著作権侵害、Webページ、画像、肖像権、引用、フリー素材
Webページを公開する際に,知識がないことや不注意により著作権を侵害する例を列挙します。
インターネットのWebページには,「個人のWebページに使ってよい」というフリー素材が多くあります。そのなかには,私的利用や非営利目的に限ると指定している場合があります。企業などで使うのは,Webページの内容に関係なく営利目的であると解釈されるのが一般的ですし,個人が作成したWebページでも,内容によっては営利目的とされることがありますので,注意が必要です。
また、フリーとはいっても著作権を放棄していることは稀ですので,自分で勝手に変形してはいけません。
なお,PowerPointのクリップボードなど,当初からWebページに使うことも考慮している機能での画像は,特に明記されていなければ,個人の非営利のWebページでは,断らないで自由に使ってもよいと考えられます。
他サイトへのリンクをするとき,そのURLやタイトルの表示を無断で行っても著作権の侵害にはならないというのが,一般的な見解のようです。しかし,リンク先が他人のページであることを明示する必要があるのは当然です。例えば,他者のWebページに移るときは,新しいウインドウを開くようにすると,わかりやすくなります。
なお,Webページのなかの画像だけをリンク先に指定するのは,転用とみなされて著作権の侵害になることがあるので不適切です。少なくとも,それを含むWebページにリンクすべきですし,原作者のスタートページやその付近から容易に該当ページにたどりつけるようなら,なるべく上位のディレクトリをリンク先にするのが適切です。これには,原作者がディレクトリを変更しても,リンク切れにならない効果もあります。