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EUCの定義


情報システム部門以外の部門,すなわち営業部門や経理部門など一般の部門を利用部門あるいはユーザ部門といいます。その利用部門の人たちをエンドユーザといいます。エンドユーザがコンピュータを自ら自主的に利用して,自分あるいは自分の属するグループの業務改善に役立てることをEUC(エンドユーザ・コンピューティング:End-user Computing)といいます(説明)
 基幹業務系システム以外のすべてがEUCの分野であり,情報システムの大部分を占めるともいえます(図示)

実は、EUCの厳密な定義はありません。ここでの定義は私の定義です。なお、エンドユーザがシステムを開発することをEUD(End-user Developmant)としてEUCと区別することもありますが、データを入手するには何らかの処理をするので、システム開発の定義があいまいです。そのため、ここでは、EUDも含めてEUCといいます。

パソコンの利用、情報検索系システム、コミュニケーションシステムなどはすべてEUCですから、情報システムの大部分はEUCです。それならば、本来ならば特殊の形態である基幹業務系システムのほうに名称をつけるほうが自然でしょうが、歴史的事情なので仕方ありません。


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