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ck23 中小企業診断士一次試験
経営情報システム 令和5年度


[ck23-01]

フラッシュメモリに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
 a 揮発性メモリであるので、紫外線を照射することでデータを消去できる。
 b 不揮発性メモリであるので、電源を切っても記憶していたデータを保持できる。
 c NAND型とNOR型を比べると、読み出し速度はNAND型の方が速い。
 d NAND型とNOR型を比べると、書き込み速度はNAND型の方が速い。
 e NOR型は、USBメモリやSSDなどの外部記憶装置に用いられている。
〔解答群〕
 ア aとd  イ aとe  ウ bとc  エ bとd  オ cとe

【解答】

[ck23-02]

正規表現は、さまざまな文字列を汎用的な形式で表現する方法の1つであり、テキストエディタ、プログラミング言語、検索エンジンなどで利用可能になっている。正規表現の用途に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
 ア 顧客名簿の電子メールアドレスから@より前の部分(ユーザ名)を取得する。
 イ 店舗別売上高一覧から売上高の大きい上位5店舗を抽出する。
 ウ 文章中の「METI」を「経済産業省」に置き換える。
 エ 報告書の「3/31/2023」の形式で表記されている日付を「2023-3-31」の形式に変換する。
 オ 領収書に記載するクレジットカード番号の一部を「*」で伏字にする。

【解答】

[ck23-03]

深層学習(ディープラーニング)に関する以下の文章の空欄A~Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
 深層学習は、ディープニューラルネットワークを用いた学習方法のことである。ニューラルネットワークは、入力層、[ A ]、出力層の3つの層から構成されるが、特に [ A ]が複数あるニューラルネットワークはディープニューラルネットワークと呼ばれる。
 また、ニューラルネットワークの中の[ B ]において、複数の入力の重み付け総和などの値から、その出力を決定するための関数は[ C ]と呼ばれる。代表的な[ C ]には、[ D ]、双曲線正接関数、ReLUなどがあり、これらは目的に応じて使い分けられる。
〔解答群〕
 ア A:畳み込み層 B:シナプス  C:誤差関数  D:シグモイド関数
 イ A:畳み込み層 B:ニューロン C:活性化関数 D:ハッシュ関数
 ウ A:隠れ層   B:シナプス  C:誤差関数  D:シグモイド関数
 エ A:隠れ層   B:ニューロン C:活性化関数 D:シグモイド関数
 オ A:隠れ層   B:ニューロン C:誤差関数  D:ハッシュ関数

【解答】

[ck23-04]

近年、デジタルデータの多様化に伴い、構造化データに加えて半構造化データならびに非構造化データの利活用の重要性が高まっている。半構造化データの例として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
 なお、ここで半構造化データとは、あらかじめスキーマを定義せず、データにキーやタグなどを付加することで、データ構造を柔軟に定義できるデータをいう。
 a 音・画像・動画データ
 b リレーショナルデータベースの表
 c JSON形式のデータ
 d XML形式のデータ
 e YAML形式のデータ
〔解答群〕
 ア aとbとe  イ aとcとd  ウ aとcとe  エ bとdとe  オ cとdとe

【解答】

[ck23-05]

データベース管理システム(DBMS)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答】

[ck23-06]

サーバへのアクセス集中はサーバのレスポンス低下を招き、著しく利便性を損なう可能性がある。そこで、ロードバランサ(負荷分散装置)を設置するなどして、適切に負荷を分散させる必要がある。
 負荷分散に関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答】

[ck23-07]

Webサイトを構築する場合などにおいては、音・画像・動画データを利用することが多い。これらの保存にはさまざまなファイル形式が利用される。これらのファイル形式に関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答】

[ck23-08]

以下に示す表は、ある小売店が利用している受注管理表の一部である。この表に関する正規化の観点からの記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、枝番は1回の受注で商品コード別に連番で発行される番号であるとし、単価は商品コードによって一意に定まるものとする。

 受注番号 枝番  受注日 得意先コード 商品コード 販売数量  単価
  10001  1  2023-04-01  9876    P101     1   30,000
  10001  2  2023-04-01  9876    P201     2   15,000
  10001  3  2023-04-01  9876    P301     5   10,000
  10002  1  2023-04-02  5555    P201     1   15,000
  10002  2  2023-04-02  5555    P401     3   20,000

〔解答群〕
 ア 第1正規形であるが、第2正規形ではない。
 イ 第1正規形ではない。
 ウ 第2正規形であるが、第1正規形ではない。
 エ 第2正規形であるが、第3正規形ではない。
 オ 第3正規形である。

【解答】

[ck23-09]

以下に示す、ある小売店における販売データ「取引記録」から併売分析を行いたい。異なる2つの商品の組み合わせに対して、それらが同時に取引された件数を求める「集計結果」を得るためのSQL文を考える。

 取引記録                  集計結果
   管理番号 取引ID 商品ID 数量     商品1 商品2  件数
    1    T001   P002   1      P003  P004   10
    2    T001   P010   1      P004  P010   9
    3    T002   P002   3      P001  P008   7
    4    T002   P007   2      P004  P007   7
    5    T003   P005   1      P001  P010   6
    6    T003   P010   1      P002  P004   6
    7    T003   P007   2      P005  P008   6
    :    :     :     :      :    :     :

以下のSQL文の空欄①~③に入る記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[SQL文]
SELECT
  A.商品ID as 商品1, B.商品ID as 商品2,COUNT(*) as 件数
FROM
  取引記録 as A, 取引記録 as B
WHERE
  [ ① ] and [ ② ]
GROUP BY
  A.商品ID, B.商品ID
ORDER BY
  件数 [ ③ ];

〔解答群〕
ア ①:A.取引ID = B.取引ID  ②:A.商品ID < B.商品ID   ③:DESC
イ ①:A.取引ID = B.取引ID  ②:A.商品ID < B.商品ID   ③:ASC
ウ ①:A.取引ID = B.取引ID  ②:A.商品ID <> B.商品ID  ③:ASC
エ ①:A.取引ID < B.取引ID  ②:A.商品ID = B.商品ID   ③:DESC
オ ①:A.取引ID < B.取引ID  ②:A.商品ID <> B.商品ID  ③:ASC

【解答】

[ck23-10]

ストレージ技術に関する以下のa~eの記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
 ア a:RAID0  b:RAID1  c:NAS  d:SAN  e:シンプロビジョニング
 イ a:RAID0  b:RAID1  c:SAN  d:NAS  e:シンプロビジョニング
 ウ a:RAID0  b:RAID5  c:SAN  d:DAS  e:シックプロビジョニング
 エ a:RAID1  b:RAID0  c:DAS  d:NAS  e:シックプロビジョニング
 オ a:RAID1  b:RAID5  c:NAS  d:SAN  e:シックプロビジョニング

【解答】

[ck23-11]

IPv4ネットワークにおいては、ネットワークが使用するIPアドレスの範囲を指定するのにサブネットマスクが利用される。
 以下のネットワークにおいて、ホストとして使用できるIPアドレスの個数は最大いくつになるか。最も適切なものを下記の解答群から選べ。
  ネットワークアドレス  172.16.16.32/27
  サブネットマスク    255.255.255.224
 なお、これを2進法で表すと次のようになる。
  ネットワークアドレス  10101100 00010000 00010000 00100000
  サブネットマスク    11111111 11111111 11111111 11100000

〔解答群〕
 ア 14  イ 16  ウ 24  エ 30  オ 32

【解答】

[ck23-12]

LANを構成するために必要な装置に関する以下のa~eの記述とその装置名の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
 ア a:ブリッジ b:リピータ     c:ルータ      d:ゲートウェイ e:アクセスポイント
 イ a:リピータ b:アクセスポイント c:ゲートウェイ   d:ルータ    e:ブリッジ
 ウ a:リピータ b:ブリッジ     c:ルータ      d:ゲートウェイ e:アクセスポイント
 エ a:リピータ b:ルータ      c:ゲートウェイ   d:ブリッジ   e:アクセスポイント
 オ a:ルータ  b:ブリッジ     c:アクセスポイント d:ゲートウェイ e:リピータ

【解答】

[ck23-13]

ネットワークシステムの性能に関する以下の文章の空欄A~Eに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
 単位時間当たりに伝送可能なデータの最大容量を[ A ]という。[ B ]などが原因で、単位時間当たりの実際のデータ伝送量である[ C ]が低下する。伝送の速さは[ C ]だけでは決まらず、転送要求を出してから実際にデータが送られてくるまでに生じる通信の遅延時間である[ D ]が影響する。また、パケットロスや[ E ]は音声や映像の乱れを生じさせる。
〔解答群〕
 ア A:帯域幅    B:ジッタ     C:ping値    D:レイテンシ   E:輻輳(ふくそう)
 イ A:帯域幅    B:輻輳(ふくそう)C:スループット D:ping値     E:ジッタ
 ウ A:帯域幅    B:輻輳(ふくそう)C:スループット D:レイテンシ   E:ジッタ
 エ A:トラフィック B:ジッタ     C:ping値    D:輻輳(ふくそう)E:レイテンシ
 オ A:トラフィック B:輻輳(ふくそう)C:スループット D:ping値     E:レイテンシ

【解答】

[ck23-14]

コンピュータで音・画像・動画を利用するには、アナログデータをデジタル化する必要がある。
 音をデジタルデータに変換することを考える。PCM(パルス符号変調)方式でアナログ音声データをデジタルデータに変換する。量子化ビット数16ビット、サンプリング周波数44,100Hzでステレオ(2チャンネル)の音の5分間のデータ量は何バイトか。最も適切な計算式を選べ。ただし、データの圧縮は行わないものとする。
 ア (44,100×16×2)×(5×60)×8
 イ (44,100×16×2)×(5×60)÷8
 ウ (44,100×16÷2)×(5×60)÷8
 エ {(44,100÷16)÷2}×(5×60)×8
 オ {(44,100÷16)÷2}×(5×60)÷8

【解答】

[ck23-15]

情報化社会の将来像に関する考え方についての記述として、最も適切なものはどれか。

【解答】

[ck23-16]

OLAPは、ビジネスインテリジェンス(BI)に用いられる主要な技術の1つである。OLAPに関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答】

[ck23-17]

システム開発に利用されるモデリング手法には、DFD、ER図、UMLなどがある。それぞれの手法に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
 a DFDは、データの流れに着目して対象業務のデータの流れと処理の関係を記述する。
 b ER図は、システムの状態とその遷移を記述する。
 c UMLにおけるアクティビティ図は、システムが提供する機能を記述する。
 d UMLにおけるシーケンス図は、オブジェクト間の相互作用を時系列に記述する。
 e UMLにおけるユースケース図は、業務や処理の実行順序を記述する。
〔解答群〕
 ア aとc  イ aとd  ウ bとd  エ bとe  オ dとe

【解答】

[ck23-18]

あるソフトウェア開発において、エラー埋め込み法を用いてソフトウェアのエラー数を推定することにした。検査対象プログラムに、意図的に100件のエラーを埋め込み、そのことを知らない検査担当者に検査させたところ、50件のエラーを発見することができた。そのうち40件は、意図的に埋め込んだエラーであった。
 埋め込みエラーを除く検査開始前の潜在エラーの件数として、最も適切なものはどれか。
 ア 10  イ 15  ウ 20  エ 25  オ 30

【解答】

[ck23-19]

ITサービスマネジメントにおいて、サービス内容およびサービス目標値に関して、サービス提供者は組織内外の関係者とさまざまな合意書や契約書を取り交わす。
 それらの文書に関する以下の①~③の記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
 ① サービス提供者が組織外部の供給者と取り交わす文書
 ② サービス提供者が組織内部の供給者と取り交わす文書
 ③ サービス提供者が顧客と取り交わす文書
〔解答群〕
 ア ①:NDA ②:SLA ③:OLA
 イ ①:OLA ②:NDA ③:UC
 ウ ①:OLA ②:UC  ③:SLA
 エ ①:SLA ②:UC  ③:OLA
 オ ①:UC  ②:OLA ③:SLA

【解答】

[ck23-20]

プロジェクト管理では、コストやスケジュールを適切に管理するためにさまざまな指標や手法が用いられる。それらに関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答】

[ck23-21]

テレワークで利用するモバイル端末に対して、安全かつ効率的な管理が求められている。この管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

【解答】

[ck23-22]

ネットワークのセキュリティを確保することは重要である。ネットワークセキュリティに関する以下のa~eの記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]
 ア a:IDS  b:IPS  c:DMZ  d:SIEM e:WAF
 イ a:IDS  b:IPS  c:WAF  d:DMZ  e:SIEM
 ウ a:IPS  b:IDS  c:WAF  d:DMZ  e:SIEM
 エ a:IPS  b:WAF  c:SIEM d:DMZ  e:IDS
 オ a:SIEM b:IDS  c:WAF  d:SIEM e:DMZ

【解答】

[ck23-23]

JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)におけるリスクに関する以下の記述の空欄A~Eに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
 ア A:基準   B:特定  C:レベル  D:評価  E:分析
 イ A:基準   B:分析  C:レベル  D:特定  E:評価
 ウ A:レベル  B:特定  C:基準   D:評価  E:分析
 エ A:レベル  B:分析  C:基準   D:特定  E:評価
 オ A:レベル  B:分析  C:基準   D:評価  E:特定

【解答】

[ck23-24]

機械学習において、陽性(Positive)と陰性(Negative)のどちらかに分類する二値分類タスクに対する性能評価を行う際に、次のような混同行列と呼ばれる分割表が用いられる。

                 予 測
             陽性         陰性
  実  陽性  TP(真陽性の件数) FN(偽陰性の件数)
  際  陰性  FP(偽陽性の件数) TN(真陰性の件数)

二値分類タスクに対する評価は、上記のTP、FP、FN、TNから計算される評価指標を用いて行われる。評価指標に関する以下の①~③の記述とその計算式の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
 ① 正解率とは、全体の件数のうち、陽性と陰性を正しく予測した割合のことである。
 ② 適合率とは、陽性と予測した件数のうち、実際も陽性である割合のことである。
 ③ 再現率とは、実際に陽性である件数のうち、陽性と予測した割合のことである。
〔解答群〕
 ア ① (FP+FN)/(TP+FP+FN+TN)  ②:TP/(TP+FP)  ③:FP/(TP+FN)
 イ ① (TP+TN)/(TP+FP+FN+TN)  ②:TP/(TP+FN)  ③:TP/(TP+FP)
 ウ ① (TP+TN)/(TP+FP+FN+TN)  ②:TP/(TP+FP)  ③:TP/(TP+FN)
 エ ① (TP+TN)/(TP+FP+FN+TN)  ②:TP/(TP+TN)  ③:FP/(TP+FN)
 オ ① (TP+TN)/(TP+FP+FN+TN)  ②:TP/(TP+TN)  ③:TP/(TP+FN)

【解答】

[ck23-25]

インターネット上での情報流通の特徴に関する以下の文章の空欄A~Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
 人間は集団になると、個人でいるときよりも極端な方向に走りやすくなるという心理的傾向は[ A ]と呼ばれている。キャス・サンスティーンは、インターネットでも[ A ]を引き起こしやすくなる[ B ]という現象が見られると指摘した。こうした人間の心理的傾向とネットメディアの特性の相互作用による現象に、次のようなものが挙げられる。
 1つは、SNSなどを利用する際、人間は自分と似た興味や関心を持つユーザをフォローする傾向があるので、自分と似た意見が返ってくる[ C ]と呼ばれる現象である。もう1つは、アルゴリズムが利用者の検索履歴などを学習することで利用者にとって好ましい情報が表示されるようになり、その結果、利用者が見たい情報しか見えなくなるという[ D ]と呼ばれる現象である。これら2つの現象は、インターネット上で偽情報が顕在化する背景の1つであると考えられている。

〔解答群〕
 ア A:集団極性化 B:サイバーカスケード C:エコーチェンバー  D:フィルターバブル
 イ A:集団極性化 B:サイバーカスケード C:バックファイア効果 D:エゴサーチ
 ウ A:ハロー効果 B:サイバーカスケード C:バックファイア効果 D:エゴサーチ
 エ A:ハロー効果 B:ナッジ       C:エコーチェンバー  D:フィルターバブル
 オ A:ハロー効果 B:ナッジ       C:バックファイア効果 D:フィルターバブル

【解答】