主張・講演中小企業の情報化

中小企業の情報化 目次


提案依頼書の作成
発注者とベンダとの間で重要な文書は,提案依頼書と開発契約書です。提案依頼書は,開発するべき情報システムの要件をベンダに示して,提案を依頼する文書です。期待する情報システムを得るには,適切な提案依頼書を作成することが重要ですが,不慣れな中小企業では,それを作成することが困難であること,コンサルタントを利用すべきことを示します。
開発契約での留意点
トラブルを回避するには適切な契約が重要です。契約の標準的なものとしてJISA(情報サービス産業協会)による「ソフトウェア開発委託モデル契約」を紹介し,中小企業がそれを利用するときの留意点を示します。また,SLA(サービスレベル合意)が必要なことを示します。
コンサルタントの利用法
提案依頼や開発契約を適切なものにするには,専門家であるコンサルタントの協力が必要です。コンサルタントを利用するときの留意事項を示します。
はじめてのシステム設計
IT素人集団がはじめてシステムを構築しようとしたとき、データファイルを設計することが大切で、それにはどうすればよいかを示した方法論です。「ITの素人だけでもここまでできる」「ここまでやっておけばシステム開発費用をかなり低減できる」ことを示したものです。
Webサイト構築の手引き
Web販売は、中小企業が大企業に伍して戦える分野です。売上増大につなげるためのWebサイトをどう構築するかのポイントを示します。
SEO:検索エンジンに適したWebページとは
前章に関係しますが、自社Webサイトの訪問数を向上させるには検索エンジンで上位にヒットされることが効果があります。その技術をSEOといいます。ここでは、裏技手段の紹介ではなく、評価の高いサイトからリンクしてもらうこと、HTML文法やWebアクセシビリティに忠実なページがよいのだということを説明します。
中小企業と個人情報保護法
個人情報保護法では、5,000件以上の個人情報をもつ事業者が個人情報取扱事業者の義務を負います。しかし実際には、大量の個人情報をもたない中小企業も大きな影響を受けるのです。
ベンダ側の留意事項(素人顧客へのアプローチ)
視点を変えて,ベンダ側への留意事項です。顧客であるユーザ企業が情報システム部門などが存在しないとき,そのような素人の顧客にアプローチするにはどのようなことに留意するべきかについて,ベンダ経営者の会合でお話した内容です。
中小企業情報化関連サイトの紹介