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IT活用での企業規模格差 正誤問題


  1. 経済産業省によるIT化の4つのステージについて、適切なものはどれか。
     ア このステージ区分は、主に利用部門でのIT活用(EUC)のレベルによる区分である。
     イ ステージ2から3へ移行するには、部門内最適ではなく全社最適の視点が必要になる。
     ウ ステージ3を実現するには、企業間ネットワークの高度利用が必要になる。
     エ ステージ別の分布は、業種により異なり、大企業と中小企業の間での違いはほとんどない。

    【解答】

    正解:イ

    アは×。最適化の範囲での区分。範囲が広いほど効果が大。
    イは○。ステージ1→2(部門内最適)、2→3(全社最適)、3→4(企業間最適)
    ウは×。ステージ3→4で重要
    エは×。規模格差も大
    参照:「IT活用での企業規模格差」

  2. 大企業と中小企業でのIT化の状況に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

    • ア 大企業では、販売システムや会計システムなどの事務処理のシステム化はすでに完了し、現在では、この分野の再構築はほとんど行われていない。
    • イ 大企業でも、システム適用業務の大部分は事務処理であり、戦略的目的でのシステム化は比較的少ない状況である。
    • ウ 大企業よりも中小企業のほうが、経営者の意見が全社に受入れやすいので、収益向上に寄与する戦略的活用は中小企業のほうが進んでいる。
    • エ 中小企業は規模が小さいので、人事給与管理などは手作業で行ない、販売や購買などデータ量が多い分野をシステム化対象にしているのが特徴である。

    【解答】

    正解:イ

    アは×。制度改正に伴う改訂、全体最適化の観点からの見直しなどが行われている。
    イは○。これが米国との違い(参照:「IT投資の適用分野での国際比較」
    ウは×。本来はそうあるべきなのだが
    エは×。企業規模によらず、財務・会計>人事・給与>販売>購買の順
    参照:「IT活用での企業規模格差」

  3. 一般に中小企業のIT化が遅れている原因として、最も不適切なものはどれか。
     ア IT化のための資金がない。スケールメリットが得られない。
     イ プログラムを作成できる人材が少ない。
     ウ 業務にITを活用できる人材が少ない。
     エ 経営者のITへの関心が低い。

    【解答】

    正解:イ

    特に中小企業のIT化で、自らプログラムを作成してシステム構築することは稀
    パッケージをうまく利用することが必要
    参照:「IT活用での企業規模格差」