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グループウェアと組織文化 選択問題


  1. グループウェアの運営に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

    • ア 「沈黙は金」的なクローズな組織文化をオープンな組織文化に変えるには、単にグループウェアの導入だけでなく、文化改革の全社的運動を行うことが求められる。
    • イ 職制の上下に関係なく自由な意見がいえ,所属部門に関係なく他の部門に働きかけたり応援を頼むことが日常的に行われているオープンな組織文化をもつ組織では、いまさらグループウェアを導入する必要はない。
    • ウ 他部門から「教えて」という電子掲示板に回答することは、現業務に従事する時間を割くことになるので、必ず上司の了承を得てから回答する規則にするべきである。
    • エ 電子掲示板の問題点として、外部への秘密漏洩の機会が増加する危険がある。それを防ぐために、電子掲示板への登録に関しては、法務部門や広報部門の検閲制度を確立する必要がある。

    【解答】

    正解:ア

    アは○。
    イは×。グループウェアの目的は、組織文化の改革だけではない
    ウは×。これでは活発な利用は期待できない
    エは×。ここでの電子掲示板とは社内専用である。外部公開のWebページとは違う
    参照:「グループウェアと組織文化」

  2. グループウェアに関する記述のうち、誤りのものはどれか。

    • ア グループウェアの目的には、情報伝達の迅速化や情報共有化を通して、組織の活性化や組織の創造性向上を図ることにある。
    • イ 日本でグループウェアが普及したのは、ダウンサイジングが進行した後からである。
    • ウ グループウェアは、組織の壁を低くすること、組織のフラット化にも効果的である。
    • エ グループウェアは、LAN環境が前提なので、事業所間での利用は困難である。

    【解答】

    正解:エ

    アは○。→参照:「グループウェアと組織文化」
    イは○。→参照:「グループウェアとインターネットの関係」
    ウは○。→参照:「グループウェアと組織文化」
    エは×。グループウェアのサーバにアクセスできればよい。LANに限定されない。

  3. グループウェアの健全な活用のために、電子メールや掲示板の利用に関して、最も適切なものはどれか。

    • ア グループウェアの利用は、コンピュータの性能や負荷に大きく関係するので、IT部門が中心になり利用状況をコントロールしながら普及させるのが適切である。
    • イ 個人から知識やノウハウを引き出すために、適切に聞き出したりその内容を適切に整理する助力者の存在が効果的なこともある。
    • ウ グループウェアの目的は情報の共有化にあるのだから、誰もがどの掲示板も見ることができるようにしなければならない。
    • エ グループウェアの目的は、沈黙は金のようなクローズな組織文化を自由な発言ができるオープンな組織文化に変えることにより、組織の活性化を図ることにある。それで、グループウェアの導入はクローズな文化の組織では役に立つが、すでにオープンな文化を持つ組織では効果が少ない。

    【解答】

    正解:イ

    アは×。ITの都合ではない
    イは○。ナレッジエンジニアという
    ウは×。社内とはいえ秘密事項はある
    エは×。オープンな文化のほうが効果的活用
    参照: 「グループウェアの目的」「グループウェアと組織文化」

  4. グループウェアの健全な活用のために、電子メールや掲示板の利用に関して、最も適切なものはどれか。

    • ア グループウェアの利用は部門統制を乱すこともある。他部門への電子メールや他部門が主体となっている掲示板への発言は、直接の上司の承認を得るべきである。
    • イ グループウェアの利用は、組織を超えた自由な利用が必要なので、自然な普及に任せることが重要であり、特別な推進体制をとるのは不適切である。
    • ウ 社内であっても、関係者以外には秘密にするべき事項がある。そのために、特定の掲示板には許可された者だけしかアクセスできなくすることも必要である。
    • エ グループウエアを導入することにより、自然に組織の壁がなくなり組織の創造性が向上する。

    【解答】

    正解:ウ

    アは×。これでは自由な発言はできない
    イは×。推進体制は必要
    ウは○。
    エは×。自然には改善されない
    参照: 「グループウェアの目的」「グループウェアと組織文化」