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SEO(Search Engine Optimization)
キーワード
SEM、SEO、ホワイトハット、ブラックハット、リンクポピュラリティ
SEM(Search Engine Marketing)
SEMとは、検索エンジンから自社サイトへの訪問者を増やすマーケティング手法の総称です。
その主な手法としてSEOとリスティング広告があります。
リスティング広告
検索エンジンの検索結果には、本文欄の上部と(通常は)右側に有料の広告欄があります。これらを総称してリスティング広告といいます。いくつかの種類がありますが、代表的なものは検索連動型広告で、ユーザがクリックするごとに課金されるPPC(Pay Per Click)方式です。
参照:「SEO:検索エンジンに適したWebページとは」
SEO(Search Engine Optimization)
SEOとは、Webページを検索結果リストの上位にランクさせるための工夫や技術のことです。
Webサイトを開設しても、アクセスされなければ存在意義がありません。特にBtoCなど一般消費者を対象とした販売サイトでは、検索エンジンからリンクされることが多く、検索エンジンの上位にランクされることが来店数増加に直結します。
著名な検索エンジンはロボット型です。基本的には、全文検索により主要なキーワードを取り出し、そのキーワードのWebページにおける重要性などから、検索キーワードとの適合度を計算してランク付けし、ランクの高い順に表示します。そのランク付けの評価アルゴリズムが検索エンジンの品質になります。
SEOは、その評価アルゴリズムを研究して、高く評価されるような工夫をすることです。そのノウハウを提供するSEO業者もいます。
適切なSEO対策は、Webページの内容を明確に示すので、検索エンジンとしても望ましいことです。このような正当なアプローチによるSEOをホワイトハットといいます。
しかし、なかには上位ランクだけを目的として、アルゴリズムの裏をかく邪道ともいえるテクニックを講じることもあります。それをブラックハットといいます。ブラックハットの存在は、利用者の不満になり、検索エンジンの信頼性を低下させます。
ブラックハット対策のために、検索エンジンは評価アルゴリズムを機密事項としており、常に回避する手段を講じています。。
逆にそれが、SEO業者の存在意義となり、検索エンジンとSEO業者の間での評価アルゴリズムをめぐる攻防戦が続いています。
SEO工夫の基本
評価アルゴリズムは秘密になっていますが、基本的な事項は知られています。妥当な基準であり、このような工夫をすることは健全なWebページになることだと認められています。
そのいくつかを列挙します。(詳細:「SEO:検索エンジンに適したWebページとは」)
Webページ記述以外の要因
- アクセス数
既にアクセス数が多いページが上位にランクされます。人気があり信頼されているページだと評価されるからです。
- リンクポピュラリティ
評価の高いWebページからのリンクが多いことが最大の評価だといわれいています。信頼できる人の紹介ならば信用できるということでしょう。中小の販売サイトならば地域の自治体のページにリンクをはってもらうなどの方法があります。
逆に、いわゆる「相互リンク」など、無名のサイトからのリンク、テーマが無関係なWebページとのリンクなどは無視あるいは逆効果だそうです。
- 著名なSNSへの参加
同じ内容でも、独立したWebサイトよりも、著名なSNSサイトの中のページのほうが評価が高いようです。おそらく上述の二つの条件に合致していること、SNSでのページひな形の利用により、Webページ記述も適切だと評価されるのでしょう。
- 最新更新日時
最初の登録が古く、更新頻度が多く、最新更新が最近なのが評価が高いといわれています。
Webページ記述の要因
- HTML文法に忠実なこと
検索エンジンは、HTML文法に従ってWebページを理解しようとします。どのようなチェックをしているのか私は知りませんが、これが評価に大きく影響するといわれています。
- titleが重要
書名(<title>と<h1>)→章(<h2>)→節(<h3>)→本文(<p>)の構造になっており,人間は、重要度もその順になっていると解釈します。検索エンジンもそれと同じように解釈します。
検索エンジンは、まずタイトルで内容を判断します。内容と異なるタイトルだと異なる分野に区分され、内容が正当に評価されないことがあります。
実店舗ならアトラクティブなキャッチフレーズは注目されるかもしれません。しかし,検索エンジンではかえって不利になります。
検索エンジンは、よく使われるキーワードを公開して推奨しています。それをタイトルに取り込むのが得策です。
- キーワードの個数
検索エンジンは、本文中に数多く出現する単語をこのWebページでの重要キーワードだと考えます。そして、文書構造に従って重み付けします。
また、以前は<meta keywords>でキーワードを列挙するのがよいといわれていましたが、それを悪用して、同じキーワード、本文とは無関係なキーワードを多数記述する手口が流行したため、現在では無視しているそうです。
非表示指定をした部分に、h1で囲ったキーワードを多数繰り返して記述するような手口もありますがありましたが、これはブラックハットとみなされ、マイナス評価になるそうです。
- 適切なページ分量
一つのWebページが長いのは,表示するのにも時間がかかりますし,読むのにもスクロールが面倒ですから,1ページの大きさは限定されます。
検索エンジンは,ページ内に出現する単語のうち,最も出現回数の多い単語をキーワードであると判断します。一つのページに非常に多くの分野について記述したのでは,キーワードとなる個数は多くなるかもしれませんが,互いに薄めあってしまい,特定のキーワードの重みが弱くなってしまいます。
逆に、あまりにも細分化すると、一覧性がなくなり、クリックする回数が多くなります。キーワード出現回数も少なくなり、高い評価は得られなくなります。