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XML(eXtensible Markup Language)


XMLの記述例

XML(eXtended Markup Language)は、汎用的なマークアップ言語で、任意のデータをHTMLと同様な容易さで取扱えることを目標に作成されたものです。例えば、次のように任意のタグが設定できます。このように、XML文書は人間にもコンピュータにも理解しやすいので、企業間でのオンラインデータ交換の標準として注目されています。

XML文書は、XML宣言、DTD(省略可)、XML本体の3部分で構成されます。

 ========== XMLの記述例 ==========
 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>           XML宣言

 <!DOCTYPE 注文リスト [                    DTD
  <!ELEMENT 注文リスト (発注者, 発注日, 注文)>
   <!ELEMENT 発注者 (#PCDATA)>
   <!ELEMENT 発注日 (#PCDATA)>
   <!ELEMENT 注文 (商品名, 商品コード, 個数)>
    <!ELEMENT 商品名 (#PCDATA)>
    <!ELEMENT 商品名 (#PCDATA)>
    <!ELEMENT 数量 (#PCDATA)>
 ] >

 <注文リスト>                         XML本体
   <発注者>木暮商事</発注者>
   <発注日>20070420</発注日>
   <注文>
     <商品名>HALパソコン</商品名>
     <商品コード>4912345987652</商品コード>
     <個数>3</個数>
   </注文>
   <注文>
     <商品名>目立テレビ</商品名>
     <商品コード>4935791864204</商品コード>
     <個数>5</個数>
   </注文>
 </注文リスト>
 ====================

XML文書

XML宣言
<?xml ~ ?>:この文書がXML文書であることを示します。必ず先頭に記述します。
version="1.0":XMLの文法は進化しています。1.0版に準拠していることを示します。
encoding="UTF-8":エンコーディング属性。この文書が UTF-8 の文字コードで記述していることを示します。
DTD(Document Type Definition)
XML本体のタグの構造(文書型定義)を記述します。「<!DOCTYPE ~」でDTDが指定され、それに従っているる文書を妥当な文書、省略されている文書を整形式文書といいます(後述)。
XML本体
上の記述例のように、タグは自由に設定できます。必ず<タグ>要素</タグ>の形式でなければなりません。

妥当なXML文書(Valid XML Document)

DTD(近年は、DTDよりも詳細な定義がわかりやすい記述できるXML Schemaが用いられています)があり、それに合致していることが検証されているXML文書です。
 上の例では省略していますが、発注者や発注日は先頭に1回だけ必ず記述する、商品コードがあれば商品名は省略できる、個数は100以下の正整数であるなどの定義ができます。商取引など正確さを重視する文書では妥当なXML文書であることが求められます。業界でDTDが標準化しており、各文書では、それに準拠していることだけを記述すればよいようになっています。

整形式のXML文書(Well-Formed XML Document)

DTDの記述がないXML文書です。XML本体が、表面的な形式がXMLの文法に合致しているだけのXML文書です。正確性をあまり重視しない文書では、文書作成を簡単にするために、整形式文書にするのが通常です。