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MIS(経営情報システム) 選択問題


  1. MISの概念が提唱された時期について、最も適切なものはどれか。

    • ア 大企業でのコンピュータの本格導入から数年経過して、企業活動の主要な業務がシステム化されるようになった頃である。
    • イ TSSが実用化され、経営者が机の上にある端末を操作して、必要な情報を得られるようになった頃である。
    • ウ 米国では以前から提唱されていたが、日本では漢字出力ができるようになった頃である。
    • エ パソコンがビジネスでも利用されるようになった頃である。

    【解答】

    正解:ア

    アは○。1960年代後半
    イは×。TSSはミニコンを中心に実用化していたが、このような環境になったのは1980年代初頭
    ウは×。日本語出力は1980年代になってから
    エは×。パソコンのビジネス利用は1980年頃から
    参照:「MIS」

  2. MISに関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。

    • ア 企業活動の情報がコンピュータに蓄積されるようになった。これを適切に加工して経営管理者に迅速に提供することにより、適切な統制管理や意思決定ができるというのがMISの主旨である。
    • イ MISが普及すると、経営者と現場の情報伝達の仲介をする中間管理者は不要になるといわれた。
    • ウ MISが幻想であることが認識され、現在でも経営者への情報提供はあまり期待されていない。
    • エ MISが当時実現できなかった主要原因の一つは、当時のコンピュータ技術が未発達であったことである。

    【解答】

    正解:ウ

    アは○。MIS=マネジメント・インフォメーション・システム
    イは○。中間管理職の任務の変化
    ウは×。経営者への情報提供はITの最大目的の一つ
    エは○。英数字と半角カナの紙出力の山。紙屑製造機だと揶揄された。
    参照:「MIS」