光ディスクとは、赤色レーザ光により書き込みや読み出しをする外部記憶装置です。ポピュラーな光ディスクにCD-ROM,CD-R,DVDなどがあります。(光ディスク装置の図解)
光ディスクの種類
再生専用型 | 追記型 | 書換え型 |
容量 |
CD-ROM | CD-R | CD-RW CD+RW |
640MB 700MB |
DVD-ROM | DVD-R | DVD-RW DVD+RW DVD-RAM |
片面1層:4.7GB 片面2層:8.5GB 両面1層:9.4GB |
BD-ROM | BD-R | BD-RE |
片面1層:25GB 片面2層:50GB |
- 再生専用型
- 読み出すだけで書き込みはできません。
- 追記型
- 一度だけ書き込めるが,それを書き換えることができません(書き換えるのではなく,以前の場所を読めなくして,新しい場所に書き込むのです)。書換えをしない保存用やバックアップ用に用いられます。
- 書換え型
- フロッピーや磁気ディスクのように,何度も書換えができます。
光ディスクの特徴
- 光ディスクは,磁気の影響を受けないので,他の電子機器の近くに保存することができます。
- 記録形式は、磁気ディスクの記録部分は同心円状になってるのに対して,光ディスクでは1本の線がらせん状になっています。(図解)
- ドライブは、従来はCD-ROM、DVDなど個別の媒体用のドライブでしたが、記録形式が同じなので、現在では、どれでもアクセスできるドライブ(マルチドライブ、コンポドライブなどという)が一般的になっています。
- 転送速度で「12倍速」などの記述があるのは,読み出しでは150kB/秒,書き込みでは75kB/秒をを1倍速(あるいは等倍速)といい,それの12倍という意味です(正確にはディスク回転数)。
ブルーレイディスク
従来の光ディスクでは赤色レーザ光を用いているのの対して、ブルーレイディスクは青紫色半導体レーザーを使用する新世代の光ディスクです。5インチ片面1層25GBで、2層~4層にしたものもあります。大容量であり、TV録画用などにも用いられています。
ブルーレイディスクのパッケージに「ビデオ用」「データ用」と書かれていることがあります。ディスク構造やフォーマットは同じなので互換性がありますが、メーカーは専用のものを使うよう推奨しています。
ブルーレイディスクにも、再生専用型(BR-ROM)、追記型(BD-R)、書換え型(BD-RE)があります。
レーザ光が異なるので、従来のマルチドライブではアクセスできず、ブルーレイディスク専用のドライブが必要です。
その他の記憶装置
- 光磁気ディスク(MO)
- 以前は書き換え型として広く用いられていたのですが、CD-RWやDVDの普及によりあまり使われなくなりました。しかし最近、大容量(2.3GB)になったこと、CDやDVDに比べて、書き換え可能回数が大きく長時間保存の劣化が少ないことから、見直されています。
- 磁気テープ(DAT)
- 昔は汎用コンピュータでの記憶媒体として広く用いられていましたが,現在では大量データのバックアップ用として用いられています。ブロックごとにスタート/ストップできるオープンリール型の磁気テープ装置と,それのできないストリーマがあります。