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情報検索系システム 選択問題


    情報検索系システムの位置づけ

  1. 次の記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア 基幹業務系システムで収集したデータをエンドユーザが任意の切り口で検索加工するのが情報検索系システムである。
    • イ EUCが普及すると、基幹業務系システムの規模が小さくできるので、セキュリティ対策にも多大な効果がある。
    • ウ データウェアハウスの概念は、SIS(戦略的情報システム)の概念と似ており、それの発展形式だといえる。
    • エ 利用部門でのEUC推進者には、エンドユーザ支援が重要なので、パソコン操作に習熟した者を選定するのが適切である。

    【解答】

    正解:ア

    アは○。 →参照:「情報検索系システムの特徴」( kj3-tokucho-johokei
    イは×。セキュリティ脅威は増大
    ウは×。DSS(意思決定支援システム) →参照:「情報検索系システムの特徴」( kj3-tokucho-johokei
    エは×。利用部門業務・問題認識が重要
    →参照:「情報検索系システムでの問題点」( kj3-tokucho-johokei) 参照:「情報検索系システムの特徴」( kj3-johokei-mondai

  2. 次の記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア 基幹業務系システムの普及により、情報検索系システムの規模を小さくすることができる。
    • イ 得意先への請求書や決算での財務諸表の作成などは、情報検索系システムで行うのが適切である。
    • ウ 基幹業務系システムや情報検索系システムと比較して、グループウェアは組織文化の影響を受けることが大きい。
    • エ 利用部門が用いるパソコンソフトの選定は、その利用部門に任せるのが適切である。

    【解答】

    正解:ウ

    アは×。基幹業務系システムと情報検索系システムが逆 →参照:「情報検索系による基幹業務系の簡素化」( kj3-johokei-kikankei-kibo
    イは×。正確性、不正防止の観点ら基幹業務系システム →参照:「基幹業務系システムの特徴」( kj3-tokucho-kikankei
    ウは○。 →参照:「グループウェアと組織文化」( kj3-groupware-bunka
    エは×。統一しないとデータ共有、教育などで困る
    →参照:「情報検索系システムでの問題点」( kj3-johokei-mondai

  3. データウェアハウスの定義

  4. データウェアハウスの提唱者インモンは,データウェアハウスとは次の4つの特徴を持つ,マネジメントの意思決定を支援するデータの集合であると定義した。定義とは異なるものはどれか。
     ア 利用者の目的にあったデータを,活用しやすい形式で持つべきである。
     イ 統合化した観点からデータを整理するべきである。
     ウ データを年度別,月別などに時間的に分割して持つべきである。
     エ データは更新されないことを前提とするべきである。

    【解答】

    正解:ウ

    「目的別に,統合化された,時系列に保管し,更新をしない」という特徴
    参照:「データウェアハウスの定義」(kj3-dwh

  5. データウェアハウスでのデータの持ち方として不適切なものはどれか。
     ア 各部門あるいは利用者の目的に合致するよう、目的別にデータを持つべきである。
     イ 流通部門には流通関係のデータだけを見せればよく、販売データなどとの連携は無用である。
     ウ 数年間にわたるデータを一つのファイルとして提供する。
     エ 検索加工処理が主であり、更新処理はしないと考えてよい。

    【解答】

    正解:イ

    アは○。目的別
    イは×。統合化
    ウは○。時系列
    エは○。非更新
    参照:「データウェアハウスの定義」( kj3-dwh-teigi

  6. 次の文中の空欄AとBに入れるべき語句の組合せで正しいものはどれか。
    「データウェアハウスのような分析を目的とした処理のことを[ A ]といい,そのデータの持ち方では[ B ]データベースが適しているといわれている。」
     ア A=OLAP, B=リレーショナル
     イ A=OLAP, B=多次元
     ウ A=OLTP, B=リレーショナル
     エ A=OLTP, B=多次元

    【解答】

    正解:イ

    データウェアハウス:OLAP(Online Analytical Processing)-MDDB
    基幹業務系システム:OLTP(Online Transaction Processing)-RDB
    参照:「OLAPと多次元データベース」(kj3-dwh-mddb

  7. データウェアハウスに関する記述のうち、正しいものはどれか。
     ア データウェアハウスのように、分析を主とする利用形態をOLTPという。
     イ データウェアハウスでのデータベースではリレーショナルデータベースが用いられる。
     ウ 現在表示されている縦・横の軸を変えずに奥の面を表示する操作をスライシングという。
     エ 現在表示されている縦・横の軸を変更して表示する操作をドリリングという。

    【解答】

    正解:ウ

    アは×。OLAP
    イは×。多次元データベース
    ウは○
    エは×。ダイシング
    参照:「OLAPと多次元データベース」( kj3-dwh-mddb

  8. データウェアハウスに関する記述のうち、正しいものはどれか。
     ア データウェアハウスのように、分析を主とする利用形態をOLAPという。
     イ データウェアハウスでのデータベースではオブジェクト指向データベースが用いられる。
     ウ 現在表示されている縦・横の軸を変えずに奥の面を表示する操作をドリリングという。
     エ 現在表示されている縦・横の軸を変更して表示する操作をスライシングという。

    【解答】

    正解:ア

    アは○
    イは×。多次元データベース
    ウは×。スライシング
    エは×。ダイシング
    参照:「OLAPと多次元データベース」( kj3-dwh-mddb

  9. データマイニング

  10. 大量データを分析して価値のある情報を取り出す技術を何というか。
     ア データウェアハウス イ データマイニング ウ データマート エ データベース

    【解答】

    正解:イ

    参照:「データマイニング」( kj3-dwh-mart

  11. スーパーやコンビニで何と何を一緒に買うことが多いかを調べる技法を何というか。
     ア アソシエーション イ クラスタ分析 ウ バスケット分析 エ SWOT分析

    【解答】

    正解:ウ

    参照:「データマイニング」( kj3-dwh-mart

  12. 情報検索系システムでの問題点

  13. 情報検索系システムの提供方式に個別帳票メニュー提供方式と公開ファイル提供方式があるが、個別帳票メニュー提供方式の特徴として適切なものはどれか。
     ア 利用者が多様な切り口で検索加工できる。
     イ 利用者にとって操作が簡単である。
     ウ IT部門の負荷が比較的少なくて運用できる。
     エ パソコンソフトとの連携による二次加工が容易になる。

    【解答】

    正解:イ

    参照:「公開ファイル提供方式と個別メニュー提供方式」( kj3-johokei-hoshiki

  14. 情報検索系システムの提供方式に個別帳票メニュー提供方式と公開ファイル提供方式があるが、個別帳票メニュー提供方式の特徴として適切なものはどれか。
     ア 利用者がデータの内容や加工方法を知らなくても利用できる。
     イ 利用者が多様な情報を入手できる。
     ウ IT部門の負荷が比較的少なくて運用できる。
     エ 問題発見・仮説検証などに活用しやすい。

    【解答】

    正解:ア

    参照:「公開ファイル提供方式と個別メニュー提供方式」( kj3-johokei-hoshiki

  15. EUCの普及において、その運用を誤ると本来の目的と異なる結果になることがあるが、次のうち、実際には発生しないと考えられるものはどれか。

    • ア パソコンに向かっていることが仕事だと解釈されるなど、目的と手段が混同されてしまう場合がある。
    • イ 個別帳票メニュー方式では、IT部門に多様なメニューを依頼するようになり、IT部門の負荷がかえって増大してしまう場合がある。
    • ウ 公開ファイル提供方式で、過度にエンドユーザの便利さを重視したファイルを提供しようとすると、かえって基幹業務系システムが複雑になる場合がある。
    • エ エンドユーザがパソコンの表計算ソフトに習熟していると、エンドユーザはそれだけで処理しようとするので、情報検索系システムが使われなくなる場合がある。

    【解答】

    正解:エ

    エは×。一般にサーバのデータを選択集計してスプレッドシートの形式でパソコンに転送。二次加工は表計算ソフトを用いることが多い。
    参照:「公開ファイル提供方式と個別メニュー提供方式」( kj3-johokei-hoshiki

  16. EUCの普及において、その運用を誤ると本来の目的と異なる結果になることがあるが、次のうち、実際には発生しないと考えられるものはどれか。

    • ア エンドユーザが、情報を入手することよりも出力帳票の体裁にこだわり、生産性の向上にならない場合がある。
    • イ 個別処理メニュー方式では、エンドユーザの誤操作により、基幹業務系システムのデータが破壊あるいは改ざんされてしまう場合もある。
    • ウ 公開ファイル提供方式では、エンドユーザの誤操作のために、コンピュータが無駄に使われる場合がある。
    • エ 初心者のエンドユーザがベテランのエンドユーザに助力を求めるなど、把握しにくい費用が発生する場合がある。

    【解答】

    正解:イ

    イは×。個別処理メニュー方式では、IT部門が作成したプログラムを使うだけで、しかも更新処理をしないので、基幹業務系システムに被害を与えることはない。
    参照:「公開ファイル提供方式と個別メニュー提供方式」( kj3-johokei-hoshiki