Web教材一覧情報倫理・セキュリティ

オープンリダイレクト攻撃

キーワード

オープンリダイレクト攻撃、リダイレクト


リダイレクト機能

リダイレクト(Redirect)とは、あるWebページへアクセスがあったとき、自動的に別のページへ移動する仕組みです。
 Webページにアクセスすると、
  「移行後のページに移動します。~」
のようなメッセージがあり、新しいWebページが表示されることがあります。
 このように、リダイレクト機能は、Webサイトのリニューアルや一時的なメンテナンスなどで、新しいURLを設定する必要があるときに便利です。さらに、旧WebページでのSEO情報を新Webページに引き継ぐこともできます。

リダイレクトの設定

リダイレクト機能を実装するには、Webブラウザ側で設定する方法と、サーバ側で設定する方法があります。

オープンリダイレクト攻撃

リダイレクト機能は有用な機能ですが、悪意者がlocation.hrefや.htaccessの内容を改ざんすることにより、フィッシングのように悪意のあるWebページに誘導できていまいます。それをオープンリダイレクト攻撃といいます。
(オープンとは、第三者に開かれているという意味、あるいは、他ドメインへの移動ができることだと思いますが、私は知りません。)

フィッシング攻撃との違い

フィッシング攻撃では、電子メールやWebブラウザ画面を開いただけでは誘導されず、利用者が不正にきずく機会があります。それに対して、オープンリダイレクト攻撃ではアクセスした時点で誘導されてしまうので、利用者がが回避する手段がありません。

オープンリダイレクト攻撃対策

このような不正を防ぐには、次のような対処が必要です。すべてWebページ作成者の責任になります。


本シリーズの目次へ