DFD(Data Flow Diagram)は、「外部」「機能」「データストア」「データフロー」を示す4つの記号により、データの流れに着目して、対象とするシステムを記述する図法です。
- 外部
- 対象システムの外部にあって、データの発生源(源泉)や行先(吸収)になるものです。実際には電話や端末で注文がくるのでしょうが、そのような手段ではなく、業務の実体を示します。ここでは「得意先」や「メーカー」などになっていますが、他の情報システムも外部になります。
- 機能(プロセス)
- 対象システムの内部にあって、データの処理を行うものです。通常は、この部分をプログラムにすることにより情報システムを構築します。
- データストア
- データを蓄積するものです。通常は手作業では台帳、情報システムではファイルに相当します。
- データーフロー
- 外部、機能、データストアの間に流れるデータです。通常は伝票や命令に相当するものです。
すべての外部、機能、データストアは、1つ以上のデーターフローで接続されているはずです。