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ビジネスモデル、ビジネスプロセスモデル、情報システムモデル

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ビジネスモデル、ビジネスプロセスモデル、情報システムモデル


経営戦略から情報システムへの展開を業務(ビジネス)の観点から見ると、ビジネスモデル、ビジネスプロセスモデル、情報システムモデルの3つのモデルを作成することになります。

ビジネスモデル
ビジネスモデルとは、端的にいえば「儲かるシカケ」のことです。ビジネスモデルの構築は、経営戦略策定と同じことです。
経営を成功させるためには、優れたビジネスモデルを考えなければなりません。経営戦略とはビジネスモデルを作ることだといえます(例示)

「販売力強化のために、従来の受注方式に加えてインターネットによる受注を行う。その代金決済もオンラインで行う。」

ビジネスプロセスモデル
ビジネスプロセスとは、業務の流れのことです。それには、受注、部品調達、生産、配送、販売の流れと、それを支援する会計や人事などの業務があります。それぞれの業務、あるいはそれを細分化した業務がプロセスです。それらのプロセスをどのように改善・改革するかを考え、整合性のある計画にしたものがビジネスプロセスモデルです。
なお、競争優位を向上するためには、ビジネスプロセスを抜本的に改革することが必要だという経営技法をBPR(Business Process Re-engineering)といいます(例示)

上記ビジネスモデルを実現するために
  新規のプロセス
    インターネットによる受注プロセス
    クレジット決済プロセス
  既存のプロセス
    購買プロセス、物流プロセスは従来のまま

情報システムモデル
個々のビジネスプロセスの改善・改革を効果的に行うため、ビジネスプロセス間の連携を円滑にするには、情報が円滑に流れて処理されることが必要になります。それをまとめたのが情報システムモデルです。これは情報化戦略策定の主作業になります(例示)

上記ビジネスプロセスを支援する情報システムの構築
  インターネット受注システム
  商品データベース
  クレジット会社との連携システム
  受注状況把握システム
  既存システムとのインタフェース


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