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ナレッジ・マネジメント 選択問題


  1. ナレッジ・マネジメントの説明として、最も不適切なものはどれか。
     ア 先輩技術者の知識やノウハウを整理して、次世代技術者の育成に用いる。
     イ 個人の暗黙知を形式知に変換することにより、組織の創造性向上を図る。
     ウ 電子メールに多様なルールや機能を追加することにより実現できる。
     エ 誰が何を知っているかの情報もナレッジ・マネジメントとして有効な情報である。

    【解答】

  2. ナレッジ・マネジメントのSECIモデルにおいて,これまでOJT的に伝えられてきた経験やノウハウをマニュアル化するプロセスを何というか。
     ア 共同化  イ 表出化  ウ 連結化  エ 内面化

    【解答】

    正解:イ

    共同化(Socialization):個人の暗黙知→組織の暗黙知
    表出化(Externalization):組織の暗黙知→形式知
    連結化(Combination):表出された多くの知識→体系化,より高い知識
    内面化(Internalization):組織の形式知→個人のより高い暗黙知
    参照:「ナレッジ・マネジメント」

  3. グループウェアとその発展形態に関する記述で,最も適切なものはどれか。

    • ア グループウェアとは,グループ内での情報活用を支援するものであるから,少人数の者しかアクセスできないように情報セキュリティ対策を厳重にしたシステムである。
    • イ ナレッジ・マネジメントとは,単純にいえば,個人の知識を組織の知識として共有し,組織の創造性向上を図るものである。
    • ウ ワークフロー管理システムとは,生産分野での作業の流れを管理するものであり,生産進捗管理をシステム化したものである。
    • エ グループウェアでは企業文化の影響を大きく受けるが,ナレッジ・マネジメントではその影響を排除するための技術的対策が講じられている。

    【解答】

    正解:イ

    アは×。特に情報セキュリティ対策を重視したものではない。
    イは○。
    ウは×。これは生産管理システム。
    エは×。ナレッジ・マネジメントのほうが企業文化の影響を受けることが多い。
    参照:「グループウェアの目的」「ワークフロー管理システム」「ナレッジ・マネジメント」