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初等中等教育での情報教育方針 選択問題


  1. 初等中等教育でのIT教育関連において、最も早期に実現したものはどれか。
     ア 小中学校で「情報」を教えるようにした。
     イ 高校で「情報」が正課になった。
     ウ 大学での情報教育の教職課程を履修した学生が卒業した。
     エ 全教室でインターネットが利用できる環境になった。

    【解答】

    正解:ア

    ア→イ→ウ→エの順
    参照:「初等中等教育での情報教育方針」

  2. 文部科学省『情報教育の実践と学校の情報化』(2002年)で,初等中等教育における情報教育の3つの基本要素ではないものはどれか。
     ア 情報活用の実践力
     イ 情報の科学的な理解
     ウ 情報社会に参画する態度
     エ 情報倫理に関する理解

    【解答】

    正解:エ

    エは重要な要素であるが、ウに一部となっている。
    参照:「初等中等教育での情報教育方針」

  3. 初等中等教育における情報教育について,最も適切なものはどれか。文部科学省『情報教育の実践と学校の情報化』をベースに判断せよ。

    • ア 「情報活用の実践力」「情報化社会の危険性」「情報社会に参画する態度」の3つを基本要素として,バランスよく育成するべきである。
    • イ 初等中等教育においては興味を持たせることが重要なので,体験を重視し,基礎的理論や手法などは不要である。
    • ウ 将来の高度情報技術者育成が重要なので,情報技術の基礎理論を重視し,情報機器の基本操作の習得に流れるべきではない。
    • エ 情報技術の光の面と影の面を理解させ,どう対処すべきかという心構えを持たせることが大切である。

    【解答】

    正解:エ

    アは×。「情報化社会の危険性」→「情報の科学的な理解」
    イ・ウは×。情報教育とは情報技術の専門家を育成するためのものではないし,情報機器の基本操作の習得のみを目標とするものではない。
    エは○。これが大切なことは明白
    参照:「初等中等教育での情報教育」

  4. 教育基本法改正(2006年)に伴い、中央教育審議会は初等中等教育に関する答申をしたが、情報教育に関する事項で、答申とは異なる内容のものはどれか

    • ア 従来はパソコン操作やインターネット利用などの活用面を偏重していた傾向がある。基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着を図ることを重視すべきである。
    • イ インターネットでの影の部分が顕著になっていることにかんがみ、情報モラルの育成、情報安全等に関する知識の習得などを重視すべきである。
    • ウ 生徒のスキルの段階に応じた改善を図る必要があり、現行の科目構成を見直す必要があると指摘した。
    • エ 学校におけるICT環境整備は諸外国に比べて遅れているので、整備推進が必要である。

    【解答】

    正解:ア

    アは×。活用を重視した教育が重要だと指摘
    イ・ウは○。これらは、その後改正された高等学校学習指導要領で実現されている。
    エは○。
    参照:「初等中等教育での情報教育」