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BtoCサイト運営での留意点

学習のポイント

ここでは、Web販売サイトにより取引増大を図るにはどうすればよいかをテーマにします。

キーワード

EC、BtoC、SEO、OtoO、クリック・アンド・モルタル、UI/UX


Web販売戦略

店舗販売とWeb販売とは、目的も運用も大きく異なります。Web販売を単なる1店舗だととらえるのは不適切で、Web販売に合致したマーケティングや運営を考える必要があります。

来店から購入までのプロセスでの工夫

BtoCのサイトを開設しただけでは、注文がくることを期待できません。
 ・Webサイトへのアクセス(来客数)を増加させる
 ・商品販売ページに到達する割合(到達率)を増加させる
 ・実際に購入する割合(購入率)を増加させる
 ・再来店率(リピート率)を増加させる。さらに口コミで紹介してもらう
ことによって、売上が増大するのです。

アクセス数増加対策

到達率向上対策

購買率向上対策

リピート率向上対策

このように、Web販売のシステムが成功するかどうかは、Webサイトを開設するというIT活動よりも、協会などにリンクを依頼するとか、商品やサービスをどうするかといった非IT活動のほうが大きな影響を与えているのです。

UI/UX

リピート率向上対策として、近年、UI/UXが重視されています。

UI(User Interface)とは、利用者がWebサイトを訪問したときの使いやすさのことです。画面のデザインやフォントなどの好感度、必要なページに到達するための適切なナビゲーション、誤解を生じないわかりやすい表示など、利用者とWebサイトの接点をよくすることです。

UX(User Experience)とは、このWebサイトを利用して得られる経験や満足など全体的な概念です。魅力のある商品、注文にあたっての問い合わせシステムの整備、注文後の状況報告や納期、商品への満足など、Webサイトだけでなくサービス全体が対象になります。

UXに満足した利用者はリピート客になる確率が大になりましょう。UIが貧弱であれば、悪い印象を持つので満足が得られませんし、途中でサイトから去ってしまうでしょう。
 このように、UIはUXの一部だといえます。優れたUIが優れたUXになるとは限りませんが、優れたUXにするためには、優れたUIであることが必要不可欠です。
 UIはWebページデザイナーの分野、UXはサービス提供者の分野だといえますが、両者の意思疎通が重要になります。