出典: ノークリサーチ「中堅・中小企業のIT活用意思決定に関する調査報告」2011年より作図

IT意思決定者と意識 規模別相違 (注)

対象:年商500億円未満の国内民間企業1000社の経営層および管理職

(左図)「IT活用における基本方針を決める主体は誰か」への回答であるが、システムの内容まで関与しているのか、予算の上限値設定程度の関与なのかは不明。
 企業規模が大きいときは、IT担当部門があるので、経営者は方針程度には関与するが、具体的な事項はその部門に任せるであろう。規模が小さくなるのにつれて、経営層が自ら裁量するようになる。経営者のITへの関心が、IT活用に決定的に影響するようになる。

(右図)ITの利活用が本業にどの程度の影響を与えているか、すなわち、ITの重要性に関する経営者の認識である。
 経営規模が小さくなるのにつれて、重要視されなくなる傾向がある。特に年商5億円未満の小規模企業においては「自社のビジネスとITとの関係を考えたことはない」という回答が突出している。年商5億円がIT活用の境界線になっている。