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IT投資効果の種類 選択問題


  1. 情報システムの効果には、定量的効果、定性的効果、戦略的効果があるが、次のうち主に定性的効果を目的とした情報システムはどれか。
     ア 給与計算や会計計算のような大量事務作業のシステム化
     イ グループウェアなど情報伝達の迅速化、情報の共有化を目的としたシステム化
     ウ 顧客の固定化を図るために、他社に先駆けた自社クレジットカードシステムの開発
     エ 従来の店舗販売からWeb販売への転換のための情報システム

    【解答】

    正解:イ

    アは定量的効果
    イは定性的効果
    ウ・エは戦略的効果
    参照:「IT投資効果の種類」

  2. 情報システムの効果に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。

    • ア 情報システムの効果には、定量的効果だけでなく定性的効果や戦略的効果を考慮する必要があるが、IT推進が進むにつれて、定性的効果や戦略的効果を目的とする投資の比率が増大している。
    • イ グループウェアを利用することにより、情報伝達の迅速化や情報の共有が図られることは確かだとしても、それによる金額的な効果を算出するのが難しいというような効果を定性的効果という。
    • ウ 事務処理のシステム化による省力化を目的とした情報システムでは、省力される人件費の定量的効果が主であるが、それでもそれによる余裕の効果では定性的効果を考える必要がある。
    • エ 戦略的効果を定量化するには、測定可能な物理量を評価項目として選択し、その評価項目についてIT活用による改善量を予測して、その変化量を金額的に評価する方法がある。

    【解答】

    正解:エ

    エは、戦略的効果ではなく定性的効果である。
    参照:「IT投資効果の種類」