バイオメトリクス(生体)認証、指紋、虹彩、筆跡、パターン・マッチング方式、マニューシャ方式、FRR(本人拒否率)、FAR(他人受入率)
いくつかの測定項目について一致/不一致の個数を求めて本人か否かを判定します。その代表的な方式を指紋照合を例に列挙します。いずれも高度な画像処理技術が応用されています。
生体認証ではアナログデータをセンサでデジタル化するのですから、完全な認証はできません。その精度は、
・FRR(False Rejection Rate、本人拒否率):本人が誤って拒否される割合
・FAR(False Acceptance Rate、他人受入率):他人を誤って受け入れる割合
が指標になります。FRRが大きいいと利用しにくくなり、FARが大きいと「なりすまし」されやすくなります。測定項目を多くすることにより、FRRを小にFARを大にすることができますが、それにはコストが高くなります。