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無線の歴史


有線電信・電話の発明

1837年 モールス、電信機の発明
1854年 ペリーが電信機を献上
1869年 東京・横浜で電報取り扱い開始(日本の電信創業)
1878年 電信線の国内整備ほぼ完了

1876年 ベル、電話の特許取得
1879年 エジソン、炭素顆粒送話機の特許取得
1890年 東京-横浜で電話サービス開始

無線電信が発明される以前に、有線での電信・電話が発明され実用化が始まっていたが、それらに関しては、それぞれ 「有線電信の始まり」「電話の歴史 電話の発明」を参照されたい。

無線電信の発明

テレビ放送や携帯電話などは、無線で情報が送られている。無線通信は回線が敷設できない僻地、海外、移動体での通信に適している。特に、船舶との交信や軍事に重要な通信技術である。なお、当時はモールス符号などの通信であり、音声通信を無線で行えるようになったのは1910年代になってからである。

日本での無線電信の始まりと普及


音声通信


放送


アマチュア無線

「アマチュア」無線は、素人の無線利用の意味ではなく、官営に対する私設の意味であり「私設無線電信無線電話実験局」として認可されたものである。それで、放送局などもアマチュア無線に属する。
 日本アマチュア無線連盟は、個人を対象としたものであるが、当時は数十人の研究者にすぎなかった。その後、国の戦時政策により、アマチュア無線もその政策により、組織化されたり禁止されたりした。

戦後、無線電信法が電波法になり、資格制度も改正された。高度経済成長と、科学技術への高い関心を背景として普及した。当時、子供の間では、鉱石ラジオや真空管ラジオなどを組み立てることが流行した。そのような電波少年にとって、無線技士の資格(「ハム」といわれた)を取り、夜間に「CQ、CQ。こちらは~」などとやっている大人はあこがれの存在だった。
 その後、1970年代~1980年代には「趣味の王様」と呼ばれるブームとなり米国を抜くまでになったが、1990年代中頃からインターネットの普及に伴い低下していった。


アマチュア無線局数の推移
出典: 電波産業会「2010年電波産業調査統計 無線局数」より抜粋作図

衛星通信の始まり