スタートページWeb教材目次選択肢試験目次

fe072 基本情報技術者試験午前問題
平成19年度秋期


[fe072-01]

16進小数0.Cを10進小数に変換したものはどれか。
 ア 0.12   イ 0.55   ウ 0.75   エ 0.84

【解答】

正解:ウ

16=1210であるから、
0.C=12/16=0.75

[fe072-02]

非負の2進数 b1b2…bn を3倍したものはどれか。
 ア b1b2…bn0+b1b2…bn   イ b1b2…bn00-1   ウ b1b2…bn000   エ b1b2…bn1

【解答】

正解:ア

元の数の2倍→左に1ビットシフト→b1b2…bn0
3倍するには、さらに元の数を加算すればよい。→アが○。
例:2進数を101(510)とする。1010+101=1111=1510
イは×。4倍して1を引く。10100-1=10011=1910
ウは×。8倍する。101000=4010
エは×。2倍して1を加える。101+1=110=610
参照:「データの内部表現(数値・上級)」

[fe072-03]

負の整数を表現する代表的な方法として,次の3種類がある。
   a:1の補数による表現
   b:2の補数による表現
   c:絶対値に符号を付けた表現(左端ビットが0の場合は正,1の場合は負)
 4ビットのパターン 1101 を a~c の方法で表現したものと解釈したとき,値が小さい順になるように三つの方法を並べたものはどれか。
 ア a,c,b   イ b,a,c   ウ b,c,a   エ c,b,a

【解答】

正解:エ

a)1の補数:0と1を反転
    1101
 反転 0011=310
 元の値=-3
b)2の補数:0と1を反転して+1
    1101
 反転 0011
 +1 0100=410
 元の値=-4
c)負数で絶対値は101=510
 元の値=-5
小さい順 -5(c)<-4(b)<-3(a)→エ

[fe072-04]

浮動小数点形式で表現された数値の演算結果における丸め誤差の説明はどれか。

  • ア 演算結果がコンピュータの扱える最大値を超えることによって生じる誤差である。
  • イ 数表現のけた数に限度があるので,最下位けたより小さい部分について四捨五入や切上げ,切捨てを行うことによって生じる誤差である。
  • ウ 乗除算において,指数部が小さい方の数値の仮数部の下位部分が失われることによって生じる誤差である。
  • エ 絶対値がほぼ等しい数値の加減算において,上位の有効数字が失われることによって生じる誤差である。

【解答】

正解:イ

アは×。オーバーフロー
イは○。丸め誤差
ウは×。けた落ち誤差
エは×。情報落ち誤差

[fe072-05]

コンピュータで連立一次方程式の解を求めるのに,式に含まれる未知数の個数の3乗に比例する計算時間がかかるとする。あるコンピュータで100元連立一次方程式の解を求めるのに2秒かかったとすると,その4倍の演算速度をもつコンピュータで1,000元連立一次方程式の解を求めるときの計算時間は何秒か。
 ア 5   イ 50   ウ 500   エ 5,000

【解答】

正解:ウ

2×(1,000/100)/4=500→ウ

[fe072-06]

白玉4個,赤玉5個が入っている袋から玉を1個取り出し,それを元に戻さないで続けてもう1個取り出すとき,2個とも赤である確率は幾らか。
 ア 1/6   イ 16/81   ウ 25/81   エ 5/18

【解答】

正解:エ

最初の玉が赤である確率=5/9
次の玉が赤である確率=4/8
(5/9)×(4/8)=5/18→エ

[fe072-07]

相関係数に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 ア すべての標本点が正の傾きをもつ直線上にあるときは,相関係数が+1になる。
 イ 変量間の関係が線形のときは,相関係数が0になる。
 ウ 変量間の関係が非線形のときは,相関係数が負になる。
 エ 無相関のときは,相関係数が-になる。

【解答】

正解:ア

アは○。
イは×。+1または-1になる
ウは×。値は決まらない(0に近くなる)
エは×。0になる

[fe072-08]

集合AとBについて,常に成立する関係はどれか。ここで,∩は積集合,∪は和集合,はAの補集合,A⊆Bは「AはBの部分集合である」ことを表す。
ア A⊆ (A∩)  イ (A∪B) ⊆ ()  ウ (A∩B) ⊆ (A∪)  エ (A∩B)⊆ ()

【解答】

正解:ウ

[fe072-09]

P,Q,Rはいずれも命題である。命題Pの真理値は真であり,命題(not P)or Q 及び命題(not Q) or R のいずれの真理値も真であることが分かっている。Q, Rの真理値はどれか。ここで,X or Y はXとYの論理和,not X はXの否定を表す。
    Q  R
 ア  偽  偽
 イ  偽  真
 ウ  真  偽
 エ  真  真

【解答】

正解:エ

P=真 → (not P)=偽
(not P)or Q =(偽 or Q)
(偽 or Q)=真 → Q=真
(not Q)=偽
(not Q)or R =(偽 or R)
(偽 or R)=真 → R=真

[fe072-10]

次の状態遷移表をもつシステムの状態が S1 であるときに,信号を t1, t2, t3, t4, t1, t2, t3, t4 の順に入力すると,最後の状態はどれになるか。ここで,空欄は状態が変化しないことを表す。
           状 態
       S1 S2 S3 S4
    t1    S3
  信 t2 S3    S2
  号 t3       S4 S1
    t4    S1    S2

 ア S1   イ S2   ウ S3   エ S4

【解答】

正解:ア

状態遷移表(問題の表)の意味
  現在の状態がS1のとき、t1の信号が入ると状態はS1のまま
  現在の状態がS1のとき、t2の信号が入ると状態はS3に遷移
現在の状態 入力信号 結果の状態
  S1   t1    S1
  S1   t2    S3
  S3   t3    S4
  S4   t4    S2
  S2   t1    S3
  S3   t2    S2
  S2   t3    S2
  S2   t4    S1←結果の状態

[fe072-11]

探索方法とその実行時間のオーダの正しい組合せはどれか。ここで,探索するデータ数をnとし,ハッシュ値が衝突する(同じ値になる)確率は無視できるほど小さいものとする。また,実行時間のオーダがn2であるとは,n個のデータを処理する時間が cn2(cは定数)で抑えられることをいう。
   2分探索 線形探索 ハッシュ探索
 ア log2n   n    1
 イ nlog2n  n    log2
 ウ nlog2n  n2   1
 エ n2     1    n

【解答】

正解:ア

ハッシュ探索とは、データの存在場所をハッシュ関数で計算するのだから、1回の計算で探索できる。
探索回数は1回だけでよいが、ハッシュ値の計算時間がかかる。

[fe072-12]

2分木の各ノードがもつ記号を出力する再帰的なプログラム Proc(ノード n)は,次のように定義される。このプログラムを,図の2分木の根(最上位のノード)に適用したときの出力はどれか。
   Proc(ノード n ){
     n に左の子 l があれば Proc(l) を呼び出す
     n に右の子 r があれば Proc(r) を呼び出す
     n に書かれた記号を出力する
   }

 ア b-c*d+a   イ +a*-bcd   ウ a+b-c*d   エ abc-d*+

【解答】

正解:エ

ノード「+」に左の子「a」あり
  ノード「a」に子がない→出力「a」
ノード「+」に右の子「*」あり
  ノード「*」に左の子「-」あり
    ノード「-」に左の子「b」あり
      ノード「b」に子がない→出力「b」
    ノード「-」に右の子「c」あり
      ノード「c」に子がない→出力「c」
    出力「-」
  ノード「*」に右の子「d」あり
    ノード「d」に子がない→出力「d」
  出力「*」
出力「+」

この結果、abc-d*+ (エ)が出力される。
これを「逆ポーランド記法」という。a+(b-c)*d の意味

[fe072-13]

十分な大きさの配列Aと初期値が0の変数pに対して,関数 f(x) と g() が次のとおり定義されている。配列Aと変数pは,関数fとgだけでアクセス可能である。これらの関数が操作するデータ構造はどれか。

   function f(x) {
    p = p+1
    A[p] = x
    return None
   }
   function g() {
    x = A[p]
    p = p-1
    return x
   }


 ア キュー   イ スタック   ウ ハッシュ   エ ヒープ

【解答】

正解:イ

関数 f(x) は、配列Aで現在までに値が入っている次の要素に、与えた値xを入れる操作
関数 g() は、呼ばれるたびに、配列の後のほうから順に取り出す操作
すなわち、先入後出(FILO)になる→スタック
(ヒープ:データの大小関係をツリーで表現したデータ構造)

[fe072-14]

昇順に整列されたn個のデータが格納されている配列Aがある。流れ図は,2分探索法を用いて配列Aからデータxを探し出す処理を表している。a,bに入る操作の正しい組合せはどれか。ここで,除算の結果は小数点以下が切り捨てられる。

     a      b
 ア  k+1 → hi  k-1 → lo
 イ  k-1 → hi  k+1 → lo
 ウ  k+1 → lo  k-1 → hi
 エ  k-1 → lo  k+1 → hi

【解答】

正解:ウ

2分探索法は、配列の下限値(lo)~上限値(hi)の中央の要素とxを比較して、探索対象範囲を狭くする方法である。
a)A(k)<x 下限値の要素はkより大 k+1 → lo
b)A(k)>x 上限値の要素はkより小 k-1 → hi

[fe072-15]

整数x, y(x>y≧ 0) に対して,次のように定義された関数 F(x,y) がある。F(231,15) の値は幾らか。ここで, x mod y は xをyで割った余りである。

 ア 2   イ 3   ウ 5   エ 7

【解答】

正解:イ

F(231,15)=F(15, 231 mod 15)=F(15, 6)
F(15,6)=F(15, 15 mod 6)=F(6, 3)
F(6,3)=F(3, 6 mod 3)=F(3, 0)
F(3, 0)=3→イ
最大公約数を求める「ユーグリッドの互除法」
 231=3×7×11
 15=3×5

[fe072-16]

フリップフロップ回路を利用した高速なメモリはどれか。
 ア DRAM   イ RDRAM   ウ SDRAM   エ SRAM

【解答】

正解:エ

DRAM:コンデンサを用いる→リフレッシュが必要→低速・安価→メモリに使用
  SDRAM:外部バスとクロックが同期をとって動作する改良版(昔のパソコン)
  RDRAM:高速インターフェースを実現の改良版(Pentium4のために開発、高価)
   (異なる区分)
  DDR(double data rate)データの送受信量が2倍
  DDR2≒SDRAM:現在主流に
  DDR3:最近出現
SRAM:フリップフロップ回路を利用した高速メモリ。キャッシュメモリに使用

[fe072-17]

入力XとYの値が同じときにだけ,出力Zに1を出力する回路はどれか。

【解答】

正解:ウ

[fe072-18]

図に示すアドレス指定方式はどれか。

 ア 指標付きアドレス指定方式  イ 相対アドレス指定方式
 ウ 直接アドレス指定方式    エ レジスタ間接アドレス指定方式

【解答】

正解:ア

レジスタ番号に入っている値とアドレス定数から処理対象データのアドレスを求めている。

  • アは○。指標アドレス(インデックスアドレス)指定
    命令のアドレス部の値と指標(インデックス)レジスタの値を加算した値を使用する方式
  • イは×。相対アドレス指定
    命令のアドレス部の値とプログラムカウンタの値を加算した値を使用する方式
  • ウは×。直接アドレス(絶対アドレス)指定 命令のアドレス部に処理対象となるデータのアドレスを指定する方式
  • エは×。レジスタ間接アドレス指定
    命令のアドレス部にレジスタ番号を指定する方法で、指定したレジスタに格納されたアドレスの値を使用する方式

[fe072-19]

1GHzで動作するCPUがある。このCPUは,機械語の1命令を平均0.8クロックで実行できることが分かっている。このCPUは1秒間に約何万命令実行できるか。
 ア 125   イ 250   ウ 80,000   エ 125,000

【解答】

正解:エ

1GHz=109[クロック/秒]
109[クロック/秒]/0.8[クロック/命令]=125,000[命令/秒]

[fe072-20]

外部割込みに分類されるものはどれか。
 ア インターバルタイマによって,指定時間経過時に生じる割込み
 イ 演算結果のオーバフローやゼロによる除算で生じる割込み
 ウ 仮想記憶管理において,存在しないページへのアクセスによって生じる割込み
 エ ソフトウェア割込み命令の実行によって生じる割込み

【解答】

正解:ア

アは○。
イは×。内部割込みのプログラム割込み
ウは×。内部割込みのプログラム割込み
エは×。内部割込みのスーパバイザ割込み

[fe072-21]

システムA, Bのキャッシュメモリと主記憶のアクセス時間は,表のとおりである。あるプログラムをシステムAで実行したときのキャッシュメモリのヒット率と実効アクセス時間は,システムBで実行したときと同じになった。このときのキャッシュメモリのヒット率は幾らか。
                単位 ナノ秒
            システムA システムB
   キャッシュメモリ   15    10
   主記憶        50    70

 ア 0.2   イ 0.3   ウ 0.5   エ 0.8

【解答】

正解:エ

ヒット率をpとすれば 15p+50(1-p)=10p+70(1-p)
p=0.8(エ)

[fe072-22]

メモリインタリーブの説明のうち,適切なものはどれか。
 ア 新しい情報をキャッシュメモリに取り出すとき,キャッシュ上では不要になった情報を主記憶に書き込む。
 イ 主記憶のアクセス時間と磁気ディスクのアクセス時間とのギャップを補う。
 ウ 主記憶の更新と同時にキャッシュメモリの更新を行う。
 エ 主記憶を幾つかの区画に分割し,連続したメモリへのアクセスを高速化する。

【解答】

正解:エ

アは×。キャッシュメモリのライトバック方式?(主記憶とキャッシュメモリが逆)
イは×。ディスクキャッシュ
ウは×。キャッシュメモリのライトスルー方式?(主記憶とキャッシュメモリが逆)
エは○。

[fe072-23]

メモリの誤り制御方式で,2ビットの誤り検出機能と,1ビットの誤り訂正機能をもたせるのに用いられるものはどれか。
 ア 奇数パリティ   イ 水平パリティ   ウ チェックサム   エ ハミング符号

【解答】

正解:エ

アは×。奇数ビットの誤り検出はできるが訂正機能はない
イは×。同上。組み合わせることにより、1ビットの訂正機能を持つ
ウは×。トータルチェックであり、誤りの検出はできるが定性機能はない
エは○。

[fe072-24]

並列にアクセス可能な複数台の磁気ディスクに,各ファイルのデータを一定サイズのブロックに分割して分散配置し,ファイルアクセスの高速化を図る手法はどれか。
 ア ディスクアットワンス   イ ディスクキャッシュ
 ウ ディスクストライピング  エ ディスクミラーリング

【解答】

正解:ウ

  • ディスクアットワンス:音楽データのCD-Rなどへの書き込み方式。「セッション」という単位でデータを書き込み、一度書き込みを行なった後に追記ができる方式。
  • ディスクキャッシュ:ディスクとメモリの間におかれたキャッシュメモリ。ディスクに固体記憶を内蔵し、そこに入っているときは、ディスクアクセスをせずに読み込める。
  • ディスクストライピング:複数のディスクに手分けして並列にアクセスすることにより、速度をあげる。RAID0
  • ディスクミラーリング:同一データを複数のディスクに書き込み信頼性を向上させる。RAID1

[fe072-25]

USBの特徴はどれか。

  • ア PCなどの小型コンピュータと,磁気ディスク,レーザプリンタなどの周辺機器を接続するパラレルインタフェースである。
  • イ 音声や映像など,リアルタイム性の必要なデータ転送に適した高速な転送方式を採用しており,FireWire とも呼ばれている。
  • ウ シリアルインタフェースであり,元来はモデムを接続する規格であったが,PCと周辺機器を接続するのにも使われる。
  • エ 三つのデータ転送モードがあり,ハイスピードモードは外付け磁気ディスクなどの接続に使用される。

【解答】

正解:エ

アは×。パラレルインタフェース
イは×。IEEE 1394
ウは×。RS-232C
エは○。ハイスピードモード、フルスピードモード、ロースピードモード

[fe072-26]

プログラムを主記憶に読み込んでおき,CPUが順次読み出し実行する方式はどれか。
 ア アドレス方式       イ 仮想記憶方式
 ウ 直接プログラム制御方式  エ プログラム記憶方式

【解答】

正解:エ

プログラム記憶方式:プログラムとデータを一緒にコンピュータの記憶装置の中に読み込んで実行する方式。現在のコンピュータのほとんどはこの方式である。ノイマン型コンピュータ

[fe072-27]

スプーリング機能の説明として,適切なものはどれか。

  • ア あるタスクを実行しているときに,入出力命令の実行によってCPUが遊休(アイドル)状態になると,ほかのタスクにCPUを割り当てる。
  • イ 実行中のプログラムを一時中断して,制御プログラムに制御を移す。
  • ウ 主記憶装置と低速の入出力装置との間のデータ転送を,補助記憶装置を介して行うことによって,システム全体の処理能力を高める。
  • エ 多数のバッファからなるバッファプールを用意し,主記憶にあるバッファにアクセスする確率を増すことによって,補助記憶のアクセス時間を短縮する。

【解答】

正解:ウ

アは×。マルチタスクでのディスパッチャの機能
イは×。スーパーバイザ割込み
ウは○。参照:「ジョブとプロセス」
エは×。ディスクキャッシュ

[fe072-28]

出力待ちの印刷要求を,同一機種の3台のプリンタA~CのうちAから順に空いているプリンタに割り当てる(Cの次は再びAに戻る)システムがある。印刷要求の印刷時間が出力待ちの順に,5,12,4,3,10,4(分)である場合,印刷に要した時間の長い順にプリンタを並べたものはどれか。ここで,初期状態ではプリンタはすべて空いているものとする。
 ア A,B,C   イ B,A,C   ウ B,C,A   エ C,B,A

【解答】

正解:ア

[fe072-29]

プログラムを実行するために主記憶に読み込んだとき,ロード位置に対応してプログラム内のアドレス情報を補正することを示す用語はどれか。
 ア 再コンパイル   イ 最適化    ウ 再配置   エ リロード

【解答】

正解:ウ

  • 再コンパイル:OSが異なるなど、環境に稼動する環境に合わせてコンパイルをやり直すこと
  • 最適化:プログラム中の冗長な部分を自動的に修正して、実行効率を向上させるコンパイラの機能のこと
  • 再配置可能(リロケータブル):機械語やアセンブリ言語でのプログラムで、条件ジャンプが全て相対アドレスを用いて、プログラムの配置アドレスを変更しても動作できるようにする方法
  • リロード:Webブラウザでの「更新」のように、データやプログラムをもう一度読み直すこと

[fe072-30]

A,Bという名の複数ディレクトリが図に示す構造で管理されていると"\B\A\B" がカレントディレクトリになるのは,カレントディレクトリをどのように移動した場合か。ここで,ディレクトリの指定は次の方法によるものとし,→は移動の順序を示す。

〔ディレクトリ指定方法〕

  • (1) ディレクトリは,「ディレクトリ名\…\ディレクトリ名」のように,経路上のディレクトリを順に「¥」で区切って並べた後に「¥」とディレクトリ名を指定する。
  • (2) カレントディレクトリは,「.」で表す。
  • (3) 1階層上のディレクトリは,「..」で表す。
  • (4) 始まりが「¥」のときは,左端にルートディレクトリが省略されているものとする。
  • (5) 始まりが[¥],「.」,「..」のいずれでもないときは,左端にカレントディレクトリ配下であることを示す「.\」が省略されているものとする。

 ア \A → ..\B → .\A\B   イ \B → .\B\A → ..\B
 ウ \B → \A → \B      エ \B\A → ..\B

【解答】

正解:ア

[fe072-31]

コンピュータシステムの構成に関する記述のうち,密結合マルチプロセッサシステムを説明したものはどれか。

  • ア 通常は一方のプロセッサは待機しており,本稼働しているプロセッサが故障すると,待機中のプロセッサに切り替えて処理を続行する。
  • イ 複数のプロセッサが磁気ディスクを共用し,それぞれ独立したOSで制御される。ジョブ単位で負荷を分散することで処理能力を向上させる。
  • ウ 複数のプロセッサが主記憶を共用し,単一のOSで制御される。システム内のタスクは,基本的にどのプロセッサでも実行できるので,細かい単位で負荷を分散することで処理能力を向上させる。
  • エ 並列に接続された2台のプロセッサが同時に同じ処理を行い,相互に結果を照合する。1台のプロセッサが故障すると,それを切り離して処理を続行する。

【解答】

正解:ウ

密結合=単一OS、疎結合=独立OS
アは×。デュープレックスシステム
イは×。疎結合マルチプロセッサシステム
ウは○。
エは×。デュアルシステム

[fe072-32]

コンピュータの性能評価に用いるベンチマークに関する説明のうち,適切なものはどれか。

  • ア オンライントランザクション処理の代表的なベンチマークであるTRCは,性能尺度がTPSで客観的であるが,コストの尺度が欠けている。
  • イ コンピュータシステム全体の性能ベンチマークには,Dhrystone,Whetstone,Livermore Fortran Kernel,Linpack,SPEC などがある。
  • ウ 性能評価のために複数種類のベンチマークテストを実行することは,システム性能の特徴を理解することができるので,導入機種の選定に有効である。
  • エ ベンチマークテストは汎用的な評価モデルであり,その結果はコンピュータ性能の評価に広く適用できる。

【解答】

正解:ウ

  • アは×。TPS=1秒当たりのトランザクションの処理件数
    TPC=トランザクション処理性能評議会
    価格性能比(TPS当たりの価格)の評価基準
  • イは×。SPEC:コンピュータシステムの実環境での実行速度を測定。これはほぼ正しい
    しかし、Livermore Fortran Kernelは,マイクロプロセサの浮動小数点演算の処理性能のベンチマークであるなど、ここに列挙したものがすべてコンピュータシステム全体の性能を示すものではない
  • ウは○。ベンチマーク指標には、それぞれの特徴がある。総合的な評価には複数のベンチマークが必要
  • エは×。ウの逆

[fe072-33][sd02-06]

平均故障間隔がx時間,平均修理時間がy時間のシステムがある。使用条件が変ったので,平均故障間隔,平均修理時間がともに従来の1.5倍になった。新しい使用条件での稼働率はどうなるか。

  • ア x,yの値によって変化するが,従来の稼働率よりは大きい値になる。
  • イ 従来の稼働率と同じになる。
  • ウ 従来の稼働率の1.5倍になる。
  • エ 従来の稼働率の2/3倍になる。

【解答】

正解:イ

稼働率=x/(x+y)であるから,分母・分子ともに1.5倍になっても同じ。
参照:「RAS,MTBF,MTTR」(hs-mtbf-mttr

[fe072-34]

3台のコンピュータA~Cが図のように接続されている場合,システム全体の稼働率は幾らか。ここで,A~Cの稼働率は,すべて 0.8 とする。また,コンピュータA,Bによって構成されている並列接続部分については,A,Bのいずれか1台でも稼働していれば,当該部分は稼働しているものとする。

     ┌───┐
    ┌┤ A ├┐
    │└───┘│┌───┐
   ─┤     ├┤ C ├─
    │┌───┐│└───┘
    └┤ B ├┘
     └───┘

 ア 0.512   イ 0.768   ウ 0.928   エ 0.992

【解答】

正解:イ

AとBは並列:1-(1- 0.8 )(1- 0.8 )= 0.96
Cとは直列: 0.96 × 0.8 = 0.768 →イ

[fe072-35][ad061-15]

システムが稼働不能となった際のバックアップ体制をウォームサイト,コールドサイト,ホットサイトの3種類に分類したとき,一般に障害発生から復旧までの時間が短い順に並べたものはどれか。
 ア ウォームサイト,コールドサイト,ホットサイト
 イ ウォームサイト,ホットサイト,コールドサイト
 ウ コールドサイト,ウォームサイト,ホットサイト
 エ ホットサイト,ウォームサイト,コールドサイト

【解答】

正解:エ

コールドサイト:ハードウェアだけが用意されている
ウォームサイト:両者の中間。通信機能,ソフトウェア環境など
ホットサイト:は本システムと同じ状態の稼働環境になっている

[fe072-36]

Webサーバに対するアクセスがどのPCからのものであるかを識別するために,Webサーバの指示によってブラウザにユーザ情報などを保存する仕組みはどれか。
 ア CGI   イ cookie   ウ SSL   エ URL

【解答】

正解:イ

アは×。Common Gateway Interface:Webサーバからプログラムを利用するためのインターフェース
イは○。以前アクセスしたときの情報などを保存する
ウは×。Secure Socket Layer:暗号化のプロトコル
エは×。Uniform Resource Locator:取得したい情報源を示すための表記方法

[fe072-37]

社内ネットワークからインターネット接続を行うときに,インターネットへのアクセスを中継し,Webコンテンツをキャッシュすることによってアクセスを高速にする仕組みで,セキュリティ確保にも利用されるものはどれか。
 ア DMZ   イ IPマスカレード(NAPT)   ウ ファイアウォール   エ プロキシ

【解答】

正解:エ

アは×。非武装地帯。ファイアウォールを設置する領域
イは×。ブライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの変換機能
ウは×。
エは○。

[fe072-38][ad061-18]

大量に蓄積されたデータから,ビジネスに有効な情報を統計学的手法などを用いて新たに見つけ出すプロセスはどれか。
 ア データウェアハウス  イ データディクショナリ
 ウ データマイニング   エ メタデータ

【解答】

正解:ウ

データウェアハウス→参照:「データウェアハウスの定義」(kj3-dwh-teigi
データマイニング→参照:「データマイニング」(kj3-datamining-x
メタデータ→データそのものではなく,データに関する事項を記したデータのこと
データディクショナリ→データベースでのデータ定義集

[fe072-39]

プログラムの各種特性に関する記述のうち,適切なものはどれか。

  • ア 再帰的処理のためには,実行途中の状態をFIFO方式で記録し,制御する必要がある。
  • イ 再入可能プログラムを実現するためには,プログラムを手続部分とデータ部分に分割して,データ部分をプロセスごとにもつ必要がある。
  • ウ 逐次再使用可能なプログラムは,再入可能でもある。
  • エ 複数のプロセスで同時に実行できるようにしたプログラムは,再帰的である。

【解答】

正解:イ

アは×。FILO(先入後出)
F(n) を求めるには F(n-1) が必要に、それには F(n-1) が必要になるというように、F(1) までが未解決のままになっており、それが定まることにより、F(1) 、・・・、F(n-1)、F(n) が計算される。
イは○。再入可能(リエントラント)
ウは×。逐次再使用可能プログラム」単一のプログラムからの再使用可能プログラム
エは×。再使用可能再帰的:自分自身を呼び出す((イの説明)

[fe072-40]

各種言語プロセッサの説明のうち,適切なものはどれか。

  • ア アセンブラは,ある処理系用に書かれた原始プログラムを,ほかの処理系用の原始プログラムに変換する。
  • イ インタプリタは,ほかのコンピュータ用のプログラムを解読し,実行するマイクロプログラムである。
  • ウ ジェネレータは,入力・処理・出力などの必要な条件をパラメタで指示することによって,処理目的に応じたプログラムを生成する。
  • エ トランスレータは,高水準言語で書かれたプログラムを,解釈しながら実行する。

【解答】

正解:ウ

アは×。トランスレータ
イは×。エミュレータ
ウは○。
エは×。インタプリタ

[fe072-41]

Java のプログラムにおいて,よく使われる機能などを部品化し,再利用できるようにコンポーネント化するための仕様はどれか。
 ア JavaBeans   イ JavaScript   ウ Javaアプリケーション   エ Javaアプレット

【解答】

正解:ア

アは○。Javaの部品化を目的としたプログラム
イは×。HTML内で記述できるスクリプト言語
ウは×。通常のJavaプログラム。クライアントにインストールして実行することを前提
エは×。小さなJavaアプリケーション。ブラウザでの実行を前提

[fe072-42]

CMMIを説明したものはどれか。
 ア ソフトウェア開発組織及びプロジェクトのプロセスの成熟度を評価するためのモデルである。
 イ ソフトウェア開発のプロセスモデルの一種である。
 ウ ソフトウェアを中心としたシステム開発及び取引のための共通フレームのことである。
 エ プロジェクトの成熟度に応じてソフトウェア開発の手順を定義したモデルである。

【解答】

正解:ア

アは○。
イは×。ウォーターフォールモデルやスパイラルモデルなど
ウは×。共通フレーム(SLCP)
エは×。CMMIはソフトウェア開発手順は示していない

[fe072-43][ad072-27][sd02-13][su02-08]

DFDの説明として,適切なものはどれか。

  • ア 業務などの処理手順を流れ図記号を用いて視覚的に表現したもの
  • イ システムの状態がどのようにして推移していくかを視覚的に表現したもの
  • ウ 実体及び実体間の関連という概念を用いてデータの構造を視覚的に表現したもの
  • エ 適用業務をデータの流れに注目して,視覚的に表現したもの

【解答】

正解:エ

アはフローチャート,イは状態遷移図,ウはE-R図
参照:「DFD」(kj2-dfd

[fe072-44]

オブジェクト指向の特徴はどれか。

  • ア オブジェクト指向モデルでは,抽象化の対象となるオブジェクトに対する操作をあらかじめ指定しなければならない。
  • イ カプセル化によって,オブジェクト間の相互依存性を高めることができる。
  • ウ クラスの変更を行う場合には,そのクラスの上位にあるすべてのクラスの変更が必要となる。
  • エ 継承という概念によって,モデルの拡張や変更の際に変更部分を局所化できる。

【解答】

正解:エ

アは×。操作から独立して設計
イは×。相互依存性を低める
ウは×。下位のクラス以外には影響を与えない
エは○。

[fe072-45]

UMLのクラス図に記述するものはどれか。
 ア アクティベーション,オブジェクト,ライフライン
 イ オブジェクト,メッセージフロー, リンク
 ウ 初期状態,終了状態,遷移
 エ 操作,属性,ロール名

【解答】

正解:エ

アは×。シーケンス図
イは×。コミュニケーション図
ウは×。ステートマシン図
エは○。

[fe072-46]

ボトムアップテストの特徴として,適切なものはどれか。
 ア 開発の初期の段階では,並行作業が困難である。
 イ スタブが必要である。
 ウ テスト済みの上位モジュールが必要である。
 エ ドライバが必要である。

【解答】

正解:エ

アは×。ボトムアップテストは並列作業に適している
イは×。スタブが必要なのはトップダウンテスト
ウは×。これもトップダウンテスト
エは○。ドライバとは仮の上位モジュール

[fe072-47][ad072-33]

プログラムテストの管理図において,図のようにすべての線が横ばい状態になった。この状況から推測できることとして,適切なものはどれか。

 ア 解決困難なバグに直面しており,その後のテストが進んでいない。
 イ テスト項目の消化実績が上がっており,バグの発生がなくなった。
 ウ バグが多発し,テスト項目の消化実績が上がらなくなった。
 エ バグ発生とテスト項目消化の比率が一致し,未解決バグがなくなった。

【解答】

正解:ア

アは○。未解決バグ数が減っていない期間が続いている
イは×。未消化テスト項目数が減っていない
ウは×。検出バグ数は増えていない
エは×。未解決バグは減っていない

[fe072-48][ad072-34]

次のアローダイアグラムで表される作業A~Hを見直したところ,作業Dだけが短縮可能であり,その所要日数を6日間にできることが分かった。業務全体の所要日数は何日間短縮できるか。ここで,矢印に示す数字は各作業の標準日数を表す。

ア 1    イ 2    ウ 3    エ 4

【解答】

正解:ウ

クリティカルパスはA→C→D→E→H(31日)
Dを3日短縮すると、
A→C→D→E→H(28日)
A→C→F→H(28日)
がクリティカルになる。
これ以上Dを短縮してもA→C→F→Hは短縮できない。

参照:CPM(or-pt-cpm)

[fe072-49][ad032-41]

あるプロジェクトの工数配分は表のとおりである。基本設計からプログラム設計までは計画どおり終了した。プログラミング段階に入り3,000本のプログラムのうち1,200本が完了したところである。現在のプロジェクト全体の進捗度は何%か。
   基本設計 詳細設計 プログラム設計 プログラミング テスト
   0.08  0.16   0.20    0.25   0.31

 ア 40  イ 44  ウ 54  エ 59

【解答】

正解:ウ

基本設計,詳細設計,プログラム設計までは完了
  ここまでの進捗度=0.08+0.16+0.20=0.44
プログラミング段階の進捗度
  =0.25×(1200/3000)=0.10
全体:0.44+0.10=0.54

[fe072-50][ad072-38][su05-12][sd05-20][ad032-43]

データベース障害時のリカバリ機能であるロールバックに関する記述として,適切なものはどれか。

  • ア 更新後ジャーナルを用いて,トランザクション開始後の障害直前の状態にまでデータを復旧させる。
  • イ 更新後ジャーナルを用いて,トランザクション開始直前の状態にまでデータを復旧させる。
  • ウ 更新前ジャーナルを用いて,トランザクション開始後の障害直前の状態にまでデータを復旧させる。
  • エ 更新前ジャーナルを用いて,トランザクション開始直前の状態にまでデータを復旧させる。

【解答】

正解:エ

         障害発生時 ジャーナル 復旧状態
ロールフォワード  更新後   更新後  更新後
ロールバック    更新中   更新前  更新直前
参照:「データベースの基礎」( db-kiso

[fe072-51][sd04-19]

システムの移行テストを実施する目的として,最も適切なものはどれか。

  • ア 安全性・効率性の観点から,既存システムから新システムへの切換え手順や切換えに伴う問題点を確認する。
  • イ 既存システムのデータベースのコピーを利用して,新システムでも十分な性能が発揮できるかどうかを確認する。
  • ウ 既存のプログラムと新たに開発したプログラムのインタフェースの整合性を確認する。
  • エ ユーザの要求する機能をすべて洗い出し,新システムが要求された機能を満足しているかどうかを確認する。

【解答】

正解:ア

ウは結合テスト,イ・エはシステムテスト
参照:「テストの方法」(kj2-test-kiso

[fe072-52]

販売管理システムの運用担当者は,販売部門のユーザと協力して顧客マスタファイルのレコードを整備することにした。このときマスタファイルの整備方針として,適切なものはどれか。

  • ア 同じ顧客のレコードが複数件存在してもキーが異なれば販売データの分析には問題ないので,そのまま残す。
  • イ 顧客レコードを削除する場合は,その顧客コードが販売管理システム及び関連システム内で使われていないことを確認してから削除する。
  • ウ 当月の売上が発生した顧客のレコードは,内容は正しいとみなして確認の対象外とする。
  • エ 当月の売上が発生しなかった顧客のレコードは,スペース効率の観点から,月末に物理的に削除する。

【解答】

正解:イ

アは×。顧客マスタファイルでは、顧客はユニークキーのはず。重複があってはいけない。
イは○。「関連システム」の確認も重要
ウは×。レコードが存在することは確かだが、内容が正しいかどうか
エは×。たまたま今月の取引がなかっただけかもしれない

[fe072-53]

システムの一部に修正を加えたときに,修正部分がほかに悪影響を及ぼさずに正しい結果を得られることを検証するテストはどれか。
 ア 機能テスト  イ 結合テスト  ウ 退行テスト  エ 例外テスト

【解答】

正解:ウ

参照:「テストの種類・方法」(kj2-test-kiso

[fe072-54]

IPアドレスに関する記述のうち,サブネットマスクの説明はどれか。

  • ア 外部のネットワークへアクセスするときに,ゲートウェイが一つのIPアドレスを複数の端末で共用させるために使用する情報である。
  • イ クラスA~Dを識別するために使用する4ビットの情報である。
  • ウ ネットワーク内にあるすべてのノードに対して,同一の情報を送信するために使用される情報である。
  • エ ホストアドレス部の情報を分割し,複数のより小さいネットワークを形成するために使用する情報である。

【解答】

正解:エ

アは×。IPマスカレード
イは×。クラスの種類でありサブネットマスクとは無関係
ウは×。ブロードキャスト
エは○。

[fe072-55]

利用者のPCから電子メールを送信するときや,メールサーバ間で電子メールを転送するときに使われるプロトコルはどれか。
 ア IMAP   イ MIME   ウ POP3   エ SMTP

【解答】

正解:エ

アは×。電子メールを保存しているサーバからメールを受信するためのプロトコル。サーバ上で管理する
イは×。電子メールでANCII以外文字コード、画像, 音声などの形式のデータを扱うプロトコル
ウは×。電子メール送信・転送プロトコル
エは○。

[fe072-56]

PCM伝送方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのディジタルデータに変換し,圧縮処理しないで転送したところ,転送速度は 64,000 ビット/秒であった。このときサンプリング間隔は何マイクロ秒か。
 ア 15.6   イ 46.8   ウ 125   エ 128

【解答】

正解:エ

サンプリング間隔をx[秒]とすれば、1秒間のサンプル数は、1/x[サンプル/秒]
1サンプルは8[ビット/サンプル]なので、1秒間でのデータ量は8/x[ビット/秒]
これが、64,000[ビット/秒]なのだから、64,000=8/x
x=1/8,000[秒]=1,000,000/8,000[マイクロ秒]=125[マイクロ秒]

[fe072-57]

CSMA/CD方式のLANで用いられるブロードキャストによるデータ伝送の説明として,適切なものはどれか。
 ア すべてのノードに対して,送信元から順番にデータを伝送する。
 イ 選択された複数のノードに対して,一度の送信でデータを伝送する。
 ウ 選択された複数のノードに対して,送信元から順番にデータを伝送する。
 エ 同一セグメント内のすべてのノードに対して,一度の送信でデータを伝送する。

【解答】

正解:エ

アは×。ユニキャスト
イは×。ブロードキャスト
ウは×。マルチキャスト
エは○。

[fe072-58][ad032-05]

ネットワーク機器の一つであるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)の機能として,適切なものはどれか。
 ア LANポートに接続された端末に対して,IPアドレスの動的な割当てを行う。
 イ 受信したパケットを,あて先MACアドレスが存在するLANポートだけに転送する。
 ウ 受信したパケットを,すべてのLANポートに転送(ブロードキャスト)する。
 エ 受信したパケットを,ネットワーク層で分割(フラグメンテーション)する。

【解答】

正解:イ

レイヤ2スイッチ→データリンク層→ブリッジに類似 →参照「LANの基礎」 (nw-lan-kiso)
ア・ウはDHCP:IPアドレス設定の自動化・一元管理 →参照「ネットワーク層とIP」 (nw-ip)
エはパケット分割 →参照「インターネットの基礎」 (nw-internet-kiso)

[fe072-59]

関係データベースの表aに対して,表b,表cを得る操作の組合せとして,適切なものはどれか。
  表a         表b         表c
   山岳名称 地域    山岳名称 地域    山岳名称
   富士山  本州    富士山  本州    富士山
   樽前山  北海道   槍ヶ岳  本州    樽前山
   槍ヶ岳  本州    八ヶ岳  本州    槍ヶ岳
   八ヶ岳  本州    那須岳  本州    八ヶ岳
   石鎚山  四国               石鎚山
   阿蘇山  九州               阿蘇山
   那須岳  本州               那須岳
   久住山  九州               久住山
   大雪山  北海道              大雪山

   表b 表c
 ア 射影 結合
 イ 射影 選択
 ウ 選択 結合
 エ 選択 射影

【解答】

正解:エ

射影=指定した列だけからなる表を作成
    SELECT 山岳名称 FROM 表a INTO 表c
選択=条件に合致した行からなる表を作成
    SELECT * WHERE 地域="本州" FROM 表a INTO 表b
結合=2つの表を共通のキーで結合して一つの表を作成

[fe072-60]

E-R図に関する記述として,適切なものはどれか。

  • ア 関係データベースへの実装を前提に作成する。
  • イ 業務上の各プロセスとデータの関係を明らかにする。結果として導かれる実体間の関連は,業務上の各プロセスを表現する。
  • ウ 業務で扱う情報を抽象化し,実体及び実体間の関連を表現する。
  • エ データの生成から消滅に至るプロセスを表現する。

【解答】

正解:ウ

アは×。関係データベース設計に重要だが、それだけに限定しない。実装は前提にしない。
イは×。原則としてプロセス(処理プログラム)には無関係
ウは○。実体=エンティティ、関連=リレーションシップ
エは×。CRUDマトリクス
  データと処理のマトリクスを作成し、 create, read, update, delete を記入

[fe072-61]

「商品」表のデータが次の状態のとき,〔ビュー定義〕で示すビュー「収益商品」表に現れる行数が減少する更新処理はどれか。
   商品
    商品コード 品名 型式   売値   仕入値
     S001   T  T2003  150,000 100,000
     S003   S  S2003  200,000 170,000
     S005   R  R2003  140,000  80,000
  〔ビュー定義〕
   CREATE VIEW 収益商品
    AS SELECT * FROM 商品
      WHERE 売値 - 仕入値 >= 40000


 ア 商品コードが S001 の行の売値を 130,000 に更新する。
 イ 商品コードが S003 の行の仕入値を 150,000 に更新する。
 ウ 商品コードが S005 の行の売値を 130,000 に更新する。
 エ 商品コードが S005 の行の仕入値を 90,000 に更新する。

【解答】

正解:ア

現状では、売値-仕入値≧40000 の商品なので、S001とS005の2行になっている。
アは○。S001:130,000-100,000=30,000<40000 →選択されない→1行
イは×。S003:200,000-150,000=50,000≧40000 →この行も選択→3行
ウは×。S005:130,000- 80,000=50,000≧40000 →選択(不変)→2行
エは×。S005:140,000- 90,000=50,000≧40000 →選択(不変)→2行

[fe072-62]

データベースが格納されている記憶媒体に故障が発生した場合,バックアップファイルとログを用いてデータベースを回復する操作はどれか。
 ア アーカイブ  イ コミット  ウ チェックポイントダンプ  エ ロールフォワード

【解答】

正解:エ

アは×。保存すること。通常は複数のファイルを一つのファイルにまとめて圧縮
イは×。データベースの更新を確定
ウは×。プログラムのテスト。プログラムを実行して指定した条件になったときに、多様な情報を記録
エは○。

[fe072-63]

関係データベースの説明として,適切なものはどれか。
 ア 属性単位に,属性値とその値をもつレコード格納位置を組にして表現する。索引として利用される。
 イ データを表として表現する。表間は相互の表中の列の値を用いて関連付けられる。
 ウ レコード間の親子関係を,ポインタを用いたデータ構造で表現する。木構造の表現に制限される。
 エ レコード間の親子関係を,リンクを用いたデータ構造で表現する。木構造や網構造も表現できる。

【解答】

正解:イ

アは×。インデクスの説明。関係データベースに特有ではない。むしろ網データベース
イは○。
ウは×。リスト構造
エは×。リンクはデータベースと無関係

[fe072-64]

公開鍵暗号方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 ア AESは,NISTが公募した公開鍵暗号方式である。
 イ RSAは,素因数分解の計算の困難さを利用した公開鍵暗号方式である。
 ウ 公開鍵暗号方式に参加する利用者の数が増えると鍵の配送が煩雑になる。
 エ 通信文の内容の秘匿に公開鍵暗号方式を使用する場合は,受信者の復号鍵を公開する。

【解答】

正解:イ

アは×。AESは共通鍵暗号方式
イは○。
ウは×。共通鍵暗号方式の欠点
エは×。受信者の公開鍵で暗号化

[fe072-65][ad072-46][ad042-52]

ディジタル証明書をもつA氏が,B商店に対して電子メールを使って商品の注文を行うときに,A氏は自分の秘密鍵を用いてディジタル署名を行い,B商店はA氏の公開鍵を用いて署名を確認する。この手法によって確認できることはどれか。ここで,A氏の秘密鍵はA氏だけが使用できるものとする。
 ア A氏からB商店に送られた注文の内容は,第三者に漏れない。
 イ A氏から発信された注文は,B商店に届く。
 ウ B商店に届いたものは,A氏からの注文である。
 エ B商店は,A氏に商品を売ることの許可が得られる。

【解答】

正解:ウ

アは×。署名だけでは本文の暗号化していないとすれば,誰でも開けるので×
  実際の電子署名方式(SSLなど)では自動的に本文も暗号化されるとすれば○
イは×。暗号化や電子署名はデータ到着保証とは無関係
ウは○。そのための電子署名。
エは×。販売許可などとは無関係
アとウを比較して,ウを○とする。
参照:「ハイブリッド暗号方式」(sec-angou-hybrid

[fe072-66][ad052-49]

コンピュータウイルス対策ソフトのパターンマッチング方式を説明したものはどれか。

  • ア 感染前のファイルと感染後のファイルを比較して,ファイルに変更が加わったかどうかを調べてウイルスを検出する。
  • イ 既知ウイルスのシグネチャコードと比較して,ウイルスを検出する。
  • ウ システム内でのウイルスに起因する異常現象を監視することによって,ウイルスを検出する。
  • エ ファイルのチェックサムと照合して,ウイルスを検出する。

【解答】

正解:イ

アは×。コンペア法
イは○。パターンマッチング方式
ウは×。ビヘイビア法
エは×。チェックサム法
参照:「ウイルス対策ソフトの仕組み」

[fe072-67]

SSL/TLSを利用することによって実現できるものはどれか。
 ア クライアントサーバ間の通信の処理時間を短縮する。
 イ クライアントサーバ間の通信を暗号化する。
 ウ ブラウザとWebサーバの通信の証跡を確保する。
 エ メールソフトから WebサーバへのSMTP接続を可能にする。

【解答】

正解:イ

SSL(Secure Socket Layer):インターネットでの暗号化送受信プロトコル
TLS(Transport Layer Security):SSLの後継規格

[fe072-68][sd03-30]

緊急事態を装う不正な手段によって組織内部の人間からパスワードや機密情報を入手する行為は,どれに分類されるか。
 ア ソーシャルエンジニアリング イ トロイの木馬
 ウ パスワードクラック     エ 踏み台攻撃

【解答】

正解:ア

ソーシャルエンジニアリング:問題文の通り
トロイの木馬:あらかじめ不正プログラムを潜入させておき,特定条件で実行する
踏み台攻撃:トロイの木馬を仕掛けたサイトに命令して第三者のサーバを攻撃する
パスワードクラック:システム的な方法で他人のパスワードを探り当ててなりすます手段

[fe072-69][ad061-57]

ISMSプロセスのPDCAモデルにおいて,PLANで実施するものはどれか。
 ア 運用状況の管理
 イ 改善策の実施
 ウ 実施状況に対するレビュー
 エ 情報資産のリスクアセスメント

【解答】

正解:エ

ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)のPDCA
Plan:情報資産のリスクを洗い出して計画を策定:情報資産のリスクアセスメント
 Do:計画に基づいた対策の実行:改善策の実施
 Check:実行した結果の検証:実施状況に対するレビュー
 Act:検証に基づく改善:運用状況の管理
参照:「ISMSとPDCAサイクル」(sec-isms-pdca

[fe072-70][ad072-60]

QRコードの特徴はどれか。
 ア 3個の検出用シンボルで,回転角度と読取り方向が認識できる。
 イ 最大で英数字なら128文字,漢字なら64文字を表すことができる。
 ウ バイナリ形式を除いた文字をコードで表現することができる。
 エ プログラム言語であり,携帯電話で実行できる。

【解答】

正解:ア

アは○。3隅に目立つシンボルがある
イは×。最大7,089文字程度
ウは×。バイナリデータも取り扱える
エは×。データの表示形式
参照:「QRコード」(kj3-code-qr

[fe072-71]

SCMを説明したものはどれか。

  • ア 営業部門だけではなく企業内のすべての顧客チャネルで情報を共有し,サービスのレベルを引き上げて顧客満足度を高め,業績向上に結びつける手法である。
  • イ 卸売業者・メーカが,小売店の経営活動を支援してその売上と利益を伸ばすことによって,自社との取引拡大につなげる手法である。
  • ウ 企業全体の経営資源を有効活用できるように統合的に管理し,経営の効率を向上させる手法である。
  • エ 生産,在庫,購買,販売,物流など関連の企業間で情報を共有することによって,全体の効率を向上させる手法である。

【解答】

正解:エ

アは×。CRM
イは×。リテールサポート
ウは×。ERP、BPR
エは○。

[fe072-72][ad042-64]

営業利益の計算式はどれか。
 ア 売上高-売上原価
 イ 売上高-(売上原価+販売費及び一般管理費)
 ウ 売上高-(売上原価+販売費及び一般管理費)+営業外収益-営業外費用
 エ 売上高-(売上原価+販売費及び一般管理費)+営業外損益+特別損益

【解答】

正解:イ

アは売上総利益,ウは経常利益,エは税引前当期利益

参照:「財務・会計の基礎」(kj-kaikei-kiso

[fe072-73]

販売価格が14万円の製品を製造する案として,表のA案とB案がある。月当たりの販売数量が500 個の場合,A案とB案の評価のうち,適切なものはどれか。
   案  月当たり固定費  変動費単価
   A   1,500 万円   9 万円/個
   B   2,500 万円   7 万円/個


 ア A案,B案ともに利益が出ない。
 イ A案とA案の利益は等しい。
 ウ A案の方が利益が多い。
 エ A案の方が利益が多い。

【解答】

正解:イ

利益=(販売価格-変動費単価)×販売数量 - 固定費
A案:(14-9)×500 - 1,500=1,000万円
B案:(14-7)×500 - 2,500=1,000万円

[fe072-74]

ABC分析を適用する事例はどれか。
 ア 顧客が買物をしたときの購入商品の組合せを把握したい。
 イ 商品ごとの販売金額や粗利益額から,売れ筋商品を把握したい。
 ウ 商品の品切れを起こさないように,きめ細かな販売見込数量を把握したい。
 エ 地域ごとのオピニオンリーダにアンケート調査を行い,市場ニーズを把握したい。

【解答】

正解:イ

アは×。データマイニングのバスケット分析
イは○。20%の商品が売上や利益の80%を占める。パレート分析
ウは×。需要予測
エは×。モニタ制度など

[fe072-75][sd03-41]

パレート図を説明したものはどれか。

  • ア 原因と結果の関連を魚の骨のような形態に整理して体系的にまとめ,結果に対してどのような原因が関連しているかを明確にする。
  • イ 時系列的に発生するデータのばらつきを折れ線グラフで表し,管理限界線を利用して客観的に管理する。
  • ウ 収集したデータを幾つかの区間に分類し,各区間に属するデータの個数を棒グラフとして描き,品質のばらつきをとらえる。
  • エ データを幾つかの項目に分類し,出現頻度の大きさの順に棒グラフとして並べ,累積和を折れ線グラフで描き,問題点を絞り込む。

【解答】

正解:エ

アは特性要因図,イは管理図,ウはヒストグラム
参照:「グラフ」

[fe072-76]

昨年度と今年度の入社試験問題を比較するために,多数の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点をx軸に,今年度の問題の得点をy軸にとって,相関係数と回帰直線を求めた。〔結果〕から分かることはどれか。
  〔結果〕
    相関係数は,0.8であった。
    回帰直線の傾きは,1.1であった。
    回帰直線の y 切片の値は,10であった。

  • ア 回帰直線のy切片の値から,今年度の問題の得点が0点の人でも,昨年度の問題では10点程度とれることが分かる。
  • イ 回帰直線の傾きから,今年度の問題の平均点は,昨年度の問題の平均点の1.1倍であることが分かる。
  • ウ 回帰直線の傾きとy切片の値から,今年度の問題は昨年度の問題に比べて得点しやすい傾向にあることが分かる。
  • エ 回帰直線の傾きと相関係数の値から,今年度の問題は質が高いことが分かる。

【解答】

正解:ウ


アは×。今年度と昨年度が逆
イは×。今年度平均点=1.1×昨年度平均点+10点
ウは○。
エは×。質についてはわからない

[fe072-77][ad042-72]

表は,顧客(x,y,z)を営業担当者(A,B,C)が分担するときの売上高を示している。例えば,営業担当者Aの顧客xに対する売上高は2百万円である。各営業担当者は,顧客を1人しか担当できないとするとき,最大の売上高は何百万円か。

          営業担当者
         A  B  C
   顧  x  2  5  7 単位:百万円
      y  4  3  8
   客  z  5  6  6

ア 16  イ 17  ウ 18  エ 19

【解答】

正解:ウ

単純には,次の表を作ればよい
 A    B    C    合計
x(2) y(3) z(6)  11
x(2) z(6) y(8)  16
y(4) x(5) z(6)  15
y(4) z(6) x(7)  17
z(5) x(5) y(8)  18  最大
z(5) y(3) x(7)  15
高度な解法:「割付問題」(線形計画法の特殊ケース)

[fe072-78][ad072-72][ad061-73][ad031-73]

X社では次の算定方式で,在庫補充量を決定している。第n週の週末時点での在庫量をB[n],第n週の販売量をC[n]としたとき,第n週の週末に発注する在庫補充量の算出式はどれか。ここで,nは3以上とする。
〔在庫補充量の算定方式〕
 (1)週末ごとに在庫補充量を算出し,発注を行う。在庫は翌週の月曜日に補充される。
 (2)在庫補充量は,翌週の販売予測量から現在の在庫量を引き,安全在庫量を加えて算出する。
 (3)翌週の販売予測量は,先週の販売量と今週の販売量の平均値とする。
 (4)安全在庫量は,翌週の販売予測量の10%とする。
 ア (C[n-1]+C[n])/2×1.1-B[n]
 イ (C[n-1]+C[n])/2×1.1-B[n-1]
 ウ (C[n-1]+C[n])/2+C[n]×0.1-B[n]
 エ (C[n-2]+C[n-1])/2+C[n]×0.1-B[n]

【解答】

正解:ア

翌週の販売予測量=(先週の販売量+今週の販売量)/2
  =(C[n-1]+C[n])/2
安全在庫量=翌週の販売予測量×10%
  =(C[n-1]+C[n])/2×0.1
在庫補充量=翌週の販売予測量-現在の在庫量+安全在庫量
  =(C[n-1]+C[n])/2-B[n]+(C[n-1]+C[n])/2×0.1
  =(C[n-1]+C[n])/2×1.1-B[n]  →ア

[fe072-79]

EDIを実施するため情報表現規約で規定されるべきものはどれか。
 ア 企業間の取引の契約内容   イ システムの運用時間
 ウ 伝送制御手順        エ メッセージの形式

【解答】

正解:エ

アは×。取引基本規約
イは×。業務運用規約
ウは×。情報伝達規約
エは○。
参照:「EDI(標準プロトコル)」

[fe072-80][ad032-78]

A社で雇用しているオペレータのQ氏を,B社に派遣することになった。労働者派遣法で定められているものはどれか。
 ア A社は,Q氏がA社を辞めてB社に雇用されることを禁止できる。
 イ B社はA社に対して,Q氏を指名して派遣を要請できる。
 ウ Q氏の派遣契約期間は,最長1年間である。
 エ Q氏は,B社の定められた指揮命令者の下で労働に従事する。

【解答】

正解:エ

(以前の問題は、最近の問題で部分修正しています)
アは×。職業選択の自由。Q氏の意向を禁止できない。A社の要請だけならば断ることができる。
イは×。指名派遣は禁止
ウは×。一般業務の場合は最長3年間
エは○。


本シリーズの目次へ