インターネットは、中小企業やベンチャー企業が大企業と互角に戦える土俵であるといわれています。
- 中小企業は大企業が関心をもたないニッチな分野を事業対象にして、大企業に押しつぶされないで存続・成長しています(参照:「ポジショニング分析」)。ニッチな分野は顧客が少ないから中小企業なのですが、インターネットで世界中を市場にするならば、かなりの顧客数になります。これを「0×∞→大」といいます。
- 中小企業は資金力がないので、大量生産や店舗展開ができません。ところが、インターネットの環境ならば、極端にいえば、Webサイトを構築するだけで、世界を相手に活動できます。
- インターネットは新しいインフラですから、既存の企業が気づいていないビジネスモデルがあります。
(ビジネスモデル:どのような分野で、どのような仕組みにより利益をあげ、ビジネスを発展させるかの構想。参照:「ビジネスモデル」)
インターネットは、中小企業にメリットだけを与えるものではありません。例えば、得意先の大企業が受発注のインターネット化を進めるとき、それに対応できないと取引してもらえなくなるかもしれません。