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有料放送、ＶＯＤ、ネット配信

WowWow、スカパー！、DAZN など有料の動画配信サービスを対象にします。

動画配信サービスの種類

衛星放送サービス

WOWOW やスカパー！などＢＳ放送・ＣＳ放送でのチャネルでは、有料チャネルが多く存在します。
この視聴には、ＢＳ／ＣＳ対応のＴＶ受信機（通常は対応）、アンテナ、チューナなどが必要です。
会員（視聴契約者）は、通常のチャネルと同様に視聴できますが、非会員がチャネルに入ると通常は「入会手続」メッセージが表示され視聴できません。
何らかの手段で、視聴できたとしても、スクランブルがかかっており無意味な画像になってしまいます。

ＯＴＴ（Over The Top）ネット配信

衛星放送サービスと同様に同一コンテンツの即時放送ですが、インターネット経由で配信します。通常はＵＴＰによるストリーミング通信（視聴はできるが保存はできない）になります。
受信機は、パソコン、タブレット、スマートフォンなどインターネット機器ですが、インターネット接続のできるＴＶ（スマートテレビも使えます。その機能のないＴＶでもパソコン等と接続して映写できます。
サッカー分野での Dazn など狭い分野に特化したサービス提供が多く存在します。通常は、受信機に専用アプリをインストールして会員登録をすることにより視聴できるようになります。

ＶＯＤ（Video On Demand、ビデオオンデマンド）

ネット配信と同様、ストリーミングによる配信ですが、即時同報ではなく、放送局に多数のコンテンツが保管されていて、利用者から要求されたコンテンツをその都度自動的に配送する仕組みです。
ＮＴＴや民放による有料・無料サービスもあります。また会員制ではなく、コンテンツ利用のたびに課金される方式もあります。

ＣＡＴＶでのサービス

ケーブルテレビに加入してＴＶを視聴する場合は、ＣＡＴＶ運営者が有料放送提供者と連携して、ＣＡＴＶ運営者が独自にアレンジした複数のオプション放送サービスメニューを作成しています。視聴者はＣＡＴＶ契約時にメニューを選択すれば、通常の番組のように視聴できます。

関連事項

スクランブル

ＢＳ・ＣＳ放送では、ＣＡＳ（Conditional Access System、限定受信方式）を用いています。
　　放送局は暗号化鍵を用いてコンテンツを暗号化（スクランブル）します。
　　ＴＶ受信機にはＢ－ＣＡＳカードがついています。
　　放送局が視聴を許可すると、Ｂ－ＣＡＳカードにＥＭＭ（Entitlement Management Message）を送付し書き込みます。
　　（放送網を用いて行われるので、受信機の電源が切れていても書き込めます）
　　ＥＭＭには、コンテンツのキーと復号鍵、有効期限などが入っています。。
　　視聴するとき、スクランブルされたコンテンツが復号鍵により復号され映像が表示されます。
　Ｂ－ＣＡＳカードの改ざんを防ぐために、４ｋ８ｋではＡＣＡＳ方式が採用されています。

スマートテレビ

インターネットに接続できるＴＶのことです。ＶＯＤやＯＴＴを視聴できますし、テレビ電話もできます。
直接にネット接続できますし、パソコンやスマートフォンと連携して、それらのディスプレイとして用いることもできます。
なお、放送信号を受信したネット端末の電波を無線でＴＶに送信する周辺機器をストリーミングデバイスといいます。

料金体系

代表的な体系を掲げますが、実際には多様な体系があります。
　　AVOD：広告やＣＭがあるものの無料で視聴可能
　　SVOD：月額料金を支払えばすべての動画コンテンツが見放題
　　PPV：見たい動画だけ課金してピンポイントに視聴できる