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ポーターの競争戦略理論 正誤問題


  1. ポーターの競争戦略に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

    • ア ポーターは,競争優位の戦略として,コスト・リーダーシップ戦略,製品差別化戦略,集中化戦略を示した。
    • イ ポーターは,主な競争要因として,同業他社,売り手,買い手,新規参入,株主の5つをあげている。
    • ウ ポータは,購買から販売にわたる主活動の価値連鎖(バリューチェーン)を重視し,財務や人事などの間接活動は価値を生じないとした。
    • エ これらの理論が普及したのは1990年代の後半であり,インターネットの普及とあいまって,サプライチェーンマネジメントへとつながった。

    【解答】

    正解:ア

    イは×。「株主」ではなく「代替製品」である。
    ウは×。主活動と支援活動の両活動の連鎖を重視した。
    エは×。1980年代でSIS(戦略的情報システム)へとつながった。
    参照:「ポーターの競争戦略理論」

  2. ポーターは競争優位を確立する戦略を3つに類型化したが、それに含まれないものはどれか。

    • ア 他社よりも低コストで生産・販売することにより,マーケット全体において,競争優位を確立する。
    • イ 自社製品を性能や品質あるいはブランドなどの面で差別化を行うことにより、その分野での競争優位を確立する。
    • ウ マーケット全体を対象にするのではなく,特定の市場や製品に経営資源を集中させることで競争優位を確立する。
    • エ 先行他社の動向をウオッチして、ある分野が有望だと判明したら、その分野に経営資源を集中させることで競争優位を確立する。

    【解答】

    正解:エ

    アは○。コスト・リーダーシップ戦略。リーダーに適切。
    イは○。差別化戦略。チャレンジャーに適切
    ウは○。集中化戦略。ニッチャーの戦略
    エは×。フォロワーは競争優位にはならない
    参照:「ポーターの競争戦略理論」

  3. ポーターは競争の要因として5つあげているが、それに含まれないものはどれか。
     ア 同業他社   イ 新規参入   ウ 顧客(買い手)  エ 経営資源

    【解答】

    正解:エ

    同業他社,売り手,買い手,新規参入,代替製品の5つ
    参照:「ポーターの競争戦略理論」