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グローバル化とIT技術者 選択問題


  1. オフショア開発では、国内取引とは異なる考慮が必要である。次のうち、重要な考慮点とはいえないものはどれか。

  2. 【解答】

    正解:エ

    ア~ウは○。仕様を明確に伝えることが必要
    エは×。開発の主な工程はプログラミング。この分野のスキルは日本人技術者と同等あるいはそれ以上だといわれている。
    参照:「グローバル化とIT技術者」

  3. ユーザ企業の海外拠点システムに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

    • ア ユーザ企業の大小に関係なく、現地の日系ベンダを選定するのが一般的である。
    • イ 日系ベンダを選定すれば、海外拠点システムも国内の通常システムも同じなので、本社IT技術者が特に考慮することはないといえる。
    • ウ 現状では、海外拠点システムの多くは本社システムと統合あるいはデータをオンラインで共有するシステムになっている。
    • エ 海外拠点システムは、現在では海外拠点が個別管理しているが、将来的には、本社で統合管理しようとする傾向がある。

    【解答】

    正解:エ

    アは×。ユーザ企業の規模が大きくなるに伴い、「日本国内の日系ベンダ」→「現地の日系ベンダ」→「日系・外資系を特に区分しない」になる傾向
    イは×。要件の取りまとめなどで現地関係者と折衝
    ウは×。全体的には連携していないかオフラインでデータ共有。将来的にはオンライン化へ進む。
    エは○。グローバル戦略の観点から統合化が求められる
    参照:「グローバル化とIT技術者」

  4. オフショア開発の進展により、IT技術者に求められる能力に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

    • ア 外国人とのコミュニケーションが重要なので、語学力が求められる。世界でのビジネス共通語は英語なので、英語に堪能であれば、それ以外の知識スキルは、一般のIT技術者に求められるものとほぼ同じである。
    • イ 現地拠点の法律、文化、商習慣などの違いが問題になるが、それらは現地スタッフが熟知しているので、本社IT技術者としては、それらの知識はなくてもよい。
    • ウ 国際的に広く活用されているIT関連の用語やUMLなどの図式表現を正確に使える知識・スキルが国内開発のときよりも重要になる。
    • エ オフショア開発に関する面倒な事項はブリッジSEが解決するので、ブリッジSEの活用を前提とするならば、特に求められる知識・スキルはないといえる。

    【解答】

    正解:ウ

    ア・イは×。現地スタッフとの文化、商習慣などが異なることが問題
    ウは○。これが不正確だと誤解を生じる。日本人間なら暗黙な理解が得られることが多い。
    エは×。ブリッジSE活用により減少はするが、解消することはない。
    参照:「グローバル化とIT技術者」

  5. IT技術者は、オフショア開発などのグローバル化の進展について、
       仮説A:年齢が若いIT技術者ほどグローバル化を身近に感じている。
       仮説B:企業規模が大きいほど、自分にとって有利だと感じている。
    を検証するためにアンケート調査をしたとする。最もありそうな組合せはどれか。
     ア A・Bともに肯定の結果  イ Aは肯定、Bは逆の結果
     ウ Aは逆、Bは肯定の結果  エ A・Bともに逆の結果

    【解答】

    正解:ウ

    Aは×。若い人のグローバル認識が低いのが問題
    Bは○。対応できる人が多いためか? チャレンジ精神が旺盛なためか?
    参照:「グローバル化とIT技術者」