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IT部門の戦略部門化とアウトソーシング 選択問題


  1. 情報システム部門の変化に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

    • ア 経営環境の激変に対処するために,情報システムを短期間に低コストで構築する必要があり,情報システム部門は優秀なプログラマを多数確保するようになった。
    • イ 経営戦略に合致した情報化を進めるためには,情報システム部門が経営戦略をよく理解している必要がある。そのために,各部門の部長経験者を情報システム部門に集めて戦略部門にすることが多くなってきた。
    • ウ 経営に役立つ情報化を推進するためには,情報化企画立案の分野を経営コンサルタント会社などの専門会社にアウトソーシングすることが多くなった。
    • エ 情報システム部門を戦略部門としての任務に集中させるために,プログラミングやオペレーションなどの日常的な業務をアウトソーシングすることが多くなってきた。

    【解答】

    正解:エ

    アは×。プログラマ増員ではなく、システム開発方法論
    イは×。これでは他部門が困る
    ウは×。企画・計画は自社で
    エは○。
    参照:「IT部門の戦略部門化とアウトソーシング」

  2. 経営におけるITの位置づけがますます重要になるのに伴い,情報システム部門はいかにあるべきかが重要な問題になっている。一般的な状況において,最も適切なものはどれか。

    • ア 経営環境が急激に変化するので,情報システムの改訂を迅速に行う必要がある。そのためには,IT部門のプログラマの人数を増強することが重要である。
    • イ 餅は餅屋である。IT業務の全部を適切なベンダにアウトソーシングするべきである。本業強化のために,情報システム部門全体を解体して,各部門に転出させるのがよい。
    • ウ 情報システム部門の業務のうち,コア・コンピタンスにならない業務はアウトソーシングして,情報システム部門を戦略部門として活用するべきである。
    • エ 業務革新のためには業務をよく知っている者がITを運営するのが適切である。各部門のベテラン担当者だけからなる情報部門にするのが適切である。

    【解答】

    正解:ウ

    アは×。人員増強よりも方法論
    イは×。企画・計画業務は出さない
    ウは○。
    エは×。やはりIT知識も必要
    参照:「IT部門の戦略部門化とアウトソーシング」