これらの用語は似ているのですが、ここでは共通フレーム2007(第2版)に準じて説明します。
「ニーズ」とは、要求/要件以前の要望や願いであり、必要性が十分に検討されていないか、あいまいな状態のものです。
それに対して、「要求」も「要件」も英語では Requirement で、十分に検討され具体的に定義されたものです。共通フレームでは、「要求」を一般用語として用い、特に合理性や形式性を伴うことを強調するときに「要件」としています。
共通フレームでは、「経営上のニーズ」「契約要求事項」「ユーザビリティ要求」「システム要件」「ソフトウェア要件」のように使い分けています。
ここでの機能とは、業務を遂行するためにシステムがもつべき機能です。