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国のSaaS推進政策 選択問題


  1. 国の中小企業SaaS推進政策に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。

    • ア 国は、中小企業では、IT投資のための費用がかかる、ITを活用する人材が乏しいなど、多様な壁があるが、その解決にはSaaSの利用が適切だと認識している。
    • イ 中小企業を対象にしたSaaSベンダの増加を促進するため、J-SaaSを推進しているが、当初は、IT化の経験をもつ比較的規模の大きな中堅企業を対象にしている。
    • ウ 「情報システム・モデル取引・契約書(追補版)」は、SaaSの利用を前提とした情報システムの外部調達のガイドラインと契約のひな型を示したものである。
    • エ 「SaaS向けSLAガイドライン」は、SaaSではオンラインで運用するため、それに特化したSLAの作成の方法を示したものである。

    【解答】

    正解:イ

    イは×。IT化の壁が大きい従業員20名未満の中小企業を対象
    参照:「国のSaaS推進政策」

  2. 国のSaaS推進政策に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。

    • ア J-SaaSとは、国がSaaSのプラットフォーム(ポータルサイト)を用意し、民間ベンダがSaaSのソフトウェア部品を提供し、中小企業が格安な費用で利用できる環境を提供する仕組みである。
    • イ J-SaaSでは、提供されるアプリケーションが、青色申告のオンライン化(e-Taxの活用)との連動が図られていること、J-SaaS活用のための指導員派遣制度があることなどの特徴がある。
    • ウ 経済産業省「情報システム・モデル取引・契約書(追補版)」は、第一版がSaaS利用での契約一般を対象にしていたのに対して、J-SaaSの運用開始に伴い、それに特化した契約を対象にしたものである。
    • エ 経済産業省「SaaS向けSLAガイドライン」では、単にSLAのひな型を示すだけでなく、SaaSの説明やその利点・留意事項の説明もしている。

    【解答】

    正解:ウ

    ア・イは○。参照:J-SaaS
    ウは×。第一版は大企業が通常の情報システムを外注する場合、追補版は中小企業がSaaS利用をする場合を対象。J-SaaSと直接の関係はない。 参照:情報システム・モデル取引・契約書
    エは○。参照:SaaS向けSLAガイドライン