スタートページ主張一覧書評

(財)地方自治情報センター『LASDEC』2004年7月号掲載

住 太陽 著『SEO 検索エンジン最適化プロジェクト』
ディー・アート,2003年,ISBN4-88648-699-1, \2200
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渡辺隆弘著,『検索にガンガンヒットするホームページの作り方』
翔泳社,2003年、ISBN4-7981-0346-2 \1600
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地方公共団体Webサイトは,住民への情報提供,地域活性化へのPRとして優れた手段であり,既にほとんどの地方公共団体がWebサイトを開設している。
 Webページは,利用者からアクセスされて存在価値が生じるが,利用者はYahoo!やGoogleなどのポータルサイトからキーワード検索により目的のページを探すことが多い。そのとき,検索リストの上位に表示されないと,アクセスされる確率は極度に低下する。
 「○○市役所」をキーワードとしたならば,当然,上位に表示されよう。しかし,地方公共団体のWebページは多様化してきた。単に行政から住民への報知だけでなく,地域活性化のための地域の歴史,観光,特産などの紹介や,公共分野での調査研究発表なども目的とするようになってきた。そのようなページが上位表示されるには,一般的なキーワードでも他サイトよりも検索エンジンにヒットされる必要がある。

検索エンジンにキャッチされ,検索リストの上位に表示されるように工夫することは,Webページ作成の目的達成の面でも,費用対効果の面からも必要である。これらの工夫は,商取引目的のサイトでは重要であり,SEO(Search Engine Optimization)と呼ばれ,そのノウハウ提供をビジネスとしている企業もある。ここで取り上げた2冊は,SEOビジネスの技術担当経営者によるSEO技術の解説書である。
 SEOが注目された当初は,検索エンジンの裏をかくような手段が話題になった。しかし現在では,検索エンジン側の対策が向上しており,そのような手段は通用しないどころか,「検索エンジンスパム」として検索の対象から外してしまうので,逆効果である。コンテンツが優れており他のサイトから多くリンクされているページ,文書作法やHTML文法に従ったページが上位にランクされるのだと説明する。両書ともその主張は共通であり,例えば次のような事項を挙げている。