サイモンの意思決定問題の区分として,コンピュータと人間の判断をヒューリスティックに組み合わせることにより解を見つけることができる問題のことを何というか。
ア 構造的問題 イ 半構造的問題 ウ 非構造的問題 エ 未構造的問題
・構造的問題:問題もそれを解決するロジックも明確。コンピュータ化可能
・半構造的問題:設問文の通り。これがDSS(意思決定支援システム)に
・非構造的問題:解法もなく繰返しもない戦略的意思決定問題
(未構造的問題という用語はない)
参照:「サイモンの意思決定論」
ITの利用で、サイモンの「半構造的問題」として,適切なものはどれか。
半構造的問題:自動的に解を得る方法はないが、コンピュータと人間の判断をヒューリスティックに組み合わせることにより解を見つけることができる問題→ウ
ORは構造的問題
参照:「サイモンの意思決定論」
サイモンの「探索活動→設計活動→選択活動→検討活動」に関する記述のうち、適切なものはどれか。
アは×。サイモンの理論は「不完全な活動」を前提
イは×。選択の方法については指定していない。不完全なのは当然
ウは×。この「活動」は、意思決定をするまでであり、意思決定後のプロセスは対象にしない
全体のPDCAのうち、Pの部分をさらにPDCAにしたのだと考えよ
エは○。満足性原理
参照:「サイモンの意思決定論」
サイモンの説に関する次の文中の空欄AとBに入れるべき語句の組合せで正しいものはどれか。
「意思決定において,すべての代替案が網羅され,その代替案が実行されたときの状況が完全に予測でき,合理的な方法により比較ができることを前提とした行動を最適化原理といい,そのように行動する人を[ A ]人という。ところが実際の意思決定では,代替案の探索もその評価も不完全な状況において意思決定する[ B ]原理に基づいた行動が行われる。そのように行動する人を経営人という。」
ア A=理論, B=満足化
イ A=理論, B=妥協化
ウ A=経済, B=満足化
エ A=経済, B=妥協化
参照:「サイモンの意思決定論」