BtoBでは、販売目的のサイトとともに調達目的のサイトが活発なことが特徴です。しかし、これらのサイトだけで取引を完結するのではなく、これにより取引先との関係を樹立して、具体的な受発注や決済は、独自のオンラインシステムを用いるほうが一般的です。
- 販売目的のサイト
BtoCでの製品紹介と比較して、仕様説明が詳細なこと、実験データなど関連資料が豊富なことが特徴です。
製品そのものだけでなく、自社の技術、生産設備、納入実績、JISやISO認定など、「何ができるか」を示す内容が豊富です。
- 調達目的のサイト
調達する部品の仕様明細、取引条件などを示して、応札を求めるサイトです。
運営者により、次のように区分できます。
- 大企業による単独サイト
大企業が中心となった取引サイトです。従来の関係会社間での企業間ネットワークが発展したものです。
販売目的に劣らず購買目的のサイトが活発です。
- サイト間連携
同業大企業サイトの間で、互いに情報を交換しあう形態です。競争的立場にある同業者が協力することにより、双方のメリットを追求することはよくあります。
- e-マーケットプレイス
サイト間の連携が発展すると、業界全体で共同のサイトを開設するようになります。自動車業界、電子部品業界、鉄鋼業界など同業メーカーが共同して販売や部品調達のサイトを作り、多くの買い手と売り手が一つのサイトで取引をする形態です。これをe-マーケット・プレイスといいます(BtoCではサイバーモール、電子商店街などといいます)。