個別発注/システムインテグレータ契約
対象とする情報システムが高度・大規模になると,情報システム全体を1社で引き受けるだけの余裕がなく,いくつかのサブシステムに分割して担当することもあります。また,単に情報システムの開発だけでなく,多くの業務が必要になりますが,これらの実務をすべて1社のベンダで行うのは困難です。
・ハードウェアの調達
・ネットワークの整備
・OSやミドルウェアの調達
・セキュリティ対策
・実施後の運用
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発注者側の情報システム部門がマネジメント能力があれば,これらの要素ごとに異なるベンダと契約して管理することも可能ですが,それができる知識能力,経験スキルを持つ人材は限られています。
システムインテグレータとは,これらの業務を一括して請負い,個々の業務をさらに外注するベンダです。元請・下請の関係と似ていますが,そのような恒久的な上下関係を持たない特徴があります。
システムインテグレータは、個々の開発プロジェクトを請け負うのですが、例えば5年間というような長期にわたって、特定のサービスを一括契約する形態もあります。それをアウトソーシングといいます。