国や協会で実施している統計によると、情報サービス業は全産業と比較して、給与は高く、全労働時間は長いことが明確である。
☆
× 明確にそうだとはいえない。
国の統計によると、給与や労働時間に関する全産業との産業別比較では、情報サービス業全体ではあまり大差はないが、職業別比較では、プログラマは、低給与・長時間の結果になっている。
☆
○
JISAの調査によると、情報サービス業のうち、首都圏で事業している独立系の大企業で、情報処理サービスを主にしている企業が高給与だという結果になっている。
☆
× 独立系、情報処理サービスは低給与。
IT技術者間の給与は、企業規模、職種、能力レベルによりかなり異なる。
☆
○
給与や残業に関する調査では、企業を対象にした全数調査と、個人を対象にした任意のアンケート調査とでは、異なる結果になることが多い。
☆
○
IT技術者の残業が多いのは事実であるが、一般的に日本の勤労者は残業が多く、他のプロフェッショナルな職種も同様だといえる。
☆
○
IT業界では転職、中途採用が比較的多いことから、同一学歴・性・年齢であっても職種やスキルレベルによる給与水準格差が大きい。
☆
○
職種では、プロジェクトマネジャーやITサービス(オペレータ)が高収入で、コンサルタントやシステムデベロップメント(プログラマ)が低収入の傾向がある。
☆
× 高:コンサルタント(監査も含む)、ITアーキテクト、プロジェクトマネージャ
低:ソフトウェアデベロップメント(プログラマ)、アプリケーションスペシャリスト(SE)
IT技術者がもつ不満として、給与が低いこと、労働時間が長いことが上位にあるが、満足/不満足で聞くと、双方とも満足/不満足が同数程度である。
☆
○