世界のパソコン市場では米国企業と日本企業が高いシェアをもっている。
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× 米国企業と中国(台湾を含む)企業
パソコンの心臓部であるCPUは、日本は世界で最大のシェアをもっている。
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× 米国のインテルなど
製品としてのパソコンでは日本企業のシェアは小さいが、構成部品の液晶モニタは、日本企業が世界でトップである。
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× 韓国と米国
日本国内での携帯電話の(スマートフォンを除く)過半数は日本企業の製品である。
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○ アップルはスマートフォン。ガラパゴス現象が幸い?
世界の携帯電話(スマートフォンを含む)市場では韓国企業と中国企業が高いシェアをもっている。
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× 中国の進出は急速だが。未だ韓国、フィンランド、米国が主。
日本国内でのスマートフォンの出荷台数は従来型の携帯電話を抜いている。
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パソコンの国内自給率(国内生産/(国内生産+輸入-輸出))は80%程度である。
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× 2005年頃に60%を割った。
製品生産において、国際的に基材→部品→製品のように工程別に分業して行う体制を垂直型国際分業という。製品工程を海外に出しても、基材や部品の輸出が増加する現象もある。
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組込みソフトウエアとは、ハードウエアのパソコンにWindowsのようなソフトウエアをインストールした状態で販売されるソフトウエアのことである。
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×。電子機器等に組み込まれたマイクロプロセッサのソフトウェア。設問はプレインストールという。
日本の電子工業技術は「摺り合わせ技術」が多いといわれている。摺り合わせ技術とは、既存のポピュラーな技術を、自社製品に合わせて部分調整することであり、先行的な技術とは相反するものである。
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×。多数の部品を特定の機器に合致するように改良する技術で、先行技術であることが多い。
日本の携帯電話は、多機能高品質であるが、これは世界での動向とは合致せず、特異な発展をした。それで「ガラパゴス」現象だといわれている。
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製品がある程度普及する段階になると、部品の互換性が求められ標準化が進む。すると、その部品の専業メーカーが出現し、急速なコスト下落になる。それとともに、製品市場が急速に大きくなる。
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日本の電子工業界は「モジュール化技術」では優れているが、「摺り合わせ技術」への対応が遅れてきたのが、世界市場でのシェア低下につながったといわれている。
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×。モジュール化技術と摺り合わせ技術が逆
先行企業がモジュール化の動向に対処するには、その技術の核となる部分はブラックボックスとして、その技術を用いる周辺技術をオープンにする戦略をとるのが有効である。
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