易度
エ プログラムやドキュメントがどの程度理解しやすいかの度合い

【解答】

正解:ア

障害件数は保守作業の頻度に関係するが,生産性には直接には関係しない。

問24

新システムの操作マニュアルを作ることになった。文章をわかりやすく記述するための工夫のうち,適切なものはどれか。
ア 一連の操作は,一つの文にまとめて記述する。
イ 修飾語は,修飾の対象となる語に密着させる。
ウ 重要な注意は,文の最後にまとめて記述する。
エ 長い修飾語は,短い修飾語の後ろにする。

【解答】

正解:イ

問25

データをグラフ表示するとき,データの種類とグラフとの組合せに関する記述のうち,適切なものはどれか。
[データの種類]
 A 一企業の売上と経常利益の年ごとの変化
 B CPUなどに使用されるLSI内のトランジスタ数の年ごとの変化
 C コンビニエンスチェーンストアにおける店舗ごとの売上面積と売上の関係
 D 平均株価の月ごとの変化

【解答】

正解:ウ

アは×。二つの額の間数十倍の開き→縦軸の左右目盛の単位を変える
エは×。左右の目盛単位→誤解を招く
イは×。指数関数的増加→縦軸を対数スケールにすれば直線に近くなる
ウは○。相互関係を見る→散布図が適する

参照:「グラフ」(kj-graph-kiso

問26

暗号方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 ア AESは公開鍵暗号方式,RSAは共通鍵暗号方式の代表例である。
 イ 共通鍵暗号方式では,暗号化鍵と復号鍵は同じである。
 ウ 公開鍵暗号方式では,暗号化鍵を秘密にして,復号鍵を公開する。
 エ デジタル署名に利用するには,公開鍵暗号方式よりも共通鍵暗号方式のほうがよい。

【解答】

正解:イ

イは○。共通鍵暗号方式=暗号化鍵と復号鍵が共通=秘密鍵暗号方式
アは×。AESは共通鍵暗号方式,RSAは公開鍵暗号方式
ウは×。受信者の公開鍵で暗号化,受信者の秘密鍵で復号
エは×。電子署名では公開鍵暗号方式を用いている。
参照:「共通鍵暗号方式」(sec-angou-kyoutu)、 「公開鍵暗号方式」(sec-angou-koukai

問27

通信文を公開鍵暗号方式によって暗号化し,正規の受信者だけが内容を見ることができ,さらに,送信者の認証も行えるようにしたい。この要件を実現する方式のうち,適切なものはどれか。ここで,送信者をA,受信者をBとし,Aの公開鍵および秘密鍵をそれぞれa1,a2とし,Bの公開鍵および秘密鍵をそれぞれb1,b2とする。

【解答】

正解:ア

      発信者             受信者

      署 名              署 名
発信者秘密鍵→↓                ↑←発信者公開鍵
     暗号化署名 通信文    通信文 暗号化署名
受信者公開鍵→↓   →↓      ↑←   ↑←受信者秘密鍵
       全体の暗号文  --> 全体の暗号文

参照:「ハイブリッド暗号方式」(sec-angou-hybrid

問28[ad072-47]

部門内データの共有と個人用データの集中管理を行いたい。使用するファイルサーバでは,ディレクトリごとに利用者のアクセス権を設定できる。次のような条件で読込みと書込みのアクセス権を設定した場合,許可されるアクセスはどれか。

【解答】

正解:エ

ア・イ・ウは×:「すべての」は「個人」も含む。他人ディレクトリにはアクセスできない(1)
エは○。部門共有のディレクトリを使って読み書きできる(2)
    部門共通フォームのディレクトリの更新は管理者だけ(3)

問29

グラフA,Bは,災害に伴い処理が中断することによって発生する損失額または復旧を早めるための対策として投資する費用を,中断する時間または復旧に要する時間に対する関係で表したものである。グラフA,Bの意味はどれか。ここで,中断時間とは被災による処理停止時間を指し,復旧時間とは中断後の復旧に要する人数の延べ作業時間を指す。

 ア Aは対策費用と中断費用,Bは中断による損失額と復旧時間
 イ Aは対策費用と復旧時間,Bは中断による損失額と中断時間
 ウ Aは中断による損失額と中断時間,Bは対策費用と復旧時間
 エ Aは中断による損失額と復旧時間,Bは対策費用と中断時間

【解答】

正解:イ

問題文が複雑→対策・復旧と中断に分ける。
対策・復旧:短期間復旧のためには対策費用がかかる
  →対策費と復旧時間は反比例→A
中断:中断時間が長いほど中断損失は増大→B
参照:「情報セキュリティの対策費用と被害損失」(sec-taisaku-higai

問30[su02-34]

システム開発と取引のための共通フレーム(SLCP-JCF98)に関する記述のうち,適切なものはどれか。
(旧版の共通フレームを対象にしていますが、本問は新版でも有効です)

【解答】

正解:イ

アは×。企画プロセスはISOにもある。システム監査を追加し強化
イは○。「共通の物差し」や「共通語」がキーワード
ウは×。 「ソフトウェア管理ガイドライン」
エは×。特定の業種,形態,開発モデルに限定されない
参照: 「共通フレーム」

問31

事業計画や競争優位性を分析する手法の一つにマトリックス表を用いたポートフォリオ類型による方法がある。図に示すように,横軸には事業の強みを,横軸には事業の魅力度をとって,様々な分析を行う。この手法を用いる理由のうち,適切なものはどれか。

【解答】

正解:イ

GEの戦略的組織。ア・ウ・エはを直接の目的とするものではない。

問32[su07-43]

リーダシップのスタイルは,その組織の状況に合わせる必要がある。組織とリーダシップの関係に次のことが推定できるとする。プロ野球優勝チームの監督のリーダシップスタイルとして,図のdと考えられるものはどれか。
[組織とリーダシップの関係]
 組織は発足当時,構成員や仕組みの成熟度が低いので,リーダが仕事本位のリーダシップで引っ張っていく。成熟度が上がるに連れ,リーダと構成員の人間関係が培われて,仕事本位から人間関係本位のリーダシップに移行していく。さらに成熟度が進むと,構成員は自主的に行動でき,リーダシップは仕事本位,人間関係本意のいずれもが弱まっていく。

 ア うるさく言うのも半分くらいで勝てるようになってきた。
 イ 勝つためには選手と十分に話し合って戦略を作ることだ。
 ウ 勝つためには選手の足を引っ張らないことだ。
 エ 選手をきちんと管理することが勝つための条件だ。

【解答】

正解:ウ

プロ野球優勝チーム=選手の成熟度は高い→仕事より人間関係

問33[sd04-32]

問34[sd04-35]

問35

システム分析におけるビジネスプロセスのモデル設計に関する記述のうち,適切なものはどれか。

【解答】

正解:ア

↓現状の組織・業務(物理的)
↓現状の機能・業務の流れ(論理的)
↓← ビジネスプロセスのモデル設計
↓理想的な機能・業務の流れ(論理的)
 理想的な組織・業務(物理的)

問36

売上計上基準として出荷基準が適合するソフトウェア取引はどれか。

【解答】

正解:エ

アは×。検収完了後に計上
イは×。進捗基準による計上
ウは×。一括のすべてが完了した時点で計上
エは○。一般の商品と同様の扱い

問37

キャッシュフロー計算書において,営業活動によるキャッシュフローに表示されるものはどれか。ここで,キャッシュフロー計算書は,間接法を採用しているものとする。

ア 棚卸資産減少額 イ 短期借入金返済 ウ 配当金支払額 エ 有形固定資産売却収入

【解答】

正解:ア

棚卸資産減少額→在庫が売上に→営業活動。これ以外はすべて財務活動

問38

取得価額30万円のパソコン(耐用年数4年,残存価額は取得原価の10%とする)を丸2年使用した後,廃棄処分し,廃棄費用2万円を現金で支払った。このときの固定資産の除却損は廃棄費用も含めて何万円か。ここで,減価償却は定額法とする。

ア 15.5  イ 16.5  ウ 18.5  エ 20

【解答】

正解:ウ

定額法の減価償却費=(取得原価-残存価額)/耐用年数=(30-3)/4=6.75[万円/年]
2年後の簿価=30-6.75×2=16.5[万円]
除却損=簿価+廃棄費用=16.5+2=18.5[万円]

参照:「財務・会計の基礎」(kj-kaikei-kiso

問39

次の損益見通しでパソコン教室を開業することにした。利益を出すためには,売上高は月額何円以上必要か。

  [固定費]              [変動費]
   人件費      100,000円/月    教材費  1,000円/人月
   電気代       20,000円/月
   パソコンリース代 100,000円/月   [料金]
   教室賃借料    100,000円/月    受講料  7,000円/人月

ア 320,000  イ 371,000  ウ 373,000  エ 378,000

【解答】

正解:エ

固定費=320[千円],変動費率=1/7
損益分岐点=固定費/(1-変動費率)=273.3[千円]→ウ(?)
受講料の整数倍とすれば,378[千円]→エ

参照:「財務・会計の基礎」(kj-kaikei-kiso

問40

経営目標としてのROI(Return On Investment)向上に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 ア 売上高の伸び率と総資本利益率の両指標の向上を追求する。
 イ 自己資本比率と経常利益率の両指標の向上を追求する。
 ウ 総資本回転率と売上高利益率の積の向上を追求する。
 エ 総資本利益率と総資本の伸び率の積の向上を追求する。

【解答】

正解:ウ

ROI=総資本利益率=(利益/売上高)×(売上高/総資本)
  =総資本回転率×売上高利益率

参照:「財務・会計の基礎」(kj-kaikei-kiso

問41

問題解決に当たって,理想的なシステムを現実にとらわれることなく想定し,さらに,理想との比較から現状の問題点を洗い出し,具体的改善案を策定する手法はどれか。

ア KJ法  イ 親和図法  ウ 線形計画法  エ ワークデザイン

【解答】

正解:エ

問42[ad081-69]

問43

図の矢印の数字は,各区間の運賃を表す。このとき,出発地から目的地までの運賃が最も安い経路での総運賃はいくらか。

ア 19  イ 20  ウ 21  エ 23

【解答】

正解:イ

出発地→目的地の順で計算してもよいが,ここでは目的地→出発地の順で計算した。
ルール
 中継地Aから目的地に至る最小運賃は,
   Aから流出する経路A→xの運賃+中継地xから目的地に至る最小運賃
 のうち最小のものである。

問44

分析対象としている問題に数多くの要因が関係し,それらが相互に絡み合っているとき,原因と結果,目的と手段といった関係を追求していくことによって,因果関係を明らかにし,解決の糸口を掴むための図はどれか。

ア 親和図  イ パレート図  ウ マトリックス図  エ 連関図

【解答】

正解:エ

参照:「グラフ」(kj-graph-kiso

問45

次の分析結果を描いていると思われるグラフはどれか。
 商品の在庫量を少なくすると,発注回数が増加して,発注費用が増加する。一方,在庫量を多くすると,倉庫の保管料や品質の劣化損による費用が増大する。そこで,在庫量(x)と総費用(y)の関係を描いた。

【解答】

正解:イ

平均在庫量=1回の発注量/2
発注費用:発注回数に比例→1回の発注量に反比例→在庫量に反比例
保管料や品質の劣化損:在庫量に比例
総費用=反比例と比例のグラフの和→イ

参照:「経済的発注量」(or-zk-eoq

問46

EC(Electronic Commerce)において,BtoC取引の概念に該当するものはどれか。

ア CALS  イ Web-EDI ウ バーチャルカンパニー エ バーチャルモール

【解答】

正解:エ

BtoC:対消費者の電子商取引=インターネットによる販売
バーチャルモール=インターネット上の仮想商店街(例:楽天市場)
Web-EDI:インターネットによる電子商取引→概念が広すぎる
CALS:新製品企画から廃棄にいたるまでの企業間での情報交換
バーチャルカンパニー:個人や他企業との業務提携による企業。オフィスレス企業
参照:「EC(電子商取引)」(kj1-inet-ec

問47

著作権法におけるデータベースの著作権に関する記述のうち,適切なものはどれか。

【解答】

正解:エ

  • アは△。
    「憲法その他の法令,国若しくは地方公共団体の機関が発する告示、訓令、通達その他これらに類するもの ,これらの翻訳物及び編集物で、国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が作成するものは権利の目的となることができない。(第13条)」とすれば○だが,これが法令データベースにまで適用されるといえるか?
    エが明らかに○なので,ここではアを×とする。
  • イは×。
    データベースの著作権は,データベースを構成する個々の情報とは無関係
  • ウは×。データベースの定義(第2条10の3)
    「論文,数値,図形その他の情報の集合物で,それらの情報を電子計算機により検索できよように体系的に構成したもの」
  • エは○。データベースの著作権(第12条の2)
    「データベースでその情報の選択又は体系的な構成によつて創作性を有するものは、著作物として保護する。」

参照:「プログラムと著作権」(std-chosakuken-program

問48

A社は,B社と著作物の権利に関する特段の取り決めをせず,A社の要求仕様に基づいて,販売管理システムのプログラム作成をB社に依頼した。この場合のプログラム著作権の原始的帰属に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 ア A社,B社で共有する。
 イ A社とB者が話し合って決定する。
 ウ A社に帰属する。
 エ B社に帰属する。

【解答】

正解:エ

これは請負契約。著作権は作成者(B社)に帰属

参照:「著作権の帰属」(std-chosakuken-kizoku

問49

知的財産に関する次の記述と密接に関連する法律はどれか。
 企業の経営計画や経営方針又は各店舗ごとの売上や顧客情報などの営業秘密にあたる情報を保護するために,企業とその情報に触れる者との間で秘密保持契約を締結する必要がある。

ア 実用新案法  イ 商標法  ウ 著作権法  エ 不正競争防止法

【解答】

正解:エ

参照:「不正競争防止法」(std-huseikyousou

問50

労働者派遣事業法に基づく,派遣先企業と労働者との関係(図の太線部分)はどれか。

ア 請負契約関係  イ 雇用関係  ウ 指揮命令関係  エ 労働者派遣契約関係

【解答】

正解:ウ

請負契約と派遣契約は排他的,雇用関係は派遣元企業との関係,労働者派遣契約は企業間での関係
参照:「労働者派遣法」(std-hakenhou


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