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PPA

キーワード

成熟度モデル、PPA、ISO/IEC 15504


PPA(Process Professional Assessment)は、ISO/IEC 15504に準拠した成熟度モデルです。CMMは各レベルと各プロセスのすべてを適合させることになっているのに対して,PPAではその企業にあったプロセスだけを選択して評価するので,導入しやすいという特徴があります。開始、準備、評価、分析と報告、完了の5ステージからなり,ステージの準備の部分でアセスメント適用範囲を選定します。

PPAでは、CMMの成熟度と同様の各プロセスを「能力レベル」とします。
 プロセスの能力をプロセスの属性を用いて測定します。ここで「レベル2になるためには、2.1と2.2ができていること」のような意味です。
  プロセスの属性
   1.1 プロセス実施(Process Performance)
   2.1 プロセス管理(Performance Management)
   2.2 作業成果物管理(Work Product Management)
   3.1 プロセス定義(Process Definition)
   3.2 プロセス展開(Process Deployment)
   4.1 プロセス測定(Process Measurement)
   4.2 プロセス制御(Process Control)
   5.1 プロセス革新(Process Innovation)
   5.2 プロセス最適化(Process Optimisation)
 そして、その達成度を次の評価基準で評価します。
  評価基準
   達成できていない: Not achieved (0 - 15%)
   部分的達成: Partially achieved (>15% - 50%)
   ほとんど達成: Largely achieved (>50%- 85%)
   完全達成: Fully achieved (>85% - 100%)


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