成果主義、自律性
非コア・コンピタンス分野での撤退による人員整理とともに、労働市場の流動化が高まり、次第に会社よりも職種が重視されるようになりました。 組織がフラット化すると、大幅な権限委譲が行われ、各人の自律的活動が重視されます。テレワークが多くなると、給与は労働者の時間を束縛する代償だとはいえなくなりました。しかも、上司が部下の勤務状況を常に監視することはできません。このような環境では、学歴や勤続年数による人事評価は不適切であるとされ、成果主義による評価が広く導入されてきました。☆
それにともない、求められる人材像も変化しています。上司の指示に誠実に従うことよりも、率先行動、誠実さ、顧客志向などが重視されます。すなわち、安心して任せられる自律性の高い人材が求められているといえます。