IPA/SEC(情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター)は、組込みソフトウェア産業の国際競争力強化を目的として、その品質向上や開発プロジェクトの円滑化を実現するための手法体系ESxR(Embedded System developmet eXemplar Reference)を策定しています。
現在、ESxRは次の4つの書籍からなっており、これらの総称だといえます。
- ESCR:組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド(C言語版)
品質特性に対応して分類した作法と、それに対応するルール群から構成され、ルール群の中 から必要部分を取捨選択することにより、目的に見合ったコーディング規約を策定できるもの
- ESPR:組込みソフトウェア向け開発プロセスガイド
高品質なソフトウェアを効率的に開発するため、ソフトウェア開発を進める上で必要な作業を開 発プロセスの視点で整理したもの
- ESMR:組込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド(計画書編)
開発プロジェクトを円滑に運営するため、プロジェクトマネジメントのベースとなるプロジェクト計 画を作成するにあたり、基本的な考え方を整理したもの
- ESQR:組込みソフトウェア向け品質作り込みガイド」
ソフトウェアの品質を見える化、数値化して品質をコントロールするための概念、手法、品質目 標及びその参考値、システム障害の程度を客観的に評価するためのスケールなどを提案したもの