ネットワーク(主にLAN)に繋がっているコンピュータの電源を遠隔で投入する技術です。
その操作は、管理室のコンピュータからプログラムで自動的に行うことができます。
例えば、次のような場合に用いられます。近年はIoTの普及により、対象機器や用途が拡大しています。
マジックパケットは、FF:FF:FF:FF:FF:FFに続けて起動したい装置のMACアドレスを16回繰り返したデータパターン(AMD Magic Packet Format)をもつパケットです。最初の6個のFFはブロードキャスト信号であり、これを受け取ったネットワークは属するすべてのパソコンに送信、該当するMACアドレスをもつパソコンが起動されます。
該当するパソコンがマジックパケットを受け取り作動する必要があります。それにはパソコンのマザーボード、ネットワークカード、BIOS、オペレーティングシステムなどがすべてWOLに対応している必要があります。
WOLは、外部からの攻撃を受ける危険性があります。マジックパケットは、UDP送出でポート番号は2304です。それで、セキュリティ対策の基本は、2034を異なるポート番号に設定すること、通常はこのポート番号を閉じておくことが必要です。
「ポートマッピング設定」という名称でポート開放ができます。 通例では ポート2304番が