部品: 外注による調達の流れ、 RFPの重要性、 ベンダの選定、 契約の種類(std)、 システムインテグレータ、 一括契約/多段階契約、 契約での留意点、 モデル取引・契約書(std)
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ある規模以上の情報システムは、外注で開発するのが通常です。情報システムの開発プロセスに関しては他章で扱ってきました。本章では、請負契約による情報システム開発に特有な事項、
・適切な外注先ベンダを選択するまでのプロセス
・開発契約に関する留意事項
を対象にします。
なお、本章での外注は、請負契約とします。
汎用コンピュータ全盛時代では、情報システム開発ライフサイクルの全工程を、単一のベンダ(コンピュータメーカー)に委託するのが通常でした。ところがオープンシステム、Webシステムの時代になると、単一のベンダですべての分野をカバーすることができなくなり、実際には多数のベンダが参加する必要が生じました。
情報化対象が巨大化・複雑化するのに伴い、不確定要因によるリスクが増大し、当初の契約時点で見積った費用と実際にかかった費用の差異が大きくなります。その追加費用をめぐって発注者とベンダの間のトラブルが多発するようになりました(参照:222の法則、2423の法則)。
このような事情により、契約の方法が見直されるようになりました。
理解度チェック:
正誤問題、
選択問題、
記述問題
過去問題:
情報システムの外部調達、
契約の種類