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IT技術者の勤労観 選択問題


  1. IT技術者の勤労意識に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか(テキストでの統計調査を基にすること)。

    • ア 給与が低いことに不満をもつのは当然だが、絶対額が低いことだけではなく、自分の能力や実績が適切に評価されていないことに不満をもつことが多い。
    • イ 仕事の達成感、顧客の満足に、やりがいを感じている。その機会が多い職種では、残業と不満の関係は(極度に残業が多い場合は除いて)、強い相関があるとはいえない。
    • ウ 昇進・昇格に強い関心をもち、それに適した仕事をしたいと思う傾向が強い。
    • エ 自己の能力・実績の向上意欲が高い。その自己評価が自信でもあり不安である。職場がそれに適していないと不満をもつ。

    【解答】

    正解:ウ

    アは○。
    イは○。仕事に熱心になる→残業が多い→年収が高い関係があるのだろう
    ウは×。昇進・昇格よりも、興味のある仕事、自己向上に役立つ仕事をしたい傾向がある。
    エは○。
    参照:「IT技術者の勤労観」

  2. IT技術者の勤労意識に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか(テキストでの統計調査を基にすること)。
     ア 昇進・昇格志向が強い。
     イ 労働時間が長くなるにつれて「やりがい」が低下する傾向が顕著である。
     ウ 顧客と接することが多い職種ほど、「やりがい」を感じる人が多い傾向がある。
     エ ストレスを感じる最大の要因は「プログラムを書く」ことに起因する。

    【解答】

    正解:ウ

    アは×。年収や仕事には関心が高いが、昇進・昇格には関心が低い
    イは×。むしろ逆。年収との関係、職種との関係
    ウは○。「顧客に喜ばれる」ことを「やりがい」とする比率が高い
    エは×。コストや納期の締め付けが原因のことが多い
    参照:「IT技術者の勤労観」

  3. IT技術者の勤労意識に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか(テキストでの統計調査を基にすること)。
     ア IT技術者は、他職種と比較して、自分の給与が低いと感じている比率が大きい。
     イ ベンダ技術者は、ユーザ技術者よりも「技術の発展についていけない」と感じている比率が大きい。
     ウ 年齢が高くなるにつれて、上流工程を担当する職種に移りたいと感じる比率が高まる。
     エ 情報サービス業界では、35歳以上の社員は10%程度しかいない。

    【解答】

    正解:ウ

    アは×。給与が低いという人は多いが、他職種と比較して多いとはいえない
    イは×。このように感じるのはユーザ技術者に多い
    ウは○。「顧客に喜ばれる」を「やりがい」とする人が多い
    エは×。平均年齢が35歳程度である
    参照:「IT技術者の勤労観」

  4. IT業界でのIT技術者の意識に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか(テキストでの統計調査を基にすること)。
     ア IT技術者の不安要因では、新しいプログラミング言語の続出についていけないことが多い。
     イ IT技術者は、対象となる業務に関する知識が重要だと感じている割合が高い。
     ウ ストレスの多い職場であり、プログラム作成が完全性を要求する仕事であることに起因する。
     エ IT業界では、技術者使い捨ての傾向がある。そのため、正社員の割合が他業種より小さい。

    【解答】

    正解:イ

    アは×。プログラム関係はあまり重視されていない
    イは○。
    ウは×。コスト削減、納期短縮などの要請が原因のことが多い
    エは×。正社員比率が大きい
    参照:「IT技術者の勤労観」

  5. IT業界でのIT技術者に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか(テキストでの統計調査を基にすること)。

    • ア IT業界では、高度IT技術者が必要であるが、その育成に時間がかかるので、中途採用の割合が大きい。採用では学歴が重視される傾向が強い。
    • イ IT業界で高い満足感をもって長く勤続するには、30歳台までに上流工程の職種に移行するころ、高いスキルレベルに達することが適切である。
    • ウ IT技術者が転職したいと思う理由には、現在の職場では、職種への移行、スキルアップの機会が少ないことが理由の場合がかなりある。
    • エ コストダウンや納期短縮などのストレスに耐え、仕事達成や顧客満足に喜びを感じるなど、IT技術者には、メンタル的な適性が求められる。

    【解答】

    正解:ア

    アは×。学歴よりも経験が重視される
    イは○。これが成功の条件になる
    ウは○。イと同じ理由
    エは○。技術的な適性だけではない
    参照:「IT技術者の勤労観」